ガールズ&パンツァー 最終章 エンサイクロペディア

あぁ、陸のフネだっけ? ドンガメみたいな 【台詞】

戦車の隊長だというみほの発言に対する、フリントのひと言。戦車に関心がない故だが、戦車を愛してやまない優花里にはカチンときた模様。というのも、ドンガメ=鈍亀、つまりのろまなものを指すため。船舶科の子が言うことなので転じて足の遅い船のことと思われる。まあ、遅いイメージですよね、戦車。今なら70㎞くらいは出るんですけどねぇ。

青師団高校 【世界】

あおしだんこうこう。スペインと交流がある、和歌山県に母港を持つ学園艦。正式な戦車道科目はないが、有志によるチームで参加している。T―26やBT―5を主力とし、スペインの戦車ヴェルデハIを運用することでも知られる。無限軌道杯出場校のひとつで、夏の第63回戦車道全国高校生大会では一回戦で継続高校に当たって敗北した。無限軌道杯抽選会場では、大洗女子の前列に青師団高校のメンバーが座っていた。胸元が大きく開いた制服がとてもセクシーなので、気になっていた人もいるのでは?

アズミ 【人物】

島田愛里寿率いる大学選抜チームのメンバーで、3人の副隊長のひとり。BC自由学園の卒業生であり、後輩たちの戦いぶりを「ウチの母校は強いのよ。まとまりさえすればね」と評している。エスカレーター組と外部生組、どちらの出身か少し気になる!? 声/飯田友子

安藤 【人物】

ソミュアS35に搭乗する、BC自由学園所属の女生徒。肌がやや浅黒くクセっ毛の「外部生組」生徒で、犬猿の仲であるエスカレーター組(中高一貫組)を「受験戦争も勝ち抜いてない奴ら」と批判する。声/津田美波

烏賊の甲より年の功 【一般】

いかのこうよりとしのこう。ラムが手旗信号で伝えた言葉。意味は「亀の甲より年の功」と同義で、年長者の智慧や経験には敬意を払えということ。とっさに出てきたのがこれ?とも思うが、船舶科は上下関係厳しそうですもんね。

錨結び 【一般】

いかりむすび。その名の通り、錨とロープを結ぶための結び方で、加重方向に引っ張っても解けにくい。小型船舶操縦免許の試験には必ずと言っていいほど出る、基本中の基本のロープワーク。

いなばの白うさぎ作戦 【世界】

無限軌道杯一回戦でBC自由学園の作戦によって橋上で囲まれた際に、みほが提案した作戦。出雲神話に出てくる、いなばの白うさぎが並んだサメ(ワニ)の背中を跳び伝って海を渡ったエピソードにちなんで、サメさんチームのMk.Ⅳを橋の下までのスロープに見立てて窮地を脱出した。

鰯の頭も信心から 【台詞】

鰯(いわし)の頭のような価値のないものでも、信じる心があればよりどころとなるという、やや皮肉めいたことわざ。とはいえ、柊鰯(ひいらぎいわし)のように、鰯の頭は魔除けとして古くから使われていたりもする。

うほっ 【台詞】

英語のくだけた挨拶に「ho」「ahoy」があり、特に後者は海上でよく使われたため、某カリビアンな海賊などのかけ声としてもよく出てくる。これを日本語にすると「うほっ」ってことなのかと思ったら、吉田玲子さん曰く「キャラ付けしようと思ってなんとなく」とのこと。余計な邪推禁止ですぞ。

エスカルゴ定食 【世界】

BC自由学園の学食で提供されるメニューの多くは高級フランス料理で、その象徴がエスカルゴ定食とフォアグラ定食。「外部生」と呼ばれ、庶民を自認する高校からの受験組の口には合わないようで、普通の定食やうどんなどを求めてデモを行っている。ご飯で食べるのはやっぱり無理があると思うんだ……。と思ったら、劇場のパンフレットでなんと大洗パークホテルの洋食料理長が美味しそうに仕上げてくださいました。

エッフェル塔 【一般】

凱旋門と並んでパリを代表する建築物。BC自由学園の敷地内にあり、日傘を差している生徒の後ろにわずかながら足下部分が見える。フランス革命100周年に開催されたパリ万博に合わせて建設された当時世界最大の鉄塔(地上高324メートル)だが、学園内のものも同じ大きさなのかは不明。

江戸無血開城 【一般】

戊辰戦争の初期に、江戸を戦火にさらさないために新政府軍と旧幕府との間で実施された。桃の戦車探しに対して、世代交代と新体制確立の契機になった例として、おりょうが引き合いに出した。

エリカの部屋 【世界】

エリカがまほとネット通話していた部屋は、映画『大脱走』の登場人物ルーガー所長の部屋がモデルになっている。また、艦底まで案内してくれるそど子がぴしっと書類を挟んで直立する姿も同作のシーンがモデルと思われる。

お絵かきボード 【一般】

書いて消してまた書ける、小さい頃に誰もがお世話になった(あ、今もですか?)お絵かき道具。試合中、みほが双方のチームの位置関係を描き込んで全体を把握するのに使っていた。大学選抜チームがタブレットを使っていたのと比べて、みほたちの懐具合がうかがえる。

大洗の海賊のうた 【世界】

BAR どん底でフリントが歌っていた歌。水島監督が「海賊のテーマ曲を作りたい」とのことで、「あんこう音頭」「おいらボコだぜ!」と同じ、作詞・吉田玲子&作曲・水島 努のタッグによる3曲目。

