太陽に仕える12人の星娘たち

Cover Artカバーアート

太陽に仕える12人の星娘たち

Febriのカバーアートは、2023年4月からイラストレーター LAM さんによる1年間のコンセプト連載「太陽に仕える12人の星娘たち」がスタート。 太陽系をモチーフに、あたかも太陽に仕えるがごとく、そのまわりを巡る星たちのビジュアルイメージをお届けしています。

第10回目は過去には太陽系第9惑星として名を馳せ、2006年に準惑星に再分類された冥王星です。サイズが小さく惑星の定義に当てはまらないという理由で「準」を付けられてしまった、なんだか可哀そうな天体です。
冥王星はギリシア神話のハデスを意味する「プルート」という名前で呼ばれ、直径が冥王星の半分以上ある大きな衛星を有しています。その衛星は冥府の川の渡し守にちなんで「カロン」と命名されました。
ふたつの天体の大きさが近いことから「二重惑星」とみなされることもある冥王星に「冥界の双子の姫」のイメージが湧きました。死と再生を司る美しい姉妹です。
白と黒の少女はどちらが冥王星でどちらがカロンなのかは、皆様のご想像にお任せします。(LAM)

  • ©LAM/一迅社