ガールズ&パンツァー 最終章 エンサイクロペディア
愛の殿堂 【一般】
試合中にもかかわらず、マリーがルノーFTの他の乗員ふたりとお茶とケーキを楽しんでいた広場に建っている、ドーム状の屋根を持つ小さな建物。→ プチ・トリアノン
青師団高校 【世界】
和歌山県の下津港を母港とする学園艦。戦車道は正式科目として採用されていないが、有志による活動が活発で、軽戦車を中心とする突破戦を得意とする。スペインと関係が深く、同国の戦車や、スペイン内戦で使われた枢軸国の戦車を使用。制服のデザインも、スペイン軍の外人部隊の礼服を元にしている。残念なことに、第63回戦車道全国高校生大会では継続高校を相手に一回戦敗退、冬の無限軌道杯でもやはり一回戦のサンダース大付属に敗北を喫することとなった。なお、メンバーの名前はみな、スペイン出身の映画監督ルイス・ブニュエルの作品名に由来する。
悪徳の栄え侯爵 【台詞】
安藤から押田への悪口。背徳的、暴力的と糾弾され、後にサディズムの語源にもなったフランスの侯爵サドと、彼の著作『悪徳の栄え』が由来。
アクロポリス・ラリー 【一般】
ギリシャで行われるWRC(世界ラリー選手権)レースのひとつ。悪路で有名で、車輌の故障が相次ぐなどWRCの中でも屈指の過酷さを誇る。
足踏み突撃 【世界】
その場で停車して射撃をする突撃。なんでこれを突撃と思えるのか不思議だが、おそらく停止射撃は命中率が上がり、よく当たって気分がいいからかもしれない。
あなた糖分足りてないんじゃありませんこと? 【台詞】
あれっ、車輌数が合わない。単純な計算を見落とした押田に、マリーがチクリ。でも、マリーはマリーで正直、ケーキ(糖分)食べすぎですよね。
アンダルシア 【人物】
青師団高校、Ⅱ号戦車F型の車長。サンダース戦にて、ケイたちの追撃からフラッグ車をかばうような形で撃破された。劇中で名前は出ていないが、コンテには「アンダルシアチーム」と記されている。声/尾崎真実
砂部 【人物】
いさべ。BC自由学園所属。ルノーFTの砲手で、マリーのお付きのような存在。オレンジ色のウェーブヘアで、大洗女子学園との対戦後は祖父江とともにケーキの配膳も担当していた。ネーミングはフランスの名女優、イザベル・アジャーニから。声/中里 望
イチゴのショートケーキ 【一般】
BC自由学園との試合後にやたらうれしそうにみほが食べていたケーキ。今回、みほの好物であることが明らかに。TVシリーズ第1話でも寝言で「やっぱりケーキはイチゴショート……」とつぶやいていた。
ヴァイキング水産高校 【世界】
岩手県に母港を持つ学園艦。ノルウェーに提携校があり、その名の通りヴァイキングの特徴的な兜をモチーフにした校章を採用している。使うのは、主にドイツがノルウェー侵攻で用いた戦車。そこにアメリカのM24チャーフィー軽戦車を交えているのが目を引くが、M24は戦後ノルウェーに供与されており、ノルウェーに縁があるという点は共通している。ノルウェーとロシアに歴史的な深い関係性があるように、同じ東北地方を本拠地とするヴァイキング水産高校とプラウダ高校にも因縁があり、第63回戦車道全国高校生大会では一回戦でコアラの森学園を下したが、二回戦で全車輌をプラウダ高校に撃破されて敗北。無限軌道杯の一回戦で再び相まみえるも、プラウダ高校の猛攻に再度屈している。
ヴィッカーズT-15 【軍事】
ワッフル学院が使う、ベルギーの軽戦車。英国ヴィッカーズ社の輸出用モデルの車体に、フランス製の重機関銃を搭載している。
ヴィリディアナ 【人物】
青師団高校のフラッグ車操縦手。「全速で丘の向こうに逃げ込め」というエルの指示に「心得た!」と応じるも、逃げ込む前にナオミの長距離射撃に仕留められる。声/葉山いくみ
エクレール 【人物】
マジノ女学院隊長。コミック『激闘! マジノ戦ですっ!!』が初出のキャラクターで、防衛主体の戦術が尊ばれていた伝統を打ち破り、連敗続きのチームを立て直すべく奮闘していた。が、今回の黒森峰戦では得意の騎兵戦術を生かしきれず、圧倒的火力の前に防衛戦を強いられる不本意な敗北を喫している。ちなみにエクレールはフランス語で雷光・稲妻の意味で、お菓子のエクレアの語源としても有名。声/東山奈央
エル 【人物】
青師団高校の隊長。黒のセミロングヘアと胸元が大きく空いた制服姿がセクシー。戦車内の狭さも手伝い、指示出しの様子が妙に色っぽかった。声/中村 桜
遠隔突撃 【世界】
少し離れたところからの間接的な射……じゃなくて突撃。足踏み突撃との違いは、たぶん相手との距離を保っての射……じゃなくて突撃ということだと思われる。
オイ車 【軍事】
大戦中に日本が試作した、超大型の多砲塔戦車。走行装置が重量に耐えられず、試作のみで終わっている。知波単戦会場の駐車場に停まっていた。
おいしや牛乳 【世界】
磯辺が飲んでいた牛乳。「おいしい」と「オイ車」がかけられており、メーカー名も、オイ車の開発を主導したとされる人物「岩畔(いわくろ)」になっている。
オオフクロウ 【一般】
大洗女子学園と知波単学園が夜戦に突入し、双方食事をする流れで、知波単学園側の直前に映るフクロウの正式名(英名はBrown Wood Owl)。外見はかなりバリエーションがあるが、耳がなく顔に白い縁取りがあるのが特徴。
お好み焼き 道 【一般】
大洗に実在するお好み焼き店。作中にもそのままの名前で登場し、バレー部の面々と福田がたらし焼きの鉄板を囲むシーンの舞台となった。店の駐車スペースには、九五式小型乗用車(くろがね四起)が停まっていた。福ちゃんが運転してきたと考えると微笑ましい。
おっきいワニがいる 【台詞】
山郷あゆみの台詞。完全に定着した感のある、かぶりものシリーズに新種が登場。中身は知波単学園の特二式内火艇(カミ)。おなじみのアヒルも迷彩柄でカラバリ展開。
お昼ご飯を維持したまま前進 【台詞】
ナカジマの台詞。砲撃に耐えやすい、いわゆる「昼飯の角度」を保てという意味で、そのために低速のドリフトで進むよう指示している。お昼ご飯という、ちょっとゆるい言い方が自動車部らしい。
女のカンはなしだぞ 【台詞】
久保田のなんとなくの警告に対する池田の茶化し。「女のカン」といえばサンダース大学付属高校のアリサだが、情報収集しているのか怪しそうな知波単学園の生徒にも、タカシのことを含めて知られている!?
