ユニットを組んだことで見えた新境地
――『劇場版』ではハナとローズの「Tick×Tackノスタルジア」、キューピットとアンの「パラレラワールド」というふたつの楽曲のステージシーンがありました。それぞれの印象を教えてください。
宇野 以前にハナとローズで歌った「ファンタジっくイマジネーション」はまさに王道アイドルソングといえる明るい曲調でした。今後もふたりで歌うときはそういう路線の曲が続くと思っていたんですけど、「Tick×Tackノスタルジア」がすごく落ち着いた大人っぽい楽曲だったので意外でしたね。
伊達 でも、私としてはこういうバラード系の曲に挑戦したいと思っていたので、曲をいただいたときはうれしかったです! あと(宇野)愛海さんがとってもいい声をしていらっしゃるので、こういう落ち着いた曲が似合うだろうなってずっと思っていたので。
宇野 褒めすぎだって(笑)。TVシリーズのときはバトルステージだったから、ふたりのアイドルがステージに立ってもどっちか一方しかドレスチェンジできなかったんです。でも、『劇場版』はユニットだからステージシーンではふたり一緒のドレスチェンジが見られたんですよね。個人的にはそれがすごくうれしかったです。
瑞季 私、「Tick×Tackノスタルジア」の振り付けが好きなんですよ。かわいい中にも王者感があるというか。
伊達 わかります! ローズの動きが美しくて、私はローズが手を頭の上で輪みたいに動かしている動作のときに、手のあとを光がパーっとついていくところが大好きなんですよ。ふたりの手の動きがまるでひとつの時計みたいになっているところも好きです。
エイミー 私も「パラレラワールド」のステージ演出で好きなところがあるんです。ステージに登場する小物がすごくかわいくて、とくに途中から後ろに出てくる矢の刺さったハートがかわいらしいんですよ。
宇野 ふたりとも細かいところまで見てるね(笑)。
瑞季 「ラブリーマロン」は「ポップでハッピー」というコンセプトのユニットなんですけど、すごくコンセプトに合ったステージだったと思います。「パラレラワールド」はいつものキューピットよりも「かわいさ」に寄せて歌わせてもらったんですよ。『劇場版』では今までとは違うキューピットの一面を見せられたのではないかと思っています。
エイミー ダンスの振付もかわいいので、ぜひ自分で踊ってみたいんですよね。
伊達 私もです! ミスティカルケリュネイアのドレスもすごくかわいかったので、いつか私もあのドレスを着て踊ることができたらうれしいです!
4人の出番以外にも見どころがたっぷり
――映画の中で、他に皆さんの印象に残っているシーンは?
瑞季 私は響子たちがバンドをやるシーンが好きです。響子がビートの姿ではなくそのままの自分で「レディ・レディ・レディ」をノリノリで歌っているところに驚きました。「私もここに混ざりたかった!」とうらやましくなっちゃいました。
エイミー あのシーンは私たちもちゃんと楽器の練習をしてから臨んでいたんです。自宅での練習風景を動画にとって、LINEで送り合っていました。そういった練習期間があったおかげでリアルに楽器を弾けるようになったので、映像にもリアリティが出たんじゃないかと思っています。
瑞季 アニメパートの、キューピットとアンのミュージカルも楽しかったです。じつはあのミュージカルだけは本編の台本をもらう前に収録をしていたので、シナリオの前後の流れが何もわからないままやっていたんですよ。
エイミー 私もどうなるかと思ったんですけど、映像を見せていただいたらいい感じになっていたので、よかったと思いました。
宇野 私は木彫りのメルリを作るシーンが印象に残っています。最初に舞桜が斧を持ってくるところは衝撃でしたし、みんなが応援しているなかでるりが延々と木を彫っているところがシュールで、最初は「アイカツ!」って全員でそろえて言っていたんですけど、途中からるり以外の人たちが「カツ!」だけになるのも面白かったです。
瑞季 あそこのシーン、みんなで合わせるの意外と大変だったんだよ(笑)。
宇野 あと自分の出たシーンだと、みんなでファッションショーみたいなことをする「紗良のミラクルチェンジ」も好きです。撮影がすごく楽しかったですし、他のみんなもテンション高かった気がします。
伊達 普段見られないみんなの姿が新鮮でかわいかったですよね! アニメパートのクライマックスで、ファンのみんなの行動で感動するシーンがあるのですが、私もハナと同じように泣きそうになっちゃいました。アイドルとファンってお互いに支え合っているんだなと感じられる、いいシーンだったと思います。
エイミー 私はみんなで「アイカツ!」って叫びながら手を挙げるところも好きですね。仲間との一体感を感じられました。
本編のあとまで目を離さずに!
伊達 あと、私はエンドロールもお気に入りなんです!
宇野 本編用とは別にカメラを回していたのは気づいていたんですけど、まさかエンディングに使われるとは思っていなかったので、あれは油断していました(笑)。そこでは素の私たちが見られるので、それも楽しんでもらいたいです!
――最後に読者の皆さんにメッセージをお願いします。
宇野 今回お話した撮影やアフレコの裏話を踏まえて『劇場版』を見ると、また別の楽しみ方が生まれると思います。ぜひ何度も映画館に足を運んで『劇場版』を楽しんでください!
瑞季 『アイカツ!シリーズ』10周年という節目に、私たちも『劇場版』という形で参加させていただけて本当にうれしいです。同時上映の『アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~』と、両方楽しんでほしいですね。『アイカツプラネット!』を初見でも楽しめる内容になっていますので、よろしくお願いします。
エイミー 私たちはファンの皆さんのおかげでここまで走り続けることができました。なので、私たちも舞桜たちと同じく、皆さんへの感謝の気持ちを作品に込めましたので、何度も見てほしいです。
伊達 記事を最後まで読んでくださり、ありがとうございました。『劇場版』は今まで支えてくださった方はもちろん、これまで『アイカツプラネット!』を見たことがなかった方にも届いてほしい作品です。たくさんの人に見ていただきたいので、応援よろしくお願いします!
- 伊達花彩
- だてかあや 3月21日生まれ。宮城県出身。スターダストプロモーション仙台営業所所属。アイドルグループ「いぎなり東北産」のメンバーとして活躍中。キャッチコピーは「肉米大好き伊達花彩」。
- 宇野愛海
- うのなるみ 3月19日生まれ。栃木県出身、スターダストプロモーション制作3部所属。映画『歩けない僕らは』(宮下遥役)、日本マクドナルド株式会社CM『バイトインタビュー「週イチ2時間からOK」篇』などに出演。趣味は映画鑑賞、読書、フィルムカメラ。
- 瑞季
- みずき 2月27日。神奈川県出身。スターダストプロモーション芸能3部所属。ドラマ『頭取 野崎修平』(野崎枝理花役)、FujifilmWEBドラマ『プリントデイズ』(佐島真波役)などに出演。趣味はアニメ鑑賞。
- エイミー
- 10月21日生まれ。群馬県出身。スターダストプロモーションSTARDUST PLANET所属。恋愛リアリティ番組『今日、好きになりました。皐月編』などに出演。趣味はジェルネイル作り、料理。
『劇場版アイカツプラネット!』『アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~』
全国⼤ヒット上映中︕
- ©2022 BNP/AIKATSU PLANET THE MOVIE
- ©BNP/AIKATSU 10TH STORY