TOPICS 2022.02.09 │ 12:00

Liyuu 1stアルバム
『Fo(u)r YuU』フォト&インタビュー②(全3回)

2020年1月にソロアーティストデビューを果たし、『ラブライブ!スーパースター!!』では唐 可可(たん・くぅくぅ)役の声優を務め、Liella!のメンバーとしても活躍しているLiyuuが1stアルバム『Fo(u)r YuU』をリリース。インタビューの第2回では、アルバムで初めてリスナーに届く4曲について、くわしく聞いた。

取材・文/大久保和則 撮影/松本祐亮 ヘアメイク/中井綾香(ViViD) スタイリング/浅野実希 衣装協力/tops: lilLilly TOKYO、onepiese: Manon Tokyo

日本語のラップを歌えるようになるとは思わなかった

――1stアルバム『Fo(u)r YuU』はポップでカラフルでキラキラした一枚に仕上がっていますが、自分の言葉で『Fo(u)r YuU』を表現すると、どんな作品ですか?
Liyuu 昔からの私の雰囲気もいくらかは残っていると思うのですが、これまでには見せたことがないようなLiyuuの一面も入っていて、いろいろな「Liyuu」を感じられる一枚になっていると思います。

――ここからはアルバムで初めて発表する4曲について聞かせてください。まず『めたもるふぉーぜ』ですが、メロディが気持ちよくて個人的にも大好きな曲です。
Liyuu ホントですか!? ありがとうございます! ラップが入っている曲ですね。この曲は全体的にすごくラフでリラックスした雰囲気があり、そこがカッコいいですよね。レコーディングのときは「私はプロのラッパーだ!」と思いながら録ったので、これまでの楽曲とは全然違うものになっていると思います。

――やはり聞きどころはラップでしょうか?
Liyuu そうですね。最初にチャレンジしたラップは『カルペ・ディエム』(2ndシングル)でした。今でも中国語のラップはできないので、日本語のラップでこんなに歌えるようになるとは思ってもいなかったです。やってみると、想像よりも楽しかったですね。

変身できるなら、魔法少女になりたい

――『めたもるふぉーぜ』の元の意味は「変身する(metamorphose)」ですが、Liyuuさんはコスプレイヤーとしても活動しています。やはり変身願望は強いのでしょうか?
Liyuu 強いかもしれないですね。プライベートで「大変身!」みたいなことは最近は少ないのですが、学生のときは友達と会うたびに「前とは違うイメージで会いたいな」という気持ちがありました。今日はこうしたい、明日はこうしたい、みたいな。服を買うときも、最初からイメージを決めるのではなくて、興味がわいたものをどんどん試していくのが好きです。

――ちなみに今、何かに変身できるとしたら?
Liyuu 魔法少女になりたいです。小さい頃からずっとなりたかったんです。こんな魔法が使いたい、というよりは、魔法少女の隣には大抵ちっちゃい生き物がいるじゃないですか、使い魔みたいな。ああいう子が欲しいです!

――あ、自分が魔法で何かをやりたいわけではなく(笑)。
Liyuu そう。ちっちゃい生き物が欲しいんです。そして仲良く過ごしたいです(笑)。

バラードはやっぱり歌っていて落ち着く

――『花鳥風月』は、シンガーソングライターの川嶋あいさんが作詞・作曲したしっとりとしたナンバーですね。
Liyuu バラードですね。歌詞もそうなのですが、メロディがすごく優しい曲です。聞いているだけで癒されます。私の曲では初めてのバラードですけど、昔からバラードは大好きなので、何か新しいチャレンジをするというよりは、もともとある「バラードが好き」という感情を入れて歌いました。中国にも「風花雪月」という言葉があって、日本の「花鳥風月」と意味が一緒なんです。なので、言葉の意味自体は前から知っていましたし、この曲のタイトルを最初に見たときに「美しいな」とあらためて思いました。

――やはり歌うときは壮大な自然の風景を思い浮かべていたのでしょうか?
Liyuu 壮大というよりは、こぢんまりした私の想像の中だけの風景ですが、きれいで優しい風景を思い浮かべました。バラードを歌うのは落ち着きます。本当に好きです。

歌詞が全然頭に入ってこなくて「どうしよう!?」

――『BLUE ROSE』は、ギタリストのReiさんが作詞・作曲を手がけています。
Liyuu この曲の歌詞を最初に読んだとき、「自分と似ているな」と思いました。もちろん、そのまま同じではないのですが、いくつも重なる部分があって。Reiさんとお会いしたときに説明していただいたのですが、私もReiさんも海外から日本に来たので、似ている部分を考えつつこの歌詞を書いたとおっしゃっていました。冒頭の「見慣れた街並みと 住み慣れた部屋に別れを告げる時が来た」というところは、まさに自分と重なりますね。

――逆に、違うのはどの部分でしょうか?
Liyuu 「涙の無駄遣いはしたくないの」という部分ですね。私はけっこう無駄遣いしています(笑)。自分のことをあまりコントロールできなくて、ちょっとしたことでも泣いちゃうんです。ファンの皆さんにはもう知られている気がしますが、自分でも涙もろいほうだと思います。

――『カラフルホライズン』は歌詞もサウンドも、まさにタイトル通りカラフルな印象ですね。でも、この歌詞を歌うのはかなり大変そうです。
Liyuu 大変でした(笑)。今も、まだ乗り越えられていないです。ストーリーはあるけどカタカナが多くて、おぼえるのが大変で……。じつは昨日も、コンサートのために一生懸命おぼえたはずなのに今日になったら何も頭に入っていなくて、「どうしよう!?」って思いました(笑)。endmark

Liyuu
りーゆう 1月9日生まれ。中国・上海出身。2020年1月からスタートしたアーティスト活動と並行し、アニメ『ラブライブ!スーパースター!!』に登場するスクールアイドルグループ・Leilla!のメンバー・唐 可可役を務める。コスプレイヤーとしても活躍し、SNSの総フォロワー数は200万人を誇る。
作品情報

Liyuu『Fo(u)r YuU』

〈発売日〉
2022年02月09日

〈品番〉
LACA-35934/LACA-15934

〈価格〉
初回限定豪華盤/4,950円(税込)(CD+BD+フォトブック)
通常盤/3,300円(税込)(CD)

〈収録曲〉
01.Magic Words
作詞/MC TC 作曲・編曲/TAKU INOUE

02.ルルカワイマ
作詞/児玉雨子 作曲・編曲/5u5h1

03.Endless Vacation
作詞・作曲・編曲/JUVENILE, TeddyLoid

04.めたもるふぉーぜ
作詞/Zinee 作曲・編曲/JUVENILE

05.花鳥風月
作詞・作曲/川嶋あい 編曲/JUVENILE

06.BLUE ROSE
作詞・作曲/Rei 編曲/JUVENILE

7.Ambition
作詞/Teje 作曲・編曲/MEG, Teje

8.カラフルホライズン
作詞/稲葉エミ 作曲/白戸佑輔(Dream Monster) 編曲/アッシュ井上(Dream Monster)

9.カルペ・ディエム
作詞/児玉雨子 作曲・編曲/JUVENILE

10.Reply
作詞/宮嶋淳子 作曲・編曲/amazuti

 

『Liyuu First Concert 2022「Fo(u)r YuU」』
2月11日(金・祝) 開場16:30/開演17:30
会場:パシフィコ横浜国立大ホール