カツアゲ? 【台詞】
水たまりで走行できなくなったルノーB1bisを手で押していたそど子とパゾ美を退避させるため、みほが発した「ジャンプしてください」に反応したそど子の台詞。不良学生などが金銭を要求する際、相手をジャンプさせて小銭の音で所持金の有無を確かめ、言い訳を封じる定番的儀式に基づいている。
ガトーバスク 【一般】
BC自由学園戦後のパーティーで出されていたケーキ(右端)。フランス南西部スペイン国境をまたぐバスク地方のお菓子で、クッキー生地にスリーズ・ノワール(ダークチェリーの一種)やカスタードクリームを詰めたもの。
カヌレ 【一般】
マリーがボカージュで食べていたお菓子。釣り鐘型の型に流し込んで焼いてあり、外はカリッと、中はもっちりという弾力のある食感が絶妙。ボルドーの修道院が発祥と言われ、正式名はカヌレ・ド・ボルドーとも。大洗でごも代が食べていたのもこれ?
カモさん号って似てるよね? コレに 【台詞】
TVシリーズのマウス戦に続き、今回も沙織の素直な感想が勝利への突破口に。B1bisとS35の砲塔は、同じ工廠製で兄弟のような関係なので、似ていて当然なのだ。偽装作戦の際に、砲塔がS35の色に塗り替えられているのが芸コマ。
鴨乃橋 【人物】
かものはし。コアラの森学園の隊長車砲手。カウボーイハットにアフロじみたボリュームのある髪を押し込んでおり、帽子を取った姿は知波単戦前の観客席で確認できる。副隊長の蕨(わらび)ともども名前の由来はコアラと並ぶオーストラリアの固有種が元ネタになっている。声/瀬戸麻沙美
歌謡突撃 【世界】
歌いながらの行軍。こればかりは福田考案ではなく、玉田の即興による命名と思われる。プラウダ高校、BC自由学園に続いて知波単学園でも歌われているのでこうした行軍歌は戦車道乙女たちの定番なのだろう。黒森峰女学園や聖グロリアーナ女学院の歌も聴いてみたい。
河嶋家 【人物】
寡黙で無愛想な父、病弱で寝込みがちな母、しっかり者の次女を除けばやんちゃ盛りの妹4人弟1人と、桃を合わせて8人世帯の大家族。おやつの揚げたパンの耳を取り合う姿も微笑ましい。声/拝 真之介(父)、米澤 円(母)、葉山いくみ(次女)、石原 舞(三女)、石上美帆(長男)、吉岡麻耶(四女)、高森奈津美(五女)
観客席(無限軌道杯2回戦) 【世界】
初登場の知波単学園応援団に目が行きがちだが、知波単戦会場の観客席にもいろいろな人物がいて面白い。秋山夫妻や文科省役人をはじめ、各校の生徒、大学選抜、五十鈴ママと新三郎、麻子のおばあ、最終章第1話の不良ババとトカタに加え、まともなほうの船舶科の子などもいる。
貴様らは我々の後ろからついてくればいいんだ 【台詞】
OVA『タイヤキ・ウォー!』の押田の台詞。最終章第1話での押田のお尻ぺんぺんはなかなか衝撃的だったが、OVAで押田のアドリブによる演技だったことがわかる。後で自分でもやっちまった感を吐露しているが、やった直後の照れる様子も見逃せない。
久保田 【人物】
知波単学園の旧チハ車長。地理や数字に強い理論派であり、大雨でできた地形の危険性をメンバーに伝えた。歌謡突撃の場面では、曲にしみじみと聞き惚れていた姿が印象的。声/大地 葉
雲型定規作戦 【世界】
アンツィオ高校の定規作戦シリーズ第3弾。作戦の見た目はスズメバチを撃退する際の群がるミツバチのようにも見える。相手戦車にCV33が群がる様子が入道雲みたい……とか?
クレープ・ノルマンド 【一般】
BC自由学園戦後のパーティーで出されていたケーキ(左端)。焼きリンゴをのせたクレープで、リンゴはフランス・ノルマンディー地方の特産品であるため、この名がある。同じくノルマンディーの特産品であるリンゴのブランデー、カルヴァドスのソースでいただく。劇中ではホイップクリームも添えられていた。
携帯糧秣 【軍事】
けいたいりょうまつ。大日本帝国陸軍において携行された軍用食のことで、人間のものだけでなく馬用の糧食も含まれる。大洗女子学園との試合中に夜戦となった知波単学園が弁当を広げるシーンの絵コンテに書き込まれていた指定で、当時人間用としては、精米、乾パン、缶詰、塩が供与されたことから、 知波単学園の弁当も大きな丸いおにぎりと乾パンを竹皮で包んだものになっていると思われる。それにしても、ご飯に乾パンという取り合わせを知波単学園の子たちはどう思っているのだろう?
