今は、楽しみな気持ちがどんどん増している
――TVアニメ1期と1stライブツアーを完走し、1stアルバムのリリース、そして現在は2ndライブを直前に控えている状況ですが、今の心境は?
岬 1期が終わった直後は、心にちょっと穴があいたような喪失感が強かったです。ツアーも、ほとんど毎週のように皆さんとお会いしていたので、自分の中に当たり前のようにあったものが突然なくなるような感覚でした。だから、どうしても寂しさがありましたね。でも、今は2ndライブとTVアニメ2期に向けて、楽しみな気持ちがどんどん増しています。皆さんも期待してくださっていると思いますし、自分たちも次はどんなLiella!を見せようかなって。
――2ndライブに向けて、今思い描いているのはどんなことでしょう?
岬 ツアーではひとりでステージに立つタイミングで、皆さんがいてくれる心強さと、ひとりだけの心細さという、対照的な気持ちを同時に味わう不思議な体験をしました。今回も、ソロ曲のためにひとりで立つことがあると思うんですけど、今のところは不安のほうが大きくて。だから、いかに皆さんの視線を私ひとりでつかんで離さないように注目させることができるか。私らしさを出すことはもちろん、ちぃちゃん(千砂都)らしさをいかに出せるか、届けられるか……挑戦だなと思っています。
2ndライブでは一緒に飛び跳ねたい!
――そのソロ曲「Flyer’s High」の魅力や注目ポイントを教えてください。
岬 私が担当している嵐 千砂都ちゃんは「元気いっぱい」や「明るい」といったポジティブな言葉がすごく似合うんですけど、「Flyer’s High」もイントロから「ちぃちゃんだ!」と、きっとわかっていただけるポジティブさがあると思います。聴き終わったあとに爽快感を感じられて、前向きになれる曲です。それと、ライブではダンスにもぜひ注目していただけたら。ところどころ、私が「こういうのどうかな?」と思った動きを取り入れてもらっているんです。ライブで一緒に盛り上がれる曲ですし、心の中でも気持ちが一緒に上がるような曲だなと思っています。
――「Flyer’s High」というタイトルに関連して、岬さんが「ハイになること」って何かありますか?
岬 自分が好きなことについて話し出すと饒舌になるというか、早口になります(笑)。好きなものに対しては、誰よりも話してしまう。そこがいちばん「ハイになること」じゃないかなと思います。これからも自信を持って、胸を張ってオタクでいたいです!(笑)
対照的だから素敵だった幼なじみの物語
――TVアニメ2期の話題の前に1期を振り返りたいのですが、後半では第11話が千砂都にとっても重要なエピソードでした。
岬 一度は乗り越えられたと思ったかのんちゃんの過去がもう一度フォーカスされるので、「物語は進んでいるのに、また昔の話に戻るんだな」と衝撃を受けた記憶があります。第6話ではちぃちゃんの過去にかのんちゃんが寄り添ってくれたのですが、今度はちぃちゃんがかのんちゃんの背中を押すのが第11話です。
――他のメンバーが心配するなかで、千砂都だけは「きっと大丈夫」とかのんを信じていたのが印象的でした。
岬 第6話の出来事がなければ、ちぃちゃんでもあんな風に自信を持ってかのんちゃんの背中を押すことはできなかったんじゃないかと思います。最後まで信じ続けていたからこそ、講堂でかのんちゃんが歌っていたラストのシーンでも、ちぃちゃんだけは不安げな表情をしていないんですよね。第6話と第11話を続けて見ると、ふたりの関係がよりはっきりとわかっていただけるんじゃないかなと思います。対照的な背中の押し方なので、お互いの性格の違いも見えつつ、やっぱり幼なじみって素敵だなと思える物語になっていると思います。私には幼なじみがいなかったので、あんな関係性の友達が近くにいるってすごく素敵だなとあらためて感じました。
みんなが見ていた世界が、これからどう広がっていくのか
――そんな流れを受けて、これからやってくる2期をどのように待っていますか?
岬 1期が始まる前は、目の前に真っ白なキャンバスがある感覚でした。でも、今はすでに私たちの物語が描かれたキャンバスに、どんな要素が描き加えられるのか、すごく楽しみです。第12話の終わりでスクリーンを見るみんなの表情が、私はすごく心に残っていて。斜め上のスクリーンを見ているんだけど、その向こうにこれから先の未来を見ているのかなって。みんなの見ていた世界が2期でどんな風に広がっていくのか、私も楽しみですし、皆さんも楽しみにしていただけたらと思います。
――何が待ち受けているんでしょうね。
岬 どうなるんでしょう? 私にもまだわからないんですよね。でも、びっくりする要素は確実にあると思うんですよ。みんなが成長している姿を見たいけど、でも、みんならしくそのままでいてほしいなって気持ちもあります。キャストのひとりとしても、ファンのひとりとしても。どんなことが起きても、みんなが笑顔でいてくれたらいいなって。みんなが笑顔でいてくれたら、私も幸せです。
- 岬 なこ
- みさきなこ 3月8日生まれ。ホーリーピーク所属。『ラブライブ!スーパースター!!』の嵐 千砂都役で声優としてデビューを果たす。趣味はお菓子作りとラーメンの食べ歩き、切り絵。特技はダンス。
Liella! 1stアルバム『What a Wonderful Dream!!』
品番/LACA-15940(オリジナル盤) LACA-15941(フォト盤)
価格/3,300円(税込)
好評発売中!
〈収録曲〉
01.START!! True dreams
歌/Liella! 作詞/畑 亜貴 作曲/小幡康裕 編曲/山下洋介
02.What a Wonderful Dream!!
歌/Liella! 作詞/宮嶋淳子 作曲/フワリ 編曲/兼松 衆
03.水色のSunday
歌/唐 可可(CV.Liyuu) 作詞/宮嶋淳子 作曲・編曲/宮野弦士
04.Flyer’s High
歌/嵐 千砂都(CV.岬 なこ) 作詞/宮嶋淳子 作曲/久保田真悟(Jazzin’park)、栗原 暁(Jazzin’park)編曲/久保田真悟(Jazzin’park)
05.みてろ!
歌/平安名すみれ(CV.ペイトン尚未) 作詞/宮嶋淳子 作曲・編曲/家原正樹 管編曲/森 悠也
06.始まりは君の空
歌/Liella! 作詞/畑 亜貴 作曲・編曲/兼松 衆
07.微熱のワルツ
歌/葉月 恋(CV.青山なぎさ) 作詞/宮嶋淳子 作曲・編曲/カワイヒデヒロ
08.青空を待ってる
歌/澁谷かのん(CV.伊達さゆり) 作詞/宮嶋淳子 作曲/ヒロキ(リリィ、さよなら。) 編曲/斎木達彦
09.未来は風のように
歌/Liella! 作詞/畑 亜貴 作曲/山田智和 編曲/久保田真悟(Jazzin’park) 弦編曲/兼松 衆
10.ユニゾン
歌/Liella! 作詞/宮嶋淳子 作曲/小久保祐希、石黑 剛 編曲/石黑 剛
『ラブライブ!スーパースター!! Liella! 2nd LoveLive! ~What a Wonderful Dream!!~』
<横浜公演>
Day1: 3月12日(土) 開場17:00/開演18:00
Day2: 3月13日(日) 開場15:00/開演16:00
会場:ぴあアリーナMM
<名古屋公演>
Day1: 4月2日(土) 開場17:00/開演18:00
Day2: 4月3日(日) 開場15:00/開演16:00
会場:日本ガイシホール
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