大洗のヨハネスブルグ 【台詞】

ヨハネスブルグは、ネットで一時期話題になった世界一治安が悪い街として知られる南アフリカ共和国の一都市。ただし、治安が悪いのはマフィアなどがいる特定の地域のみで、世界都市にも挙げられるアフリカ有数の大都市である。

オーバル 【一般】

楕円形のレース用コースのこと。自動車やバイクなどのモーターレースでは高速で周回しやすいように内側に傾斜していて、コースアウトしにくくなっている。レオポンチームがARL44との戦闘からEPSを使って離脱する際に駆け抜けた地形がこれを連想させるものだった。ナカジマの話していた栃木県にあるツインリンクもてぎのオーバルコースは、東日本大震災の影響で段差などが生じ、インディーカーなどの高速レースでは使用できなくなってしまった。

お銀(竜巻のお銀) 【人物】

身長167センチ。ハッカパイプを手に、船長服を模した大きなコート、いかついブーツを身につけた姉御肌な大洗女子学園船舶科の生徒。サメさんチームのリーダーで、メンバーからは親分と慕われている。チームメンバーを「言葉は悪いが仲間思いの連中」と評しており、桃のピンチを聞きつけ、大洗女子の戦車道チームに仲間とともに加わる。「鰯の頭も信心だよ。鰯を信じているわけじゃ、ないけどね」といった、自らの言い回しを揶揄するような表現を好んで使う。サメさんチームでは車長を担当。海洋冒険小説『宝島』にはジョン・シルバーという海賊が登場する。声/佐倉綾音

押田 【人物】

お嬢様校であるBC自由学園の「エスカレーター組」リーダー格として、外部生組を「粗野な連中」と見下している感もある女生徒。ARL44に搭乗し、外部生組の安藤とは人目もはばからず反目し合っている。声/安済知佳

凱旋門 【一般】

ナポレオンが建てたことで知られる、シャンゼリゼ通りのシャルル・ド・ゴール広場に立つ高さ50メートルの巨大な門。正式には「エトワール凱旋門」と言う。BC自由学園学園艦の街にも、このパリの名所そっくりな建物が建っていた。

傀儡隊長 【台詞】

かいらいたいちょう。「大洗女子学園の戦車道チームを隊長として率い、見事に優勝した」という肩書きを桃に与えるためだけの名目上の隊長なので、こう言われても仕方なかろう。しかし、必ずしも実力がある人物をトップに据えておけばいい、というものでもない。お飾りだからこそ、各員が奮起して機能する組織もあるのだ。

擱座 【一般】

かくざ。戦車や戦闘車輌が撃破されて動かなくなることを指す。今回は撃破されたわけじゃないが、船では浅瀬に乗り上げて動けなくなる座礁の意味でも使われるので、お銀はMK.Ⅳを船に見立てて、後者の意図で使っていたのかも。

カトラス(生しらす丼のカトラス) 【人物】

大洗女子学園船舶科の生徒。ホワイトブリムとバーテンダー風チョッキ、さらにはミニスカートと、メイドとバーテンダーをミックスしたような格好をしたBAR どん底のマスター。ジト目でやる気なさげな表情とは裏腹に手先は器用。特にシェイカーを振る腕前はなかなかのものである。大洗の名物でもある二つ名のしらす丼は、おそらくBAR どん底の名物。サメさんチームでは砲手を担当。〝カトラス〟は海賊がよく使っている取り回しのいい短めの曲刀のことで、ラテン語で小刀を意味するcultellusが語源。声/七瀬亜深

カリフォルニアロール 【一般】

観戦時にケイが食べていたアメリカ発祥の巻き寿司。具にカニ(カマ)やアボカドが入っていて、海苔を酢飯の内側に巻くのが特徴。外側にはとびこやごまを振りかけることもある。

河嶋 桃 【人物】

『最終章』の影の主役。大洗女子初の不名誉とまで言われる彼女の留年騒ぎ(本当は受かる大学がない)が発端となり……第41回無限軌道杯では、なんと彼女が大洗女子の隊長に。新戦力であるサメさんチーム誕生のきっかけも、桃のこれまでの尽力によるものであった。声/植田佳奈

キャプテンアンボニー 【一般】

BAR どん底にあった瓶(ノンアルコールラム酒?)の銘柄。ラムがみほたちとの勝負に負けたあと、フリント、ムラカミらと詰め寄る際に手にしていた。アン・ボニーは、メアリ・リードとともに活躍したとされる女海賊。ラベルの元ネタはラム酒のキャプテンモルガンと思われる。

キャプテン・キッド 【一般】

お銀があんこうチームを褒めたときの比喩。キャプテン・キッドことウィリアム・キッドに対する「大海賊」というイメージは、実像とかなり異なると言われているが、そこまでの含みを込めた発言には聞こえない。素直な賛辞と受け取るべきだろう。

切りましょうか 【台詞】

華の台詞。このひと言のあと、西部のガンマンのような銃ならぬはさみさばきで有刺鉄線を華麗に切り落とした。西部劇とか任侠ドラマを見ながら練習していたりしたんでしょうか。はさみはいつでも花を生けられるように持ち歩いている模様。

グラン・サッソ襲撃 【軍事】

首相を解任されて幽閉されたムッソリーニをドイツ軍が鮮やかに救出した作戦。桃の戦車探しをエルヴィンがたとえた。歴女たちは「大洗女子の戦車道を盤石に」という桃の言葉から、体制を固めるのに大きな意味を持った出来事を引き合いに出している。