ゲームギア 【一般】
「色いっぱい、だからおもしろい。」と、ゲームボーイへの対抗意識もあらわだったセガ製携帯ハード。ねこにゃーが出港待機中に遊んでいたゲーム機で、令和の時代にまさかの復刻(ゲームギアミクロ)を果たし、ファンを大いに沸かせた。
月光 【軍事】
日本海軍の夜間戦闘機。知波単戦の冒頭で、劇場版にも登場した銀河とともに審判部の航空機として会場の上空を飛んでいた。
コアラの森学園 【世界】
鳥取県に母港を持つ学園艦。勇猛果敢な戦い方で知られる戦車道チームを擁する。オーストラリアから借用したコアラを戦車道チームの隊長としていて、車内環境をオーストラリアに近づけるさまざまな工夫をしている。これはコアラを敬い愛する古くからの校風がエスカレートした結果。しかし、他校からの目を気にして、学園ではコアラ隊長のことはなるべく学園の外では口にしないよう指導しているようだ。第63回戦車道全国高校生大会ではヴァイキング水産高校に、無限軌道杯では知波単学園に一回戦で敗退した。
ごきげんよう突撃 【世界】
玉田、浜田、名倉の3輌でポルシェティーガーを仕留めた際の、すれ違いざまに挨拶を交わすような一撃離脱の突撃(とんだご挨拶だ)。一見いつもの突撃のようだが、近づくまで目立たないように自分たちは射撃を行わないなどの知波単学園らしからぬ自制も見える。
小島エミ 【人物】
画面左の女子生徒。黒森峰女学園のヤークトパンター車長で、ファンからの愛称は「履帯子」さん(履帯損傷時の台詞から)。このたび正式に名前が公開され、マジノ女学院戦でも大きな活躍を見せた。声/葉山いくみ
こっち!? 【台詞】
想定外の目標に驚いたナカジマの台詞。鉄壁の陣形でフラッグ車を守っていた大洗女子学園だが、知波単学園の狙いは、火力の要であるポルシェティーガーや三突だった模様。特二式内火艇(カミ)の西原たちの会話から、フラッグ車撃破も視野に入れた、二段構えの作戦だったこともうかがえる。
小早船 【一般】
こはやぶね。学園艦出航間際に思い思いの行動を取っていた大洗女子学園。サメさんチームは、学園艦と岸壁の間の狭い海面に船を浮かべて釣りをしていた。このとき乗っていたのが、「小早」と呼ばれる戦国から江戸期にかけて使われた小型の軍用船。舷側に備え付けられていた板は矢避けのためのもの。
コルシカ島の変な辞書 【台詞】
押田の台詞。コルシカ島出身で「余の辞書に不可能の文字はない」の名言が有名なナポレオンを揶揄しつつ、彼になぞらえて安藤をそしっている。安藤を「山羊の乳」と呼んだのも、山羊の乳がコルシカ島の特産物だから。押田は、革命政府側で活躍したナポレオンを、外部生と重ねて嫌っているようだ。
壊れたテレビ、冷蔵庫~ 【台詞】
OVA『タイヤキ・ウォー!』のBC自由学園外部生エリアで廃品回収を行っていた生徒の台詞。ナポレオンの二角帽(フランスつながり?)の他、昭和の遺物がてんこ盛り。エポック社 スーパーギャラクシアン、同じくエポック社 パーフェクション、タカラ 人生ゲーム、ポータブルレコードプレイヤー DENON GR-3、エポック社 魚雷戦ゲーム、シャープ ツインファミコン、ホッピング、テレビデオ、ステレオラジカセ SANYO MR-U4、バンダイ 松田聖子アイドルスターマイク、バンダイ レターメイトなど、おじさん世代には懐かしいもの多数。
さすが桃さん! 【台詞】
BC自由学園戦のラストで桃を称えるお銀だが、音声がないものの、みほ→桃→お銀と会話している様子からマリー車を追い込むまでの作戦立案および指示はみほによるものだろう。大胆にもフラッグ車を囮に使い、機動力を生かして走り回るFT-17に対し、わずかに残った車輛で退路を塞ぎ完全包囲して仕留めている。このBC自由学園が立て直しのためにボカージュからの離脱を図るラストの展開(BC自由学園側の歌い手がだんだんと減ってゆき、最後はマリー車だけが残り、そしてとどめを刺される)は、フランス革命で名誉も家族も奪われていったマリー・アントワネットの最期を彷彿とさせる。マリー撃破の黒煙とともに映るバスティーユ牢獄風の建物も印象的。
さよなら突撃 【世界】
知波単学園の新・突撃シリーズのひとつ。ここに至っては射撃すらせず、ただ撤退するのみだが、敵車撃破直後の高揚した気分からか、疑問を呈したのは細見くらいだった。
サントノーレ 【一般】
最終章第2話冒頭でマリーが車上で食べていたケーキ。主に重ねた小さなシュークリームを、カスタードとメレンゲを混ぜたクリームなどでデコレーションしたもの。パリのサントノーレ通りにあった菓子店が発祥のため、この名がある。
シエルバ W.11 【軍事】
知波単戦をチェックしているドローンのモデル。イギリスのシエルバ社が第二次大戦後に開発した、3つのローターを備える大型ヘリコプター。
ショコラ! 【台詞】
押田の指示に対する安藤の返し。OVA『タイヤキ・ウォー!』では、外部生組による抵抗運動を「タイヤキ革命」、その後に結ばれたエスカレーター組との同盟を「ショコラ・タイヤキ同盟」と称している。つまり、ショコラはエスカレーター組を象徴していて、安藤はこの返答に「押田たちを認める」という意味を込めたのではないだろうか。ノリで言っただけかもしれないけど。→ タイヤキ革命
