――『アラビアン・ユートピアン』のMVは、多くの人がイメージする「これぞアラビアン！」な世界が映像化されています。撮影で大変だったことはありますか？
小泉　今までは出演者が私たちふたりきりだったんですけど、今回は8人のダンサーさんに出演していただいて、総勢10人でダンスをしたんです。そのシーンの撮影は、けっこう大変でしたね。
岩田　たしかにテイクをたくさん重ねた気がします。衣装もすごく凝っていて、ギラギラでかわいいんですけれども、そのぶん踊っているときの見え方に気をつけないといけない部分があったりして、そういうところが難しかったですね。

――完成した映像を見ての印象は？
岩田　自分たちが映っていない、風景だけやモノだけのカットでもすごく画になるMVだなと感じました。冒頭、アラビア語風に反転させた「harmoe」の文字が映るところから今までとは雰囲気が違いますし、どの瞬間を切り取っても、どこを一時停止しても美しいなと思えました。
小泉　アラジンと聞いて思い浮かぶものだったり、『アラビアン・ユートピアン』を聞きながら思い浮かぶものが、そのまま具現化された感じに仕上がっているなと思います。反転した「harmoe」の文字は、曲が始まる前から「アラビアンだ！」と思わせてくれるすごいアイデアだと思いますし、最初から最後まで自分でもずっと感動しっぱなしのMVに仕上がっています！

――『アラビアン・ユートピアン』というタイトルに紐づけて、ふたりが「ユートピア」＝「理想郷」を思い描くとしたら、どんな世界になりますか？
小泉　お腹いっぱいにならない世界とか？　私はお菓子が大好きなので、いくらお菓子を食べてもお腹いっぱいになることのない世界で、永遠に食べていたいです（笑）。
岩田　お菓子の成る木とかあったらいいんじゃない？
小泉　最高だね！
岩田　今日も、もえぴ（小泉）のリュックからはお菓子がいっぱい出てきました（笑）。

――お菓子だったらなんでも好きなんですか？
小泉　だいたい好きです。でも、グミとラムネはそんなに（笑）。あ、お腹がいっぱいにならないなら、お菓子だけじゃなくご飯も食べたいな！　私、欲張りですね（笑）。
岩田　ちょっと話が重くなるかもだけど、私はペットが死なない世界がいいな。今、ラテっていう12歳のおばあちゃん犬を飼っているんですけど、一生一緒に暮らしたいので。だから、ペットが不老不死の世界。でも、ペットは不老不死でも飼い主が死んだら、ペットが悲しむかなぁ。
小泉　悲しむよ、それは。だから、ペットが人間と同じくらい長生きする世界がいいんじゃない？
岩田　それがいい！　人間と同じくらいペットの寿命がある世界が理想です！

――『私のヒミツは』に関連して、お互い、相手にまだ話していない秘密などはありますか？
小泉　秘密……何かあるかなぁ。
岩田　私、ないと思います！　そもそも人生経験が少なすぎて、秘密と呼べるほどのことがないというか、むしろ秘密を持ちたいです（笑）。大人って何か秘密を持っているというか、謎めいた女性って素敵じゃない？
小泉　そういうイメージはあるけど、私は別に秘密はいらないかなぁ（笑）。
岩田　私も、もえぴには今後も隠すことはない気がする。
小泉　私は相手がはるちゃん（岩田）に限らず、そんなに隠し事ってないかも。
岩田　前にふたりで温泉に入りながら、深い話をしたり、裸の付き合いをしているからね。なので、すべてをさらけ出している感はあります（笑）。
小泉　今後、もし秘密が生まれても、はるちゃんには言うだろうなと思います！
岩田　お互い、言いたくなっちゃうよね（笑）。

――『Jusmine』の歌詞には「自分らしく変われ」というフレーズがありますが、「自分を変えたい」と思う部分はありますか？
小泉　もっと女子力を上げるというか、美意識を上げたいです。ファッションやメイクにも興味が全然なくて、私の中のもうひとりの自分が「もうちょっと意識してもいいんじゃない……？」と言っています（笑）。
岩田　私は、夜遅く家に帰ってからひと息ついてしまうのをやめて、帰宅したらすぐお風呂に入るようにしたいです。お風呂を出たあとにやることが多いんですよ。髪の毛を乾かすのに時間がかかったり、スキンケアをしっかりやらないと肌荒れしちゃうし。トータルでけっこう時間がかかるのに、なかなか重い腰が上がらなくて。だから帰って「はぁ」とひと息ついてしまう時間をもう少しだけ短くして、すぐに「お風呂入ろう」と思うようにしたいです。
小泉　まずは「はぁ」しないほうが（笑）。
岩田　そうだよねぇ……それが大人だよね（笑）。