クワイ河橋梁 【一般】

くわいがわきょうりょう。大洗女子が挟撃された橋の形状は『戦場にかける橋』に登場した木橋がモデルになっている。ちなみに、タイ王国には映画のモデルになったクウェー川に架かる橋があり、観光名所にもなっているが、こちらは鉄橋である。

燻製器 【一般】

Mk.Ⅳは哀れ燻製器扱い。先代にあたるMk.Iはエンジンからの排気や大砲の発砲煙で居住性は最悪だったらしいが、Mk.Ⅳでは換気扇などが設置され、改善されていたのに……。

研三 【軍事】

けんさん。第41回無限軌道杯のオープニングで編隊飛行を行った航空機。大戦期の日本で高速飛行の研究を目的に開発された。史実では実機は1機しか製作されていない。

こいつは陸のフネなんでしょ 【台詞】

お銀の台詞。実際、イギリスで最初の戦車が開発されていたとき、後にTankと称される兵器はLandship(陸上軍艦)と呼ばれていた。

国立下総大 【世界】

角谷杏や小山柚子が志望する国立大学。ふたりとも合格は確実視されている。なお、下総(しもふさ)とは廃藩置県が行われる以前の日本の行政区分で、現在の千葉県は房総半島の付け根辺りのこと。大洗は下総の北に面した常陸国に含まれる。

こらぁ! 何しやがる!! 【台詞】

桂利奈が擱座したMk.ⅣをM3リーで押して、ムラカミから怒られた台詞。すっかり戦車道チームになじんでいた彼女たちが、サメさんチームの面々にびくびくするさまはなんとも微笑ましい。ちなみに、この直前で操縦手の桂利奈だけでなく、あゆみも何か操作をしているが、次のカットで主砲でMk.Ⅳを突っつかないように砲身を外側に逃がしていることがわかる。こういう操作をしっかり見せてくれるのは『ガルパン』ならでは。乗り物ファンやメカファンの心をつかんで離さない。

ゴリアテ 【軍事】

大洗女子学園学園艦の下層部をレーダーでサーチしていた小型車輛。第二次大戦でドイツが運用した、爆弾を積んで有線で遠隔操作する使い捨ての無人兵器。〝ゴリアテ〟とは、旧約聖書に出てくる、ダビデに殺される巨人の名前でもある。

真田の戸石城攻め 【軍事】

1551年、武田氏の家臣だった真田幸綱(幸隆)は戸石城を攻略。この功績で得た領地と地位が、真田氏の礎となった。桃の戦車探しに対する左衛門佐のたとえ。

サブマリン・サンドウィッチ 【一般】

棒状のパンで挟むサンドウィッチ。棒状のパンをサブマリン(潜水艦)に見立ててこの名がある。サ○ウェイのサブはこれ。アリサが観戦時に食べていた。

サメさんチーム 【世界】

大洗女子戦車道9番目のチーム。お銀、カトラス、ムラカミ、フリント、ラムの5人から成る船舶科チームで、チームエンブレムはサーベルとフックを持つ、不敵に微笑むツリ目のサメ。搭乗車輌は、BAR どん底からサルベージされたMk.Ⅳ。あれ、どうやって運び出したんでしょうね?

サン・シャモン突撃戦車 【軍事】

第一次大戦時のフランス戦車。ハイブリッド駆動を採用していた。無限軌道杯のシンボルで、ポスターやトロフィーにデザインされている。

ジーン子 【人物】

いかにも「火吹きパフォーマンスが得意そう」なフェイスメイクが印象に残る、ロックでパンクな船舶科生徒。戦車捜索に向かうみほたちをベースを鳴らして威嚇する。

受験戦争も勝ち抜いてない人間に戦いができるか! 【台詞】

優花里のビデオ内で押田と言い争っていた安藤の台詞。ホント、エスカレーター式の付属校だと勉強しない人が多いんですよね。外部受験組からすればハングリー精神に欠ける印象なのかも。

ショルダースルー 【一般】

みほが期せずしてムラカミに放ったプロレス技。相手の勢いを利用して前屈みの態勢から相手を後方へと投げ飛ばす。

新生徒会 【世界】

杏たち3年生の卒業を前に、代替わりを遂げた大洗女子学園生徒会。会長に肝の据わったしっかり者の華、副会長にサポート上手な優花里、広報に親しみやすいキャラクターの沙織という人選は、なかなかに納得できるチョイスかも。学園存続最大の功労者と目されているであろう、みほを盲目的にトップにしない堅実さも良い。

船舶科 【世界】

船舶における工学や通信に関する知識を学び研究する学科で、学園艦の操舵管理も行っている。もともと水産業と不可分な学科のため、水産科とは密接な関係にあると言える。船舶科の学生は船舶の乗組員としての活動が主体となるため、普通科の学生とは学校生活も異なる点が多く、制服も「水火夫服」あるいは「フロック」と呼ばれるセーラー服タイプが多い。大洗女子の船舶科では、アメリカ海軍で現行使用されているものに近い制服が使われている。

阻塞気球 【軍事】

そさいききゅう。主に都市部などへの敵航空機の侵入を妨害するための気球。地上と結んだ金属のケーブルで飛行を妨げる。大洗女子の電光掲示付きバルーンが、この形をしていた。