スズキ スポーツ カルタス ツインエンジンタイプⅡエボリューション 【一般】
BC自由学園戦後に自動車部が見ていた車。アメリカのヒルクライムレースのために作られたもので、ツインエンジンとあるように、ハッチバックのコンパクトボディの前後にエンジンを搭載した、中二の妄想を具現化したようなモンスターマシン。なお、自動車部のいた中古車店は大洗の横倉ホンダがモデルとのこと。
スズキ マイティボーイ 【一般】
自動車部のいた中古車店に置いてあったスズキのピックアップトラック。軽トラックカテゴリーだが、2ドアハッチバックの後部を荷台にしているため、積載量が少ない反面スポーティ。カスタマイズのベース車輌として今でも人気が高い。
スターボコーズ 【世界】
島田家の資金投入により大規模テーマパークとしてリニューアルした、ボコミュージアムのアトラクションのひとつ。ボコ型ライドで壁や天井が戦車のパーツ類で埋め尽くされた某宇宙要塞風の 空間を進んでいくと、悪ぶったジャイアントパンダ、イワトビペンギン、ミックス犬に絡まれボコボコにされる。
スタック 【一般】
雪やぬかるみにはまって動けなくなること。英語のstuckから来ている。
スフレ 【一般】
ボカージュでエスカレーター組と外部生組が仲たがいを始めたあたりでマリーが食べていたお菓子。メレンゲにさまざまな材料を混ぜて焼いたもの。材料によっては主菜にもなる。
生徒会を維持するには地味でまめな活動が大切なんだ 【台詞】
沙織と一緒に実家の文房具屋に向かうときの桃の台詞。ビジネスの基本でもある「ホウ・レン・ソウ」などのコミュニケーションの大事さを説いているのだろう。持っているトートバッグにもほうれん草の絵が描かれている。
戦車でーた3 【世界】
沙織が独自にまとめている戦車ノート。TVシリーズ終盤で初登場した沙織お手製のノートも、劇場版の2冊目を経て、3冊目に突入した模様。本当、こういう沙織のまめさは良妻への第一歩。
センチネルACⅠ 巡航戦車 【軍事】
オーストラリアが自国で量産した唯一の戦車。第二次大戦中に開発されたが、火力が不十分で実戦では使われなかった。コアラの森学園が用いる。
双眼鏡 【軍事】
安藤の特徴的な双眼鏡は、第一次大戦時にフランス軍で広く使われていたもの。また、優花里のものは、主にUボートで用いられた、ドイツ海軍の7倍50ミリレンズの型。
ゾーンオブコントロール 【一般】
主にシミュレーションゲームで使われる用語。ZOCと略される。「あるユニットの存在が、周囲のユニットに与える影響」を表すルールの総称で、敵側ユニットの移動を阻害する効果であることが多い。ねこにゃーが、フラッグ車への敵の攻撃行動を他の車輌で阻むという意味合いで口にしている。
祖父江 【人物】
そふえ。マリーと行動をともにする女生徒で、ルノーFTの操縦手を担当する金髪縦ロールの子。ネーミングは、フランスの大女優ソフィー・マルソーから。声/石上美帆
ソミュア MCG5 【軍事】
BC自由学園戦の終結後にルノーFTを牽引していた車輌。第二次大戦期のフランスで広く用いられたハーフトラックで、フランス降伏後もドイツ軍が使った。
タイヤキ革命 【世界】
BC自由学園の外部生組による学食メニュー改善要求運動。エスカレーター組による一方的な屋台撤去命令に対する抵抗運動でもある。ちなみに、鎮圧に向かった押田たちが身に着けていたのは、フランス共和国保安機動隊の装備。
たらし焼 【一般】
大洗のソウルフードのひとつ。小麦粉を溶いて味噌などを加え、鉄板にたらして焼いた、菓子に近い軽食。「お好み焼き 道」でバレー部の面々と福田が食し、食べ方が自由とのことから福田が開眼するきっかけとなった。鉄板には、バレーボールとトスする手、八九式、雪だるま、ボコ、知波単学園のアヒルバルーン、茨城県の形に焼かれていた。
知波単のラバさん 【世界】
昭和初期にヒットした歌謡曲『酋長の娘』を元にした唱歌。元の歌は明治期の日本人実業家が島の酋長の娘と結婚した出来事がモチーフで、「ラバさん」は「恋人(Lover)」のこと。戦後にザ・ドリフターズが『ドリフのラバさん』としてカバーしている。知波単学園版の作詞を手がけたのは水島努監督。
手影絵 【一般】
カチューシャの可愛いハンドサイン。試合中の真剣な表情にだまされがちだが、よく見なくてもこれは手影絵の犬とカニ。ヴァイキング水産高校戦にて披露。カニのほうはロシアの国章である双頭の鷲を彷彿とさせる。
鉄牛 【軍事】
『知波単のラバさん』2番の歌詞に登場する戦車の代名詞。昭和7年に上海で活躍した八九式中戦車がこう呼ばれたが乗員には好まれず、後に3番歌詞の「鉄獅子」が使われるようになった。
転進ではない、撤退だ! 【台詞】
劇場版では「コ・ウ・タ・イ」を「ト・ツ・ゲ・キ」と解釈していた西隊長の口からもついにこの言葉が! これを聞いて魂が抜けてしまったかのような玉田が印象的。彼女らにとっていかに衝撃的だったかがわか……る?
