TOPICS 2022.07.19 │ 12:00

10年分の感謝を込めて!
『劇場版アイカツプラネット!』キャスト座談会①

『アイカツ!シリーズ』10周年となる2022年、シリーズ最新作『劇場版アイカツプラネット!』がついに公開された。実写とアニメが融合した新しいドラマとして話題になった『アイカツプラネット!』の劇場版は、ファンへの「感謝」がテーマとなっている。ここでは作品を支える音羽舞桜・ハナ役の伊達花彩、陽明咲・ローズ役の宇野愛海、月城愛弓・キューピット役の瑞季、栗六杏・アン役のエイミーのメインキャスト4名に、作品への思いや撮影の裏話などをインタビューした。

取材・文/斉藤優己(パワフルプロダクション) 撮影/大庭 元

※本記事には物語の核心に触れる部分がございますので、ご注意ください。

『アイカツ!シリーズ』らしい物語に感激

――『劇場版アイカツプラネット!(以下、劇場版)』の制作が発表されたときは、どのような気持ちでしたか?
伊達 発表されたのは、私が登壇した2021年10月の「サンライズフェスティバル2021 REGENERATION」というイベント内だったんですけど、私は事前に何も聞いていなくて、本当にサプライズだったんですよ。あまりに驚きすぎて、思わず泣きそうになっちゃいました。当日は私のお母さんも客席にいたんですけど、お母さんは泣いちゃっていました。
宇野 私も驚きましたけど、それ以上にまた『アイカツプラネット!』の世界に入れることがすごくうれしかったことをおぼえています。

瑞季 TVシリーズを撮影していたのがだいぶ前で、それからけっこう時間が空いていたので、まさか劇場版があるなんて思っていませんでした。うれしいサプライズでしたね。
エイミー 私もうれしかったです。TVシリーズのときは「もっとこうしたらよかった」と、あとから思う部分がたくさんありました。「もっと演技がうまくなりたい!」と思っていたので、劇場版でレベルアップした自分を見せられるよう頑張りました!
伊達 頑張ってた!(笑) TVシリーズの撮影が終わってからは、キャストみんなで揃う機会があまりなかったので、「またみんなに会える」というのも『劇場版』の楽しみでした。

宇野 シナリオもすごくハートフルだったので、撮影が楽しみでしたね。ファンの皆さんに感謝を伝えるための企画をみんなで作るって、いい話ですよね。
瑞季 舞桜(まお)の「みんなに感謝を伝えたい!」という思いつきにみんなが「いいね!」って乗っかって、どんどん話が大きくなっていくストーリーはすごく『アイカツ!シリーズ』らしいなと思いました。私たちも舞桜たちの成長がうれしかったですし、ファンの皆さんにとってもきっと感慨深いストーリーになっているんじゃないかなと思います。

『劇場版』の撮影&アフレコの手応えは……?

――撮影やアフレコのときは、どんなことを感じていましたか?
瑞季 実写パートの撮影は、個人的にはブランクのせいで最初は苦労しました。「キューピット」ではない「月城愛弓」ってどんな感じだったっけ?と思い出すところから始まりました。
宇野 たしかにアフレコは『データカードダス アイカツプラネット!』やWeb番組『ミラーイン☆ラボ』内の「Bloomy*Cafe」で定期的にやっているから、「ローズ」は頻繁に演じる機会があるんですよね。でも、実写パートの撮影は本当に久しぶりでした。
伊達 私も「音羽舞桜」の演技感を取り戻すほうが苦労しました。
瑞季 あと、TVシリーズの撮影はまだみんな出会って間もない頃だったので、やり取りにちょっと初々しさがあったんですよね。今はいろいろなことを経てお互いのことがわかってきたので、『劇場版』の撮影はいい意味でゆるい雰囲気になっていたと思います。
宇野 TVシリーズのときはみんな緊張していたけど、『劇場版』では余裕が出てきていた気がします。とくに(伊達)花彩とエイミーは、すごく成長したなって感じました。
瑞季 私も映像を見たときに「顔つきが違うな」って思った!
伊達 TVシリーズのときとは前髪が変わっているから雰囲気が違うように見えているのかな?と思うんですけど、映像を見ると思ったよりも大人びて見えることもあるので、自分でもびっくりしています。