ソミュアS35 【軍事】

BC自由学園の安藤たちが搭乗する、戦間期に開発された騎兵戦車(フランス特有の分類で、騎兵科で運用される戦車のこと)。47㎜口径の主砲を備える。この時代としては高い水準で走攻守を兼ね備えており、1930年代では最良の戦車と言われることも。ただし、生産コストは高く、整備も難しかった。砲塔上部にハッチがないのも問題点のひとつで、そのため安藤は外部確認や指示出しのとき、わざわざ砲塔後部から身体を出している。

第41回無限軌道杯抽選会場 【世界】

夏の第63回戦車道全国高校生大会のときもそうだったが、無限軌道杯の組み合わせ抽選が行われているのは「さいたまスーパーアリーナ」によく似た会場。コンサートなどでの使用時同様、メインアリーナを使って盛大に行われている。

打倒水産科 【世界】

無法地帯化している大洗女子学園学園艦船底部を根城とする船舶科生徒たちが掲げるスローガン。学園内で長い間続いている水産科と船舶科の対立関係があるらしく、大洗女子学園学園艦船底部通路の落書きなど、あちこちに見られる。

中立高校 【世界】

「永世中立国」スイスに提携校を持つ、長野県の学園艦。甲信地方の学園艦としては山梨県のマジノ女学院と並ぶ存在だが、これまで戦車道の大会には出場していなかった。第41回無限軌道杯の観客席に秋山夫妻やおばあたちとともに中立高校生徒の姿があったので、今後は戦車道活動を活発化させていくのかもしれない。

跳弾 【軍事】

着弾後に跳ねた弾のこと。意外と威力がある。戦場で怖いのは直撃弾だけではないのだ。橋での戦闘でM3リーが跳弾を受けており、こうした描写の細かさは『ガルパン』の魅力のひとつ。

手旗信号 【一般】

声は届かないけど双眼鏡などで視界が届くときに使う連絡手段。主に海上の船舶同士で使われるため、船舶科のラムが使えるのは理にかなっている。ちなみにラムが使ったのはカタカナ五十音に割り振られた和文手旗信号。国際的には欧文手旗信号が用いられる。

トカタ 【人物】

画像左側の女子生徒。生徒会の手が及ばない大洗女子学園学園艦船底部で、好き放題にヒャッハーしている不良生徒。超ロング丈のスカートを着用しており、風紀の悪さを指摘したそど子をさらっていった。

突撃にあらずんば人にあらず 【台詞】

知波単学園、池田の台詞。これは「平家にあらずんば人にあらず」をもじったもので、同校の突撃偏重が如実に表れている。他にも「突撃は三文の徳」「三十六計突撃に如かず」「犬も歩けば突撃にあたる」「論より突撃」「猿も木から突撃」「突撃ぴょこぴょこ(以下略)」「一難去ってまた突撃」「棚から突撃」「花より突撃」「突撃の魂百まで」「寿限無寿限無(こっちも以下略というか、頑張って聞き取ってみてください)」、そして黒板の上には「勇気凛凛」とまで書かれていて、その突撃精神には敬服するのみ。

トラトラトラ 【軍事】

真珠湾攻撃が奇襲で開始されることを伝えた日本の暗号。意味は「ワレ奇襲ニ成功セリ」。大洗女子学園学園艦船底部通路の天井に書かれていた落書きのひとつ。

ドレイク船長 【一般】

イングランドの船乗り、フランシス・ドレイク。スペインに海賊行為を繰り返し、後にイギリス軍人としても活躍した。お銀の台詞に登場。

どれっどのーと 【軍事】

大洗女子学園学園艦船底部通路で、しゃがんでたむろする生徒の近くにあった落書き。ドレッドノートは「怖いもの知らず」の意味で、ソ連側のKV―2の愛称でもある。イギリスの軍艦に受け継がれてきた名前でもあり、特に1906年建造の戦艦は「弩級」という言葉の語源になっている。

納豆国際大 【世界】

コンニャク水産大とともに桃の成績では合格が難しい志望大学のひとつ。納豆の産地として有名な茨城県水戸市にあるのだろう。

七つの海 【一般】

お銀の台詞に登場。全世界の海を表すが、「七つ」の対象は時代や地域により異なる。現在では基本的に、北大西洋、南大西洋、北太平洋、南太平洋、インド洋、北極海、南極海を指す。

ニーダーザクセン大学 【世界】

ドイツ北西部にある大学。黒森峰女学園と交流が深く、同校から戦車道特待生を受け入れている。ニーダーザクセンは地名で、18世紀以降この地域を支配したプロイセン王国と西住流の間にも交流があり、まほの留学先になった。

二式複座戦闘機 屠龍 【軍事】

龍を屠(ほふ)ると書いて「とりゅう」と読む。第41回無限軌道杯の開幕時に、篠川審判が乗る銀河の後ろを飛んでいた茶色の機体。日本の双発戦闘機で、大戦中、さまざまな任務に用いられた。

二三口径六ポンド 【軍事】

大洗女子学園学園艦船底部通路で、ドラム缶の火に当たる生徒の近くにあった落書きのひとつ。第二次大戦の初期にイギリスが開発し、クルセイダーMk.Ⅲなどにも搭載された対戦車砲、オードナンス QF 6ポンド砲のこと。

ノートルダム寺院 【一般】

BC自由学園学園艦の街に建てられている、パリの名所そっくりな建物のひとつ。本物のノートルダム寺院はカトリック教会の大聖堂で、世界遺産にもなっている壮麗なゴシック建造物。学園艦ではミシュランハウスと並ぶように建てられている。