螳螂拳 【一般】
とうろうけん。押田が安藤との喧嘩の際に見せる威嚇の構え。コンテ上にも「螳螂拳」との指定があり、おそらく『バーチャファイター』シリーズの格闘家・リオン(フランス出身)が元ネタ。リオンが大富豪の息子という点もポイントか。
ドーピング! 【台詞】
ここでツチヤが使ったのは、もちろん劇場版と同じEPS。電気モーターを一時的にブーストして牽引のパワーを確保している。
特二式内火艇(カミ) 【軍事】
日本海軍が上陸作戦のために開発した水陸両用戦車。洋上航行用に、スクリューと着脱式のフロート(浮き)を装備している。静かな水面であれば、フロートを切り離した状態で行動することも可能。知波単学園の新戦力として登場し、車輌の特性を生かした川からの奇襲で、大洗女子学園を大いに苦しめた。ちなみに、CGモデルは実車を取材した上で作成されたため、一般的な資料では確認が難しい車体底面のディテールまで再現されている。
ドッペルゲンガー 【台詞】
そど子に対するごも代とパゾ美の台詞。自分自身の姿を見る幻覚や、分身が本人と別に現れる超常現象のこと。似ている自覚、あったんですね。
トランプ 【軍事】
BC自由学園の戦車にトランプのマークが描かれているのは、史実でフランス軍の戦車識別マークとして使われていたため。なお、「スート」とも呼ばれるスペードなどの4種類のマークは15世紀頃のフランスが発祥と言われている。
トリスターナ 【人物】
青師団高校、隊長車の通信手。サンダース大付属の猛攻にあわてふためくエルの横で、通信手としての仕事をまっとうしていた。
ドレッドノートで行く地球一周の旅 【世界】
「お好み焼き 道」に貼られているポスターのキャッチコピー。背景には、ノルマンディー、ブランデンブルク門、パリの凱旋門、グラン・サッソ、フィンランドのパロラ戦車博物館が描かれており、戦争や戦車に縁のある場所を軍艦ドレッドノートで巡るという企画のようだ。実際にあったらぜひ行ってみたい。
何かに使えそう 【台詞】
カモさんチームがぬかるみに捕まったときのみほの台詞。仲間が困っていても、ときどき見せるみほの冷静な状況判断は西住家のDNA? この後、知波単学園を誘い込む場所としてしっかり使いました。
西原 【人物】
知波単学園の特二式内火艇(カミ)車長。古式泳法(のし泳ぎ)の達人で、我慢強い性格をしている。大洗女子学園戦では迷彩柄のアヒルバルーンを使い、水上から奇襲を仕掛けた。声/井上優佳
年間パス 【世界】
愛里寿が持つボコミュージアムの年間パスは、期限が「潰れるまで有効」になっていた。普通なら突っ込むべきところだが、相手がボコなので「あ、1年もたないのね……」と納得してしまいそうになる。
ノルマンディー 【一般】
マリーのパーティーで優季がこれをおいしいと言っていた。皿にのっていたクレープ・ノルマンドのことと思われる。→ クレープ・ノルマンド
ノレスト 【一般】
フランス語で北はノル(nord)、東はエスト(est)、ふたつ合わせてnord-estと綴り北東となる。ちなみに南はシュド(sud)、西はウェスト(ouest)。シュデスト(南東)、シュドウェスト(南西)となる。
のんびり突撃 【世界】
「少し進んでは停車して撃つ」を繰り返して少しずつ前に進む突撃。「極意は気をうかがうことだ!」とのことで、闇雲に撃たず、仲間と歩調をあわせ、統制のとれた動きを見せている。
バスティーユ牢獄 【一般】
フランス革命の象徴となったパリの牢獄。BC自由学園戦の試合会場やBC自由学園艦によく似た建物が建っており、BC自由学園戦の決着場面や、OVA『タイヤキ・ウォー』での外部生の抗議場面に登場している。
旗印 【世界】
サメさんチームが掲げる海賊旗のこと。いわゆる「ジョリー・ロジャー」と呼ばれる「頭蓋骨と交差する2本の大腿骨(あるいは2本の剣など)」をアレンジした意匠で、船舶科の帽子を被った頭蓋骨に、文具の折る刃式カッターナイフと孫の手(マッサージボールつき)が描かれている。肩ひじ張って生きてるだけに、ツッパるのも結構肩が凝るってこと……?
華さん、沙織さん、曳光弾を! 【台詞】
この咄嗟のみほの指示は、居場所がわからないように撃たずに突撃してきた知波単学園車輌に対しての照明替わり、または当たれば跳弾の火花で位置が確認できるため。沙織は(少なくとも劇中では)初射撃のためか、いかにも不慣れな様子。
バラ風呂 【一般】
知波単戦を観戦するマリーが陣幕に用意させていたお風呂。足つきのバスタブを満たした湯にはバラの花が散らされている。クレオパトラやマリー・アントワネットが好んだと伝えられている。
パンの耳 【一般】
河嶋家の定番おやつ。揚げたパンの耳に砂糖をまぶすのが定番の、ラスクに似たお菓子。パンの耳はサンドイッチなどに不要なため、昔はまとめて安く売られていた。麦茶との組み合わせもそんな時代を思い起こさせる。一緒にお盆にのっていた桃マークがついたピンクのカップは、当然桃ちゃん用だろう。
菱形戦車 【軍事】
最初期の戦車の通称。横から見たときの形に由来する。玉田がMk.Ⅳをこの名前で呼んだ。
ビッグサンダーボコンテン 【世界】
嵐の中、険しい渓谷を高速で駆け抜けるボコ型機関車のジェットコースター(ボコモーション)。最後にボコが雷に打たれてボコボコになる。ボコモーションはジョージ・スチーブンソンが1825年に開発した蒸気機関車ロコモーション号のもじり。これとスターボコーズの他、カリブの海ボコ、エレボコリカルパレードといった数多くのアトラクションが新生ボコミュージアムには造られており、デートスポットとしても利用されるようになった。
