出会ってから約1年、他の3人に思うこと
――他のキャスト3人について、初対面から変わったと感じる部分はありますか?
伊達 りーちゃん(Liyuu)は上海からやって来て、みんなよりも少し遅れての合流だったのですが、その頃からあまり変わらない印象かなぁ……最初から積極的に私たちとコミュニケーションを取ろうとしてくれていたので、それに応えようという思いがあったし、誰よりも「みんなと仲良くなりたい」と言い続けてくれていた子でした。
岬 むしろ、最初から素を出してくれていたのは彼女だけだった気がします。出会ってすぐはどこかみんな自分を出せずにいたなかで、彼女だけは違っていて、それがすごくありがたかったです。おかげで一気にみんなの絆が深まったように感じました。
伊達 ペイトン(尚未)ちゃんとは、じつはオーディション会場で会っていて、そのときに彼女が私に「おはようございます」と声をかけてくれて、それが記憶にすごく残っていたんです。優しくて真面目そうだなという印象は今も変わらないですね。キャストの中で最年少だということを全然感じさせないくらい、努力家で気遣いができる子なんです。おかげで私がいちばん歳下なんじゃないかと間違われるんですけど(笑)、彼女のそういうところをちゃんと見習わなきゃと思っています。アイドルとしての理想像が彼女にはあって、それに向かってまっすぐ進んでいる姿がすごいなと思います。
――青山なぎささんについてはいかがですか?
岬 私がオーディションに合格したときに「同じ年齢の子がいる」ということだけは聞いていたんです。それでなぎちゃん(青山)に初めて会ったときに「同い歳とは思えないくらい大人びた子だな、どうやって接していけばいいんだろう」と思ったことをおぼえています。みんなとも仲良くなりたいと思いつつ、なぎちゃんとは同い歳としての親近感をもって接しているうちに、なんでも気兼ねなく話せるようになれました。いちばんの相談相手として頼りにしているし、なぎちゃんも私のことを「お姉さんだと思っている」と言ってくれます。「お姉さんっぽい」という印象は今でも変わっていないのですが、いろいろと面白いことを言ったり、はっちゃけてくれたりするのを見て「こんなに接しやすい子だったんだ」と感じるのは最初から変わった部分ですね。
『ラブライブ!スーパースター!!』の幼なじみ像
――ラブライブ!シリーズでは過去の作品にも「幼なじみ」が登場していましたが、『ラブライブ!スーパースター!!』で自身がその「幼なじみ」のメンバーを担当することになって、どのように思いましたか?
伊達 かのんちゃんと千砂都ちゃんにはきっと何かがあるんだろうな、と思いました。何かがあるから高校生になってもずっと一緒にいるわけで、どんなエピソードがあるんだろう、と物語が始まるまで気になっていました。私にも保育園から小学校まで一緒だった幼なじみがいたのですが、私もその子のことを「ちぃちゃん」と呼んでいたんです。かのんが千砂都のことを「ちぃちゃん」と呼ぶことを知ったときは「こんな偶然あるんだ!?」とびっくりしました。私の幼なじみの「ちぃちゃん」と、こちらの「ちぃちゃん」(千砂都)は似ているところがあって、ふたりともひとりでいるのが好きなんです。それで私が「遊ぼうよ」と声をかけて、ずっとふたりで遊んでいて、親同士も仲良しでした。だから、幼い頃の思い出のシーンは、当時の気持ちをそのままかのんちゃんに乗せていました。
――スタッフの方がひそかに調べた……とかはないですよね?
伊達 違うと思います、たぶん(笑)。話したことないはず!
岬 さゆりんはそういうのが多いよね。……本物のかのんちゃんなの?
伊達 いえ、伊達です(笑)。
――(笑)。岬さんはいかがでしたか?
岬 ラブライブ!シリーズでの「幼なじみの尊さ」みたいな感情はずっといちファンとして持っていたのですが、私には幼なじみのような存在がいなくて。千砂都を担当することになって「どうしたらいんだろう?」という迷いが最初はありました。ただ、物語が進んでいくにつれて、私自身に幼なじみがいないからこそ、とても新鮮な気持ちで「ちぃちゃんとかのんちゃん」が築いてきた気持ちや関係性を受け入れられた気がします。すごくシンプルな言葉ですが、「好きだなぁ」と思いました。
――千砂都は、幼なじみへの思いの深さに気づいていないように見えますよね。
岬 とくに最初のほうのお話では、かのんちゃんたちにすごく協力的だけど、つねに距離を保とうとするんですよね。客観的にみんなのやろうとしていることを見ながらアドバイスを送るようなシーンがわりと多くて。視聴者の方からも「ちぃちゃんってサバサバしてる?」というコメントをいただいていました。それが第6話で幼い頃がクローズアップされた時点で「あっ……」みたいな(笑)。誰よりもかのんちゃんのことを知っているからこその距離感みたいなものがちぃちゃんの中にはあったんじゃないかな、と思っています。
- 伊達さゆり
- だてさゆり 宮城県出身。Apollo Bay所属。『ラブライブ!スーパースター!!』一般公募オーディションを経て、澁谷かのん役で声優デビューを果たす。
- 岬 なこ
- みさきなこ 兵庫県出身。ホーリーピーク所属。本作『ラブライブ!スーパースター!!』の嵐 千砂都役で声優デビュー。
『ラブライブ!スーパースター!!』
TVアニメBlu-ray 1巻 好評発売中!
『ラブライブ!スーパースター!! Liella! First LoveLive! Tour ~Starlines~』
<群馬公演>
Day1: 2021年10月30日(土) 開場16:30 / 開演17:30
Day2: 2021年10月31日(日) 開場14:30 / 開演15:30
会場: ベイシア文化ホール 大ホール
<岡山公演>
Day1: 2021年11月6日(土) 開場16:30 / 開演17:30
Day2: 2021年11月7日(日) 開場14:30 / 開演15:30
会場: 倉敷市民会館
<北海道公演>
Day1: 2021年11月14日(日) 開場16:30 / 開演17:30
Day2: 2021年11月15日(月) 開場14:30 / 開演15:30
会場: まなみーる岩見沢市民会館 大ホール
<大阪公演>
Day1: 2021年11月20日(土) 開場16:30 / 開演17:30
Day2: 2021年11月21日(日) 開場14:30 / 開演15:30
会場: オリックス劇場
<東京公演>
Day1: 2021年11月25日(木) 開場17:00 / 開演18:00
Day2: 2021年11月26日(金) 開場17:00 / 開演18:00
会場: LINE CUBE SHIBUYA
<福岡公演>
Day1: 2021年12月4日(土) 開場16:30 / 開演17:30
Day2: 2021年12月5日(日) 開場14:30 / 開演15:30
会場: 北九州ソレイユホール
<愛知公演>
Day1: 2021年12月11日(土) 開場16:30 / 開演17:30
Day2: 2021年12月12日(日) 開場14:30 / 開演15:30
会場: 日本特殊陶業市民会館フォレストホール
<千葉公演>
Day1: 2021年12月17日(金) 開場17:00 / 開演18:00
Day2: 2021年12月18日(土) 開場14:30 / 開演15:30
会場: 森のホール21
<福井公演>
Day1: 2021年12月25日(土) 開場16:30 / 開演17:30
Day2: 2021年12月26日(日) 開場14:30 / 開演15:30
会場: フェニックス・プラザ 大ホール
<宮城公演>
Day1: 2022年1月8日(土) 開場16:30 / 開演17:30
Day2: 2022年1月9日(日) 開場14:30 / 開演15:30
会場: 仙台サンプラザホール
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