ノール=パ・ド・カレー地域圏 【世界】

現在のフランス北部の観光地、オー=ド=フランス地域圏のこと。古くからの建物が数多く残っていて、世界遺産にもなっているエリア。優花里の偵察時にBC自由学園の面々が口論していた建物は、この地域の建物がモデルになっている。「ダンケルク」もこの地域圏内にある。

ノックアウト方式 【一般】

F1などで採用されている予選方法。予選を数回行い、順位の低いものを振り落としていくため、まぐれで1回上位に入っても次で順位が低ければ予選落ちとなる。そのため、すべての予選で相応の結果を出さなければ決勝に進めない、真の実力が問われる予選方式と言える。

バスティーユの塔 【一般】

優花里の偵察ビデオに映っていたオブジェ。フランス革命で破壊されたバスティーユ牢獄の跡地であるバスティーユ広場に立っている。ただし、塔自体は後の七月革命の記念碑。

パットン 【人物】

第二次大戦で勇名を馳せ、戦後、主力戦車にその名が冠された米国軍人。優花里が、学業成績が悪くても大成した人物の例として挙げた。

ババ 【人物】

画像右側の女子生徒。髪型が特徴的な相棒トカタとともに、そど子をさらった不良生徒。某マッドなカーアクション映画もビックリの治安の悪さ!?

ハバネロクラブ 【世界】

BAR どん底の名物とされるノンアルコールラム酒。名前の通り非常に辛いため、お銀たちが「ショット飲み」勝負に使用している。お銀が「地獄のペッパーラム」と呼んでいるので、サトウキビから造られる醸造酒であるラム酒に香辛料で香りづけを行った「スパイスト・ラム」に近いものなのだろう。名称はキューバ産の有名なラム酒「ハバナ・クラブ」をもじったものと思われる。

パンツァーマイヤーズ 【世界】

BAR どん底に置いてあった瓶に書かれた銘柄。第二次世界大戦のドイツ軍で数々の戦果を挙げ、最年少で将軍の地位まで上り詰めたクルト・マイヤーの愛称でもある。元ネタはラム酒のマイヤーズだろう。

人とのつながりも大切だけど、同じくらい孤独は大切なんだよ 【台詞】

みんなに会いたいと言うアキに対してのミカの台詞。自分を見つめる時間も大事。確たる自分があってこその友人、仲間ということですかね。

ファルサロスの戦い 【軍事】

カエサルによる戦車探しの例えで、紀元前48年に起きた古代ローマの有力者同士の戦い。カエサルがポンペイウスを破り、覇権獲得を確実にした。

プジョー・ヴォーグ 【一般】

BC自由学園内でフランスパンを積んで走っていたフランスのモペッド(いわゆる原付バイク)。

ブラックファルコン号 【一般】

飲み比べのイメージ映像で沈められた船。キャプテン・キッドの船と言われ、いくつか模型が存在するが、模型関連以外のキッドに関する記述では名前を見ることがほぼないという謎が多い存在。

フラン 【一般】

BC自由学園が大洗女子学園を挟撃した際にマリーが食べていた。パイ生地の上に卵と牛乳を混ぜたものとフルーツなどをトッピングしたフランスの素朴な焼き菓子。

フリント(大波のフリント) 【人物】

大洗女子学園船舶科の生徒。戦車内でもカラオケマイクを手放さない。一人称は「あたい」で、腰まで伸ばした長い髪と、ひと昔前のスケバンのような深い切れ込みが入ったロングスカートがトレードマーク。BAR どん底で、みほたちを何とも言えない歌で出迎える。サメさんチームでは操縦手兼通信手を担当。〝フリント〟とは火打ち石のことだが、ここでは海賊がよく使うフリントロック式の銃を指すのだろう。『宝島』の海賊ジョン・シルバーの連れていたオウムの名もフリントである。声/米澤 円

ブレゲーG.11E 【軍事】

優花里がBC自由学園潜入時に乗ったヘリコプター。戦後フランスの実験機で、二重反転式ローター(二組のプロペラを逆方向に回転させて安定させる方式)を備える。

ペタンク 【一般】

20世紀初頭に南フランスで生まれた球技。目標球の近くにブールという金属球を投げて、相手より内側に入った球の個数で得点を競う。「陸上のカーリング」と呼ばれ、ヨーロッパを中心に幅広い年齢層に親しまれている。

ポータブルテレビ 【一般】

第41回無限軌道杯でBC自由学園の到着を待つときに沙織が見ていた小型モニターは、90年代初頭のエプソン製ポータブルテレビがモデルと思われる。同社は1984年、世界初の液晶ポケットカラーテレビを発売している。

ボフォース 40㎜機関砲 【軍事】

第41回無限軌道杯で花火を打ち上げた対空砲。戦間期のスウェーデンで開発された傑作兵器で、陣営を問わず多くの国に輸出され、長く使われた。

マトリョーシカ 【一般】

入れ子構造で知られ、お土産品としても好まれているロシアの民芸品。プラウダ高校学園艦の街中には、これに似た形状の雪だるまが並んでいた。

マリー 【人物】

優雅で可憐……というよりは、どこか無邪気な雰囲気を持つロール髪のお嬢様。BC自由学園チームの隊長であり、大会の抽選会会場でも、フラッグ車決めの場でも、そして試合中の車内でもケーキを食べ続けるほどのケーキ好き。フリル付きの日傘やファー付きの扇子を愛用し、フラッグ車のルノーFTに搭乗する。声/原 由実