日野セレガ 【一般】
知波単戦の観戦会場に停車していたバスのひとつ。車体の屋根に一列に並んだ丸いファンが特徴。いすゞ自動車のガーラも同型なのでこちらかも。また、10式の近くには懐かしいボンネットタイプのバス、いすゞ BXD30も確認できる。
氷山空母STRONG 【世界】
「お好み焼き 道」に貼られているポスター。第二次大戦期に氷山を空母化する計画が実際にあり、そこで構想された巨大空母ハバクックが背景に描かれている。元ネタが某チューハイであることは明らかであろう。
ファールブルトン 【一般】
BC自由学園戦後のパーティーで出されていた手前のケーキ。卵と牛乳、小麦粉、砂糖、ドライフルーツ(主にプルーン)を混ぜて焼いた、フランスはブルターニュ地方の焼き菓子。風紀委員がテイクアウトしたようで、大洗でパゾ美が食べていたのもこれと思われる。
フェンダーミラー 【一般】
ナカジマがBC自由学園の様子を探るのに使っていた鏡は、自動車のフェンダーミラー。最近のファミリーカーはドアミラーが主流なのでなじみが薄いかも。
豚殺し 【世界】
OVA『タイヤキ・ウォー』でBC自由学園外部生エリアの壁に描かれていた落書き。「カブラの冬」において、飼料となっていたジャガイモを人間の食卓に回すために行われた豚の大量虐殺のこと。なお、効果はあまりなかった模様。
プチ・トリアノン 【一般】
フランスのベルサイユ宮殿の周囲には庭園が広がっており、いくつもの離宮が建てられている。そのうちのひとつがプチ・トリアノンで、マリー・アントワネットが愛人フェルゼンとの逢瀬に使ったとされる〝愛の殿堂〟を擁することで有名。ボカージュの広場には水車小屋風の建物もあるが、これもプチ・トリアノンの庭を飾るために建てられた民家を模したもの。
ブリオッシュ 【一般】
水の代わりに牛乳を使った菓子パン。マリーが撃破される直前に口にしていた。劇中に登場した、上に小さい塊が乗ったものはブリオッシュ・ア・テート(頭のついたブリオッシュ)と呼ばれる。
フレットナー Fl 282 【軍事】
第二次大戦期にドイツで開発され、世界で初めて実戦投入されたヘリコプター。愛称はコリブリ(ハチドリ)。知波単戦会場の駐車場に停まっていた。
フロントライン 【一般】
アリクイさんチームが遊んでいたゲームの元ネタと思われる、1983年リリースのアクションシューティング。戦車に乗り込むという要素がある。
ベルデハ2 【軍事】
第二次大戦中にスペインで試作された軽戦車。同時代の戦車としては性能が不十分で、資金不足などの要因もあり、試作のみで終わった。青師団高校が使用。
ボカージュ 【一般】
フランスのノルマンディー地方やブルターニュ地方などに見られる、土手や生け垣に囲まれた耕地が散在する地形。BC自由学園戦の試合会場の大部分を占め、激闘の舞台となった。イメージの元は、戦車戦のエースとして名高いドイツのヴィットマンが活躍した「ヴィレル・ボカージュの戦い」だろうか。
ボコカレー 【世界】
「お好み焼き 道」の店内に貼られていたポスター。辛さは「じょのくち」だが、パワー10,000,000,000,000,000(1京)倍とある。もちろん、某女優のパッケージでおなじみの、1文字違いのレトルトカレーのパロディ。
ボコバーガー 【世界】
ボコミュージアムのフードコートで愛里寿が食べていた、バンズがボコなハンバーガー。耳にはマーガリンが入っている他、愛里寿の苦手なトマトやチーズ、オリーブオイルは使用されていないという出資者に忖度したと思われる特別仕様。なお、フードコートで流れていた映像で、ボコをボコっていたのはカミツキガメとカミツキウサギ。
ホンダ プレリュード 【一般】
自動車部がいた中古車販売店に置いてあった奥の白い車。シリーズ3代目にあたり、一般向け量産車では世界で初めて機械式4WS(安定性向上のためにハンドルを切ると前輪だけでなく後輪も動くというもので、装甲車などにも採用されている)を搭載した車でもある。
ボンプル高校 【世界】
福井県の敦賀港を母港とする学園艦。当初は神奈川県に母港があったことから聖グロリアーナ女学院と関係が深く、学園艦も旧式のものを譲り受けている。校風はポーランド的で、ドイツの侵攻以前にポーランドが保有していた戦車を使用。無限軌道杯は一回戦のアンツィオ高校に「雲型定規作戦」で負けていて、夏の第63回戦車道全国高校生大会でもプラウダ高校に一回戦で敗退している。なお、「ボンプル」はポーランドにおけるクリスマス飾りのポーランド語「ボンプキ」と英語の「ボーブル」からきている模様。
マイコ 【人物】
ボンプル高校隊長。ゆるくウェーブがかった茶髪の女性で、アンツィオ高校のノリと勢い……もとい、雲形定規作戦の前にあえなく敗れる。名前の由来は、ポーランドの女優イザベラ・マイコだろう。声/大橋歩夕
マジノ女学院 【世界】
港のない山梨県を本拠とする学園艦。静岡県の港を借りている。これは設立者がフランスで醸造技術を学んだワイン醸造家であったためで、学園艦建造においても熟成ワインの質を向上させることを考え、海中を利用できる潜水艦型となった。なお、BC自由学園はマジノ女学院の分校であるBC高校と自由学園が合併した学校であり、合併後も分校という立場は変わっていない。マナーを重んじる保守的な校風は戦車道にも影響しており、旧式の戦車ばかりで柔軟性に欠ける戦術を取りがち。第63回戦車道全国高校生大会一回戦ではアンツィオ高校の機動性を生かした戦術に敗れ、無限軌道杯一回戦では黒森峰女学園に完敗という結果に終わった。
