――第1回の自己紹介に続いては、他己紹介でキャストを読者に紹介してもらいたいと思います。楡井さん→花宮さん→野中さん→佐々木さん→菅さん→月音さんという順番でお願いできますか？
楡井　ういちゃん（花宮）は、とってもストイックです。梢先輩とも似ているなと思うんですけど、とにかく自分が納得いくまでやり続ける。しかも、自分が納得できないことだと堂々と意見するじゃない？
花宮　自分のこだわりが強すぎて、大人の人にもけっこう言っちゃう（笑）。
楡井　そこが私的にはカッコいいし、うらやましいなと思う！　あとは、やっぱりパフォーマンス力がすごいです。歌もダンスもめちゃめちゃうまくて、スリーズブーケでも、いつか対等な立場で隣に立てるように自分も頑張りたいって思わせてくれる存在。でも、かわいい面もあるんですよ。

花宮　ないないない（笑）。
楡井　たくさんあるよ！　たとえば、とっても知識に偏りがあるところ。紅茶だったり、トレーニングだったりダンスの知識はすごい。そういうわかることに関してはバーッとしゃべるのに、わからないことに対してはキョトンとしている。そのキョトンとしているのが、またかわいい（笑）。
菅　だって、バスに乗ったことないんですよ（笑）。
花宮　学生時代の送り迎えが車だったんで、バスに乗る必要がなかったっていうだけだよ（笑）。
楡井　こうやって持論を展開していくのを聞いているのも面白いですね（笑）。

――では、花宮さんは野中さんを。
花宮　最年少だけど、しっかりしています。でも、だんだん最年少っぽいところが出てきて。天然っていうのかな？　けっこうおかしな部分が垣間見えてきているんですよ。
楡井　あなたも天然ですから（笑）。
花宮　いやいや。なすちゃん（野中）は本当にびっくりするから！　さっきまで普通にしゃべっていたのに、急に1分間のタイマーをかけてその場で眠り始めて、1分経ったら本当にバッと起きて。

野中　目を開けているのって、すごいエネルギー使うんですよ。目って、一度つむっていただくとわかるんですけど、もう一度開けるとこんなにも目に力を使っていたんだって思うようになるんです。だから、ちょっと疲れちゃったら1分間でも目を閉じて寝ます！

――そんな野中さんからは、佐々木さんはどう見えていますか？
野中　こっちゃん（佐々木）は視野がすごく広くて。ちゃんとまわりが見えている方です。すごくかわいらしい方でもあって。何かがあって泣いたあとに、泣き終わった自分の顔を鏡で見て「あ、かわいい」って言うんですよ。それが、めっちゃかわいくて（笑）。

――それはなかなか珍しいですね（笑）。
佐々木　泣くと落ち込むじゃないですか。自分の顔を鏡で見たときにかわいいとテンションが上がるんですよ（笑）。自分なりの元気の出し方です。
楡井　最高だよね！
菅　ホント最高！
花宮　最高すぎ！
佐々木　でも、たまにコンディションが悪いと、鏡を見て落ち込みます。
野中　いや、それでもかわいいです！

――続いては、佐々木さんから菅さんを紹介してください。
佐々木　……。
菅　ちょっと（笑）。
花宮　めっちゃ考えてる（笑）。
菅　考えるのやめて！　すぐに出して出して！
佐々木　今、ずっと考えていたんだけど……。
菅　何もない？
佐々木　いや、こうやってボケると全部突っ込んでくる感じが面白い（笑）。私、すごいボケたがりだから、ありがたいなって思う。人によってはわかりにくそうなボケでも、「これはボケてるんだ」ってちゃんと気づいて突っ込んでくれるし。あと、かんかん（菅）は人と違う面白い行動や発言をよくするんですよ。見ているだけですごく面白いんだけど、本人はそれを本気で真面目にやっているのがさらに面白くて（笑）。そこに今度は私が突っ込めるし、お互いに楽しいね！

菅　楽しい、楽しい！　こっちゃんも、めっちゃオモロいよ？
佐々木　……。
菅　あれ？　今の発言で心の距離が遠ざかった？
楡井　遠くなったと思うよ（笑）。
菅　え、ちょっと……！（笑）
野中　大丈夫だよ（笑）。

――では、菅さんから月音さんを紹介するなら？
菅　こなち（月音）は、コミュ力が高いんですよ。私は相手が距離を詰めてくれると、自分も自然と距離を詰めていけるタイプだから、ありがたかったです。あと、自然とみんなの気持ちを代弁してくれるっていうか。疲れたら、すぐに口に出して「あー、疲れた！」って言ったりする（笑）。レッスンの間とかだと、たぶん、みんなも疲れてはいるんですよ。そこでこなちが言ってくれるから「そうだね」みたいな。そうやって、ちょっとみんなが「言っても大丈夫かな」と思うようなことを悪気なく言ってくれる。だから気を許せる。

――他には「お腹空いた」とか？
楡井　あー、「お腹空いた」はよく言っていますね。
花宮　「お腹空いた」「疲れた」「眠い」はよく聞くね（笑）。
月音　私の三段活用（笑）。
菅　そういうところもありつつ、何でもできちゃうんです。たぶん陰で努力しているのか「いや、わたしも本当にできないんだよね」って言いつつ、できちゃう。そういうところも本当に尊敬するし、私はいつもテンパり気味なところがあるので、そういうときでも落ち着いて「かんかん、大丈夫だよ」って声をかけてくれる。私のほうが年上のはずなんですけど（笑）、しっかり支えてくれるので、私にとってはめちゃくちゃありがたい存在ですね。
月音　逆もあるけどね。わたしが「眠い！」って言うと「こなち、眠くないよ！」って（笑）。

――最後は、月音さんから楡井さんを紹介してもらえますか。
月音　はい。のんすけ（楡井）は本当に花帆のままで、花帆を成長させたらこんな感じなんだろうなって思います。わたし、こんな少女に出会ったことない。たぶんわたし、のんすけにもし何か嫌なことを言われても、全然嫌味に聞こえない。
菅　わかる！
花宮　仮に「ブサイクだね」とか言われてもね。
楡井　こんなかわいい面々に向かって言うわけないじゃん！（笑）
月音　全部に対して「わたし、一生懸命です」っていう感じがすごくあふれ出ていて。
楡井　……恥ずかしい（笑）。

月音　でも……「少女」に尽きる。少女で主人公、ヒロインって感じ。
楡井　これ、恥ずかしいですね。聞いているの恥ずかしい（笑）。
月音　他のメンバーはみんな、人間の極端な部分を集めたような個性があるんですけど（笑）、のんすけは真ん中で構えてくれているんですよ。のんすけがいてよかったなって思う！