――皆さんはAve Mujicaに参加するまで、いつかバンド活動をすると考えたことはありましたか？
渡瀬　思ってもいなかったですね。
高尾　私は声優になる前にピアニストを目指してコンクールに出ていたので、いつか特技としてピアノの腕を活かせたらと思っていたんです。でも、こうやってバンドを組むとは思っていなかったですね。
岡田　業務提携でお世話になっている事務所の先輩方に『BanG Dream!』キャストの方がいらっしゃるので、いつか私も同じ舞台に立てるのかなと考えたこともあったんです。でも、自分は何も楽器をやってこなかったので、あるとき一念発起してベースを始めて。そうしたら、数カ月後に本作のお話をいただけて、とてもうれしかったですね。
佐々木　私はソロで歌手活動をしてきたので、バンドというものに憧れを抱いていたんですよ。なので、本作のオーディションのお話が来たときには「絶対勝ち取りたい！」という気持ちで臨みました。
米澤　私はもともとバンド活動をしていたんですけど、このメンバーと関わるようになったからこそ、今までのバンドとは異なるコミュニケーションの取り方ができるようになった気がしています。本当にこのメンバーに出会えてよかったです！

――Ave Mujicaは仮面を被ったバンドとして、『BanG Dream!』シリーズでも異色の存在感を放っています。実際のライブでも皆さんは仮面をつけて活動していますが、その設定を聞いた際の心境はいかがでしたか？
高尾　仮面をつけることによって、普段の声優活動とはまた違った自分になれる気がしました。
渡瀬　顔が見えないことで、逆に印象を付けられますからね。こういった活動をしておいて言うのもなんですけど、そもそも私は顔を出すのが苦手なので……。今でこそ写真撮影にも慣れてきたんですけど、歌ったり踊ったりするときに表情にまで気を使えないんですよ。
佐々木・岡田　そういう一生懸命なところが好き。
高尾　そこも素敵なところだよ！
米澤　カッコいいよ！
渡瀬　……こういうメンバーなんですけど（笑）。仮面をつけていると、表情を意識しなくてよくなるので、そこは安心して活動ができています。
岡田　私は実質黒マスクのような形なので、デザインが送られてきたときちょっと驚きましたね。他のメンバーはかなり顔が隠れていますけど、私は口元が隠されているだけなので、0th LIVEのとき、すでに私だって気付かれたファンの方もいらっしゃったんですよ。
佐々木　私も声でバレちゃってたなぁ（笑）。
渡瀬　私はバレにくかった組かも。でも、私も事務所の先輩方に『BanG Dream!』シリーズへ出ている方が多いので、「渡瀬なんじゃないの？」という予想は立っていました気がします（笑）。