マルモン元帥 【一般】
ナポレオン配下だったが、フランス劣勢の中で対仏連合軍に寝返った人物。押田との口論の際に安藤が、裏切り者という意味合いで口にしている。
三日月 【一般】
知波単戦で映っていた月が上から欠けていることから、戦場が赤道に近い場所であることがわかる。TVシリーズのプラウダ戦でもそうだったけど、結構遠征してますよね。
もうケーキを食べてよろしいかしら 【台詞】
マリーの台詞。アズミの残念そうな顔ったらない。バラ風呂をおあずけされたときのチラチラとお風呂を気にする様子にも、 空気を読まない天真爛漫さがあふれている。これでいて、学内やチーム内でもめごとがあればきちっと仲裁して見せる才覚があるのだから、どこまでが意図的……あるいはどこまでも天然なのか、ある意味底が知れない。
最も辛抱強い人に勝利はやってくる 【一般】
ナポレオンの名言。マリーが引用している。持久戦で粘り勝つ作戦だったが、 部下たちが大洗女子学園に対してというより身内に対して辛抱強くなかったことが誤算だった。
ヤギとキャベツの両方を満足させるのは大変だわ 【台詞】
マリーの台詞。フランスの「利害が対立する両方を納得させる」という意味の慣用句「山羊とキャベツに気を配る」(menager la chevre et le chou)を踏まえている。このときのマリーは珍しく語気も荒いので、結構本音が出ているのかも 。
ヨーグルト学園 【世界】
群馬県に母校を持つブルガリア風の学園艦。第63回戦車道全国高校生大会参加を機に、それ以前の豆戦車を中心とする防御面を重視した作戦から、パンターやⅣ号戦車などの新車輌を投入し、火力と装甲を生かした正攻法へ方針を転換している。ただ、今回の映像に登場するのは、残念ながら38(t)戦車B/C型のみ。パンター、Ⅳ号戦車、38(t)戦車はいずれも、戦中もしくは戦後にブルガリアで運用されている。全国大会では、一回戦こそワッフル学院に勝利したが、新車輌の砲撃力を生かし切れず、二回戦で聖グロリアーナ女学院に敗北した。今回の無限軌道杯一回戦では、継続高校を敗北寸前まで追い込んだが、「ワープ」と称する奇抜な方向転換により逆転負けを喫している。
ラフリーS45T 【軍事】
車輌回収などに使われた、第二次大戦期フランスの六輪駆動車。BC自由学園戦の決着後にARL44を引いていた。実際にはARL44を牽引できるほどのパワーはなかったので、戦車道向けに強化されたと思われる。
ルタバガを食へ! 【世界】
OVA『タイヤキ・ウォー』での壁の落書きより。第一次大戦時のドイツの食糧難の際、飼料用だったルタバガ(カブラ)を食べて飢えをしのいでいたことから「カブラの冬」と呼ばれる。なお、正確にはルタバガはカブではなくセイヨウアブラナの変種。
ルノーR35 【軍事】
戦間期にルノー社が開発した軽戦車。ドイツに侵攻されたとき、フランス陸軍戦車部隊の主力戦車だった。マジノ女学院が用いている。
歴史はくり返す 【台詞】
サメさんチーム撃破時のエルヴィンのこの台詞は、ローマの歴史家クルチュウス=ルーフスの言葉。その前のカエサルも「我々も通った道だ」と語るなど、したり顔のカバさんチームだが、TVシリーズ第4話で、幟(のぼり)旗を立てていたことが原因で三突が撃破されたことを指しているのはご存じの通り。
ローリング 【台詞】
OVA『タイヤキ・ウォー』のマリーの台詞。撮影開始の合図で、昔はリールに巻いた撮影用のフィルムを回して(Rolling)映画を撮っていたことによる。
ワークス級 【一般】
企業が自社開発の車でレースに参加するのがワークス(チーム)。対するプライベート(チーム)は、資本力も技術力もスタッフの質も数も何もかも足りない貧乏所帯が普通。
ワープして後ろへ出ようか? 【台詞】
ヨーグルト学園との砂漠戦で追い詰められた状況でのミカの指示。ミッコはそれを「なんとなく」理解し、相手の車体を利用して片輪走行状態で急激な方向転換を行い、背後からの砲撃で勝利をもぎ取った。今回BT-42はこの短いシーンのみの登場だが、劇場版からさらに監修が加わり一段と詳細に描かれたモデルに変わっている。
わしぶんぐ 【世界】
「か」と「ま」の看板が抜け落ち謎の店名になっている、桃ちゃんのご実家。モデルは大洗町にある坂本文具店で、河嶋家の飼い犬も同店の「こちび」ちゃん似の容姿となっている。
ワッフル学院 【世界】
神戸港を母港とする、ベルギーと関係の深い学園艦。第63回戦車道全国高校生大会ではヨーグルト学園に、無限軌道杯では聖グロリアーナ女学院を相手に一回戦で敗北した。とはいえ、鉄橋上という限定的な空間での激戦は強豪校を一時は追い詰め、聖グロリアーナ女学院はフラッグ車以外の大部分を失っている。映像で確認できるワッフル学園の戦車は、ドイツに侵攻される以前にベルギーで使われていた軽量な車種ばかりだが、この戦果を見るに、より大火力の車種も投入していた可能性が高い。
ワライカワセミ 【一般】
啼き声が人間の笑い声に似ていることから名づけられた鳥。オーストラリアと周辺の島に分布していることから、コアラ隊長に故郷を感じてもらうために戦車内で飼育している。
蕨 【人物】
わらび。コアラの森学園の副隊長。聡明なるコアラ隊長のお言葉に従い、「突撃バカの知波単を有利な場所で」待ち構えるが……? ちなみにこのとき一列横隊で迫る知波単学園の戦車は6輌。数、少ないですよね。声/藤村 歩
