――レトロポップなスタジオと浅草花やしきを舞台にしての撮影でしたが、振り返ってみていかがでしたか？
来栖　楽しかったです！　スタジオは古いブラウン管のテレビがズラッと並んでいるような場所だったので、撮影テーマがカッチリ決まっている印象を受けました。最近のグラビア撮影は、ナチュラルな部屋着に素っぽいメイクで撮ることが多かったので、そこは新鮮でしたね。で、後半は花やしきに。撮影日は真夏だったうえに、「いくら夏でも、こんなに暑い日ないぞ!?」っていうくらいの日で（笑）。チームのみなさんと汗だくになりながら撮影に臨みました。平日の昼間でしたけど、園内には中学生くらいの女の子たちが遊びに来ていて「そっか、夏休みなんだ！」と気づいて。遊んでいる皆さんの楽しむ姿を見て、こちらも楽しませていただきました。

――花やしきではメリーゴーランドやまとあてなど、アトラクションも楽しんでもらいました。
来栖　そうなんです。とくにまとあてでは、一発目でいきなり飛行機のおもちゃに当たったから「あ、うまいかも！」と思ったんですよ。だけど、それ以降は私の手元が狂ってしまったのか全然うまくいかなくて焦りました……（笑）。

――来栖さんは本書の発売予定の近く、11月8日が誕生日ですね。大人になったなと感じることはありますか？
来栖　えー、ないです！（笑）　いつまでもおこちゃまで、自分でも困っているくらいなので。

――どんなところが「おこちゃま」だと感じますか？
来栖　やりたいことは全部やりたがるし、型にはまることを嫌うし、「○○してください」と言われてもなかなか聞けないところですね。厄介なんですよ、我ながら（笑）。お父さんと話していると、そういう人間に育つのも納得しちゃうんですよね。父は「いつか死ぬんだから、好きなことをやれ！」というマインドなので。

――来栖さんそのまんまですね。
来栖　はい（笑）。相当大きな出来事が起こらない限り「大人になろう」とは思わないでしょうね。なので、30代になってもきっとこのままだと思います。決めた道から外れることを恐れず、そのときの自分がやりたいと思っていることに全力で向き合って、悩んだり苦労したりするのかなって。

――では、今後やってみたいことはありますか？
来栖　うーん……やってみたいと思ったことは、とりあえずすぐにやっちゃうんですよね。なので、全部やってます！（笑）

――具体的に、最近はどんなことを？
来栖　音楽を作ってミックスをいじるようになりました。「歌ってみた」ができたら、ファンのみんながよろこんでくれるんじゃないかなと思って始めたものの、なかなか世に出すのは難しそうなんですが、たとえば友達と私の歌声をミックスしてデュエットにしたものをマスタリングして、動画にしたりしています。今のところは身内で遊んでいる感じですけど、それも楽しいですね。

撮影協力
浅草花やしき
住所／東京都台東区浅草2-28-1
営業時間／10：00～18：00（季節・天候により異なります）
※パンダカーⓇは株式会社花やしきの登録商標です
浅草花やしき HP