マリー・テレーズ 【一般】

ルイ16世とマリー・アントワネットの長女。ルノーFTの砲手の子(砂部)の髪型は、マリー・テレーズの肖像画の髪型がモデルになっている。

ミシュラン 【一般】

ミシュランガイドも発行しているフランスのタイヤメーカー。その社屋であるミシュランハウスを模した建物がBC自由学園の中に見られる。本物のステンドグラスにはマスコットキャラクターのビバンダム(国によってはミシュランマンと呼称される)が描かれている。

未来は明日始まるんじゃないわ。今日、始まるのよ 【台詞】

第41回無限軌道杯への意気込みを語るダージリンの引用。元はローマ教皇ヨハネ・パウロ2世の言葉「The future starts today, not tomorrow.」

無限軌道杯 【世界】

日本戦車道連盟が設立した際に始まった戦車道競技会の名称。第40回大会まで実施されたが中断となり、その後、20年間開催されなかった。しかし、戦車道プロリーグの発足や世界大会招致を見据え、第41回大会が冬季競技会として開催されることになる。

ムラカミ(サルガッソーのムラカミ) 【人物】

伸ばすにまかせたボサボサ髪と肘までまくったセーラー服が、腕っ節に自信ありな様子をうかがわせる大洗女子学園船舶科の生徒。サメさんチームの中では用心棒的な役割らしく、BAR どん底ではみほと乱闘になる場面も。ぶっきらぼうだが付き合いが悪いわけではなく、ウサギさんチームとの初対面では一年生を脅かすラムたちの悪ノリに便乗していた。サメさんチームでは砲手を担当。平安時代から戦国時代にかけて、瀬戸内海では村上水軍と呼ばれる海賊が活躍した。サルガッソーは、北大西洋にある船の墓場と言われた海域。声/大地 葉

モスクワ大学 【一般】

プラウダ高校学園艦の校舎のモデルとなった、モスクワに実在するロシアの名門大学のこと。正式名称はM.V.ロモノーソフ・モスクワ国立総合大学。スターリン様式の高層建築校舎は、高さ240メートルに達する。

モルトケ 【人物】

後にドイツ帝国の盟主となるプロイセン王国で参謀総長を務め、「近代ドイツ陸軍の父」と呼ばれた人物。優花里が桃を元気づけるため引き合いに出したが、成績の悪さを前提にした慰め方だったため、桃をキレさせることに。

モンブラン 【一般】

優花里のビデオ内でマリーが食べていたケーキ。正確にはモン・ブラン・オ・マロン(Mont Blanc aux marrons)で、フランス語で「栗の白い山」を意味する。マリーは「パンがなければ~」を実践しているのか随所でケーキを食べている。

指相撲 【一般】

腕相撲かと思いきや、麻子とカトラスはこれで勝負した。肘が床から離れたらダメとか10カウント押さえ込む必要がある、小指を出したらロープなど細かいローカルルールがある。その可愛らしい体型から忘れがちだが、麻子は頭脳明晰スポーツ万能の非常にハイスペックな子である。加えて、戦車の操縦を通じて指の力も向上した模様。

ヨーソロー 【一般】

航海用語で「直進」を意味する。カタカナで書くと外来語みたいだが、実は日本語。漢字では「宜候」などと書く。英語ではSteadyという。「了解」の意味でも使う。

ライレー ナインファルコン 【一般】

今回の試合観戦に聖グロリアーナ勢が使用したと思われる車輌。第二次大戦以前の設計ながら、ライレー ナインは現在主流のDOHCエンジンに近いツインカムOHVエンジンを採用した先進設計となっている。さらに1933―1935年に生産されたファルコンは、いわゆるサルーンタイプのやや高級なモデル。

ラスコーの洞窟 【一般】

フランスの南西部にある洞窟。中には牛や鹿などの動物を描いた、先史時代の美しい壁画が残されている。大洗女子学園学園艦船底部の通路に、それを模した落書きが描かれていた。

ラム(爆弾低気圧のラム) 【人物】

二つ名の爆弾低気圧……を思わせるもじゃもじゃヘアと、赤ほっぺがチャーミングな大洗女子学園船舶科の生徒。ニヒルなキャラクターが多いサメさんチームの中にあり、最も表情豊かで陽気な性格をしているムードメーカー的な少女で、驚くと「うほっ」と叫ぶクセがある。サメさんチームでは操縦手を担当。〝ラム〟とは、船の船首に取り付けられる突撃用の武装、衝角のこと。声/高森奈津美

ランチア IZM 【軍事】

アンツィオのテント群の後ろにいた装甲車。第一次大戦時のイタリア車で、回転砲塔を備え、当時としては先進的で高火力な車輛だった。

理想の達成を阻むさまざまな障害もまた、私たち自身の中にあるのよ 【台詞】

ダージリンの名言引用、今回の第一弾。元はイギリスの歴史家トーマス・カーライルの言葉「 The Ideal is in thyself, the impediments too is in thyself.」

リヨン大学 【一般】

フランス、リヨンにあるちょっとした街ほどの規模の大学。BC自由学園学園艦には、高校からの外部生組の生徒たちの校舎として、リヨン大学を模した建物がある。しかし、エスカレーター組の豪奢な校舎と比べてコンクリートむき出しのボロボロな校舎で、生徒間対立における受験組の立場を象徴するような建物となっている。