AMC35(AGC1) 【軍事】
フランスで開発された騎兵戦車(騎兵部隊用の戦車)。ワッフル学院は火器類をベルギー製に替えたベルギー軍仕様をフラッグ車として用いた。
Atari Linx 【一般】
アタリ製の携帯ゲーム機。左右どちらの利き手にも対応した、リバーシブルな本体デザインがユニーク。ゲームボーイと同期ながら、4096色のカラー液晶を採用。一回戦後の出港待機時間にぴよたんが遊んでいた。
BOCORDI 【世界】
「お好み焼き 道」に貼られているラム酒風飲料のポスター。ラベルに「OSO DE ORO」(スペイン語で“金の熊”)や「OARAI DE HOSHIIMO」と書かれていたり、背景でボコが『犬神家の一族』風に刺さっていたりと、ネタが散りばめられている。元ネタは有名ラム酒のバカルディ。
Bon ami 【一般】
「良き友」という意味のフランス語。大洗女子学園を迎え撃つとき、押田と安藤が互いにこう呼び合ったが、その後の惨状はご存じの通り。
CV35 【軍事】
イタリア軍で広く使われ、同軍が関与したスペイン内戦にも参加した豆戦車。CV33に若干の改良を加えた型で、性能はほとんど変わっていない。青師団高校が使っている。
De De Fleisch 【一般】
OVA『タイヤキ・ウォー!』に出てくるBC自由学園外部生エリアの壁にあった落書きより。第一次世界大戦の影響で起こった「カブラの冬」と呼ばれる食糧難のドイツで食べられていた、干し鱈と豚肉を混ぜた代用肉。デデ肉でググってどうぞ。
Dienstuhr Heer 【軍事】
そど子の腕時計のモデル。「陸軍制式時計」という意味のドイツ語で、第二次大戦期ドイツ陸軍の官給腕時計のこと。元ネタの時計ではメーカー名が入る箇所に「Actas」の名が刻まれている。
Fi156 【軍事】
知波単戦会場の駐車場にあった飛行機。シュトルヒ(コウノトリ)の通称で知られる第二次大戦期ドイツの軍用機で、偵察、輸送など多目的に使われた。
Fuoco! 【台詞】
ボンプル高校戦でアンチョビが発したイタリア語。意味は「火」、つまり、「Fire!」のイタリア語版である。
K.Brot 【一般】
第一次大戦中、食糧難に陥ったドイツで考案された戦時パン。OVA『タイヤキ・ウォー』でBC自由学園の屋台の看板に書かれていた。ジャガイモやカブを混ぜて作ったもので、非常にまずかったといわれる。他の看板にある「代用肉不使用」や「代用コーヒー」も、おそらく同時期のドイツが開発した多様な代用食が由来。いずれも外部生の食糧事情 を示す小ネタである。
NbFz 【軍事】
ヴァイキング水産学園のフラッグ車。戦間期のドイツで5輌のみが試作された多砲塔戦車で、一部がノルウェー侵攻作戦に参加している。
PCエンジンGT 【一般】
出港待機中にももがーがいじっていた携帯ゲーム機。据え置き機(PCエンジン)のソフト(Huカード)がそのまま装着可という設計思想が、当時のゲームファンを魅了した。発色の良いTFT液晶を採用したため、電池の消費度も相応にすごかった。
TKS 【軍事】
ポーランドの豆戦車、TKシリーズの後期量産型。機関銃しか持たない。ボンプル高校が使用。
Vive la BC! 【台詞】
BCメンバーが唱和した台詞。フランスを讃える慣用句「Vive la France」のもじりで、BCはフランス語なので「ベセ」と発音する。続いて発した「Allez!(アレ!)」は、「行け!」「頑張れ!」といった意味。サッカーの応援でおなじみですね。
WWF 【一般】
世界自然保護基金の略称。ボコミュージアムのアトラクションに出てくるジャイアントパンダの台詞に登場した。プロレス団体WWEの旧名でもあり、パンダの必殺技が「希少生物ラリアット」なのは、おそらく両方の意味にかけた高度な洒落。
ZAZA COFFEE 【世界】
元生徒会チームが勉強をしていたところ。「SAZA COFFEE 大洗店」がモデル。劇中の山盛りモンブランを再現した限定特別メニュー「マリー様のモンブランケーキ」はガルパンさん垂涎の激レア品。
пирожки 【世界】
「お好み焼き 道」に貼られているカチューシャのポスターの見出し。「ピロシキ」のロシア語表記だが、続く文面はプラウダ高校への勧誘で、ピロシキとは関係がない。TVシリーズであいさつのように言っていた「ピロシキ~」を、そのまま見出しにしてしまったのだろう。なお、ポスターの絵柄は、ソ連軍の勧誘ポスターが元ネタ。
Ⅰ号戦車B型 【軍事】
ドイツが第一次大戦後に初めて量産し、スペイン内戦にも投入した戦車。小型で、本格的な戦車戦を行うには力不足。青師団高校が用いた。
1時36分 【台詞】
そど子が知波単学園の迷彩アヒル、特二式内火艇(カミ)の接近を察知して報告した方位。36分と非常に細かいのはさすが。
Ⅲ号突……なにがし 【台詞】
知波単学園の特二式内火艇(カミ)が水上から大洗女子学園を攻撃するシーンで、車長の西原がⅢ突を指して「Ⅲ号突……なにがし 」と「突撃」という言葉を呑み込んでいる。戦車の名前でも突撃って言っちゃうと勘違いして突進してしまう子がきっといるからなのだろう。
7TP単砲塔型 【軍事】
ポーランドの軽戦車。ボンプル高校が双砲塔型とともに用いた。37ミリ戦車砲と機銃を搭載し、機銃しか持たない双砲塔型よりも火力が高い。
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