エイミー 私はそんなに成長したという自覚はなかったんですけど、映画の現場が終わってみると、TVシリーズのときの撮影よりもいい演技ができたかなと思っています。
伊達 私もそうかもしれない。以前はセリフをおぼえるだけで精いっぱいでしたけど、『劇場版』ではセリフの意味をしっかり考えながら演じられるようになったと自分では思っています。
宇野 ふたりともすばらしい!
瑞季 さすが若いふたりだけあって成長が早いね(笑)。

TVシリーズの頃からの念願だった2組のユニット

――今回はハナとローズが「プロミスブーケ」、キューピットとアンが「ラブリーマロン」というユニットを組むストーリーでした。それぞれのユニットについての印象は?
宇野 以前からハナとふたりで歌う機会はありましたけど、「王道アイドル」感のある組み合わせだと思っていたんですよね。だから、今回の「プロミスブーケ」が曲もドレスも全体的に大人っぽい路線だったので、そこは驚きました。でも、ハナらしいキュートさも残っていて、いいとこ取りのユニットでしたね。
伊達 今回登場したドレシアの「ミスティカルケリュネイア」がすごく神秘的で、ドレスもハナがあまり着ないタイプの素敵なものでした。ハナの新たな一面が見られた気がします。
瑞季 ハナとローズはTVシリーズでは「プラネットプリンセスグランプリ」の決勝で戦ったライバルですし、新旧のハナでもあるから、そのふたりがユニットを組むというのは熱いドラマを感じました。

エイミー でも、ドラマという意味では「ラブリーマロン」も負けていないと思います。もともとアンとキューピットはTVシリーズのときからユニットを組もうと言っていたので、やっとその姿を見せることができてうれしかったです。
瑞季 たしかにTVシリーズを撮影していたときは本当にユニットを組めるかわからなかったから、『劇場版』でこうしてお披露目できたのは感慨深かったですね。いつもは大人っぽいキューピットだけど、アンと組んだときはかわいらしい表情をいっぱい見せてくれる。それがすごくユニットならでは、だと思いました。
宇野 アンとキューピットって「かわいい」の方向性が真逆だと思うんですよね。そんなふたりが組んだことで大人っぽくもスイートな感じにも振れるようになっていたので、「ラブリーマロン」もいいユニットだと思いました!endmark

伊達花彩
だてかあや 3月21日生まれ。宮城県出身。スターダストプロモーション仙台営業所所属。アイドルグループ「いぎなり東北産」のメンバーとして活躍中。キャッチコピーは「肉米大好き伊達花彩」。
宇野愛海
うのなるみ 3月19日生まれ。栃木県出身、スターダストプロモーション制作3部所属。映画『歩けない僕らは』(宮下遥役)、日本マクドナルド株式会社CM『バイトインタビュー「週イチ2時間からOK」篇』などに出演。趣味は映画鑑賞、読書、フィルムカメラ。
瑞季
みずき 2月27日。神奈川県出身。スターダストプロモーション芸能3部所属。ドラマ『頭取 野崎修平』(野崎枝理花役)、FujifilmWEBドラマ『プリントデイズ』(佐島真波役)などに出演。趣味はアニメ鑑賞。
エイミー
10月21日生まれ。群馬県出身。スターダストプロモーションSTARDUST PLANET所属。恋愛リアリティ番組『今日、好きになりました。皐月編』などに出演。趣味はジェルネイル作り、料理。
作品情報

『劇場版アイカツプラネット!』『アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~』
全国⼤ヒット上映中︕

  • ©2022 BNP/AIKATSU PLANET THE MOVIE
  • ©BNP/AIKATSU 10TH STORY