ルーヴル美術館 【一般】

パリにある世界でも有数の国立美術館。世界に名の知れた展示物を集めた博物館でもある。BC自由学園学園艦には、その入口広場に建てられたガラス製のピラミッドとそっくりな建物がある。

ルノーFT 【軍事】

BC自由学園のフラッグ車で、マリーが搭乗する。戦車黎明期の1917年にフランスのルノー社が開発。全方位に回転する砲塔など、後に一般化する構造を初めて採用し、戦車の基本形を確立した。とは言え、旧式ゆえ絶対的な性能には限界があり、BC自由学園があえてフラッグ車に採用した意図は気になるところ。本来の乗員は2名で普通は車長が砲手を務めるが、マリーは指揮(とお菓子)に専念しており、クッションを敷いて砲塔後部に腰かけて3名で乗車している。

ルリジューズ 【一般】

抽選会場でマリーが食べていたフランスのお菓子。フォンダン(砂糖衣)でコーティングした大小のシュークリームを雪だるま風に重ね、クリームで装飾した形から「修道女」を意味するこの名が付けられている。

レコノサンスラップ 【一般】

レコノサンスは確認、偵察の意味。F1ではレース開始前にコースを確認する意味で実際に走行する時間があり、これをレコノサンスラップと呼んでいる。

烈風改 【軍事】

零戦の後継機、烈風の改良型。計画のみで終わったが、某艦船ゲームに登場したこともあってか知名度は高い。大洗女子学園学園艦船底部通路の落書きのひとつ。

レモングレネード 【世界】

BAR どん底に置いてあった瓶に書かれた銘柄。M26手榴弾の愛称でもある。元ネタはラム酒のレモンハートと思われる。

ロウリュ 【一般】

継続高校の面々が入っていたフィンランド式のサウナ。熱い石に水をかけ、その蒸気で発汗をうながす。さらに白樺の若枝を束ねたヴィヒタで、肌を叩き血行を促進させたりもする。

ロスト阻止! 【台詞】

ももがーによる留年阻止の表現。ここでの「ロスト」はキャラクターの完全な喪失を意味するゲーム用語で、由来はRPGの古典『Wizardry』。

ロンメル戦車 【一般】

ヤークトパンターの模型に付けられた名前。「~専用機」みたいに、英雄ロンメルの戦車という触れ込みで売ろうとしたわけだ。実際にヤークトパンターがこの名で呼ばれたわけではない。大洗女子学園学園艦船底部通路にあった落書きのひとつ。

AKIYAMA FILM MBT. 【世界】

もはや恒例となった感がある、秋山優花里による対戦相手校偵察記録映像。優花里が行っている編集も手が込んだものになってきており、BC自由学園のときは、映画の冒頭に表示される製作会社のロゴのような画面まで用意された。「MBT」は「Media & Broadcast Television」あたりの放送局風の名称を、戦車好きの優花里が主力戦車(Main Battle Tank)を意味する略語にあてはめたものと思われる。

AO入試 【一般】

アドミッションズ・オフィス(Admissions Office)入試の略。学校が定める条件に合致することで入学が許可される制度のこと。条件は学校によって異なるが、スポーツ特待生に近い形で運用されることがあり、大学によっては「一芸入試」と呼んでいる場合もある。

ARL 44 【軍事】

BC自由学園の押田たちが用いる重戦車。大戦末期、ドイツの占領から解放されたフランスで開発が進められたが、完成したのは終戦後で、実戦に出ることなく退役した。艦載砲をベースにした90㎜口径の主砲は強力で、火力はBC自由学園の戦車の中で飛び抜けて高い。一方、「純フランス製の戦車」にこだわって旧式の同国戦車の設計が用いられたことなどから、特に駆動部分に多くの問題を抱えており、低速な上に信頼性も低かった。

BA-10 【軍事】

継続メンバーが入っていたサウナの横にあった装甲車。ソ連の車輛だが、冬戦争や独ソ戦で鹵獲されたものがフィンランドやドイツでも使われた。

BAR どん底 【世界】

大洗女子学園学園艦船底部の船舶科区画にある酒場風の店。お銀たちの隠れ家でもあり、バーテンダーをカトラスが務めている。ちなみに店名は有名人が数多く通ったことで知られる新宿三丁目の老舗ダイニングバーと同じ。

BC自由学園 【世界】

マジノ女学院が造ったふたつの学園艦、BC高校と自由学園が艦の老朽化に伴い統合され、岡山に母港を持つひとつの学園艦となったお嬢様学校。両校のチームが統合された比較的規模の大きな戦車道チームを有するが、かつては元の出身学園によるふたつの派閥で、現在は中高一貫のエスカレーター組と高校からの外部生組という二派に分かれてチーム内で対立しており、目立った成績を残していない。夏の第63回戦車道全国高校生大会では、一回戦で聖グロリアーナ女学院に敗退。第41回無限軌道杯では、一回戦で大洗女子と対戦することとなった。ARL 44を主力とし、ルノーFTやソミュアS35を運用。フラッグ車であるルノーFTは隊長のマリー、主力のARL44にはエスカレーター組が搭乗。受験組はソミュアS35を使っている。なお、各隊長車輌のトランプのマークは、フランス軍で部隊マークとして使われていたもの。

BC自由学園学園艦 【世界】

上から見たときに区画がふたつに分かれているのが特徴。綺麗な側がエスカレーター組の区画、汚い側が外部生組の区画と思われる。船のモデルは1927年に就役したフランス初の空母・ベアルン。

BTR-70 【軍事】

プラウダが観戦に用いた車。ソ連で開発され、1979年に始まったアフガニスタンへの軍事介入で初めて実戦投入された八輪の装甲兵員輸送車。

CH-54 【軍事】

クレーンによる運搬機能を備えるアメリカのヘリコプター。ベトナム戦争などで使われた。ナオミの操縦でファイアフライを運んでいる。

DHA! EPA! 【一般】

大洗女子学園学園艦船底部の落書きのひとつ。DHAはドコサヘキサエン酸(Docosahexaenoic acid) 、EPAはエイコサペンタエン酸(Eicosapentaenoic acid)の略語。学習能力の向上や血液がサラサラになるなどの効能を持つサプリメントになっている。

Fw190D-9 【軍事】

大戦期ドイツの戦闘機、Fw190の改良型。先代のA―8までが空冷エンジンだったのに対し、液冷エンジンを搭載する。大洗女子学園学園艦船底部の柱に書かれていた。他にも大戦時のイタリアの航空機である「MC205」や零戦の得意技とされたマニューバー(空中戦闘機動)「左ひねりこみ」など、船舶科の落書きながら航空機のミリタリーネタも多い。

FX-300 ジャッカル 【一般】

ソニーのラテカセ。ラテカセとは、テレビ、ラジオ、テープレコーダーを一体化した往年のAV機器。留年疑惑を伝えるテレビの上に置かれていた機材のひとつがこれと思われる。

Le Chant de l,Oignon 【一般】

ラストでBC自由学園の面々が歌っていた行進曲で、タイトルは「タマネギの歌」という意味。作曲者などは不明だが、ナポレオン軍で歌われていたと言われる。サビの印象的なフレーズは童謡「クラリネットをこわしちゃった」と一致し、同曲の原曲という説も。

LIFE OR DEAD 【世界】

西部劇の手配書などに見かける言葉だが、多分ノリと勢いで大洗女子学園学園艦船底部の壁にも書かれていた。「生死問わず」の意味で、賞金首を生かして捕らえる必要はない場合に書かれる。「DEAD or ALIVE」と意味は同じ。

Marie de vichy 【一般】

第二次大戦のドイツ占領期、ヴィシー政権時代にフランスの首都であったヴィシーの市庁舎。BC自由学園内に似た建物があった。

Mk.Ⅳ 雄型 【軍事】

世界初の実用戦車であるイギリスのMk.Ⅰの改良型。ドイツのA7Vを相手に、史上初の戦車戦を行ったことで知られる。後の戦車と違って回転砲塔を持たず、車体に多数の火器を装備。大砲を備えるタイプが雄型、機関銃のみのタイプが雌型と呼ばれる。大洗女子学園学園艦で燻製室として使われていた個体が、レストアされて無限軌道杯に参加。登場戦車中で最も古い車種ゆえ戦闘力はお察しだが、巨体とその形状を生かして他の戦車の足場になるという驚きの働きを見せる。

M1915/16 400㎜列車榴弾砲 【軍事】

観戦用大型モニターのシャーシ部分のモデル。1915年に開発されたフランスの列車砲で、第二次大戦ではドイツが鹵獲、使用している。

M20装甲車 【軍事】

大戦後期にアメリカで開発され、戦後、日本を含む西側諸国にも供与された汎用装甲車。観戦するサンダースメンバーの後ろに停まっていた。

M24型柄付手榴弾 【軍事】

ドイツで両大戦を通じて使われた手榴弾。イギリス軍からはポテトマッシャー(ジャガイモ潰し器)と呼ばれた。BAR どん底で優花里が準備したのがこれ。手榴弾ではないものに改造されていたと思われるが、使われなかったため詳細は不明。

NKL-16 【軍事】

カチューシャたちが移動に用いていたアエロサン。第二次大戦でソ連が運用した。アエロサンとは、プロペラで進むスノーモービルのこと。

SBD 【軍事】

ドーントレスの愛称で知られる、第二次大戦時アメリカの航空機。SBは偵察爆撃機(Scout Bomber)、Dは開発会社のダグラスを意味する。大洗女子学園学園艦船底部の落書きで通路にしゃがみ込む生徒の後ろに書かれていた。

Sd.kfz 161/3 【軍事】

Ⅳ号戦車の車体に対空機関銃を搭載した対空戦車、メーベルワーゲンの制式番号。大洗女子学園学園艦船底部で、ドラム缶の火に当たる生徒たちの近くに落書きされていた。

The Third Woman 【世界】

大洗女子学園学園艦船底部で、そど子に絡む生徒の後ろにあった落書き。元ネタはおそらく映画『第三の男(The Third Man)』。「地下通路」というキーワードが、この場面と共通する。

TR-512F 【一般】

ジャッカルと同じラテカセで、こちらはナショナル(現パナソニック)の製品。ジャッカルと並んで置かれていたものはおそらくこれ。このシーンに出てくるテレビはブラウン管で、昭和の香りが濃厚。テレビは、右にいくほど古いデザインになっている。

walk the plank 【一般】

船体から伸ばした板の上を目隠しで歩く度胸試しのこと。映画では、たいてい最後は剣で突かれて突き落とされる。もちろん、主人公は剣をかわして反撃に出るのが常。いなばの白うさぎ作戦におけるお銀の台詞に登場する。

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