役としてだけでなく役者としても、思いを感じながら演じていた(持田)
――それでは、お互いに大きな影響を与えてきた存在である手塚役の山田さんから不二周助役の持田さんへ、ひと言お願いします。
山田 ライバル的な存在でもあり、すごく支えてくれた存在でした。役としてだけではなく、稽古中に一緒にいる時間も長くて、真剣な話はもちろん、ふざけた話もする関係になれました。貴重な仲間ができたなと思っているので、これから先も仲良くしたいですね。
――続いて、持田さんから河村 隆役の大友 海さんへお願いします。
持田 タカさんとしての(大友)海が、ベンチワークで不二を心配してくれたり、応援してくれていたのはずっと見ていたし、役としてだけでなく役者としても、その思いを感じながら演じていました。だから、すごく信頼していますし、受け取ったものもあれば僕から海に渡せたものもあったのかな、と思っています。
――では、大友さんから乾 貞治役の塩田一期さんへ。
大友 立海公演でいちばん好きな試合が乾と柳 蓮二の試合なんです。好きな歌でも挙げた氷帝公演での樺地崇弘との戦いと重なる部分があったし、シングルス3(S3)の苦労もわかるから、あの試合でものすごく応援したいという思いが強かった。(塩田)一期くんが歌もダンスもすごくがんばっていることを知っているから、乾が一期くんで本当によかったな、と思っています。
――次は塩田さんから菊丸英二役の富本惣昭さんへ、ひと言お願いします。
塩田 ベンチワークで菊丸がちょこちょこデータを聞きに来たりするような交流が増えていったのは、公演を重ねるごとに役として、そして役者としてお互いに尊敬するところが増えていったからなのかなと思います。惣ちゃん(菊丸英二役:富本惣昭)は努力家で、尊敬することが多くて、役としても役者としても、とても大切な仲間です!
――富本さんから大石秀一郎役の原 貴和さんへお願いします。
富本 大石役が原ちゃん(大石秀一郎役:原 貴和)だったからこそ、こんなに楽しく一緒にテニスができたんだなと思っています。もちろん、他のキャストとのダブルスの試合も楽しかったのですが、やっぱり黄金(ゴールデン)ペアって特別で。原ちゃんだからこそ言えることもあるし、原ちゃんも俺だから言えることがあったと思っていてくれたらうれしいな。本当に楽しい3年間をありがとうございました!
――では、原さんから手塚国光役の山田健登さんへ、ひと言お願いします。
原 みんなが言っていることだと思うのですが、健登くんが手塚部長で本当に良かったなって思うし、健登くんだからこそ、みんながついていったというのもあって。普段は、ふわふわしている感じですが、やるときはビシッとやるし、その切り替えが本当にすごくて信用しています。ずっと、その背中についていったし、それは役としてだけでなく役者としてもですね。健登くんが手塚部長で本当に良かったです!
青学(せいがく)は、もう家族です(山田)
――それでは最後に、青学(せいがく)メンバーへひと言、お願いします。
富本 今日はいないけど、越前リョーマ役の(今牧)輝琉はね、役的にもみんなに「おチビ」って呼ばれていて、最初の頃にちょっとふざけていたときに「俺、座長ぞ!」って言うんですけど、それがすっごくかわいくて。
全員 わかる、わかる。
富本 それが立海公演では「俺、座長ぞ!」という言葉にすっごい説得力があって。丁寧に時間をかけて、たくさん努力している姿も見ていているからこそ、ひとまわり背中が大きくなった感じがして。役作りも、役への向き合い方もすごく変わって、公演ごとにどんどん進化していました。それが今、爆発しているんだなって思います。
大友 なにより、青学(せいがく)のみんなが変わったよね。テニミュ4thシーズンが始まった頃は互いに手探りだったけど、公演を重ねるにつれ、役を理解して、考えて、それぞれに自分のいるべき場所を見つけたなと感じています。
持田 たしかに、なんか言葉にするのが難しいけど、俺らだけがわかっている、それぞれの担当みたいなのがあるよね。
大友 一期なんて最初、こんなにしゃべる人じゃなかったもん! なのに今、すっごくしゃべるじゃん!(笑)
塩田 まあたしかに!(笑)
山田 みんな、演じる役に寄り添っていったという感じがします。最初に話したように、僕は役とかけ離れたところにいたけれど、この3年間でその距離を縮めていって、今がいちばん近い状態だと感じていて。でも、それはみんなもそうなんだろうなって思うし、そうやって僕らの青学(せいがく)ができたんだなってあらためて感じています。
原 これは僕のイメージなんですが、青学(せいがく)って虹みたいだなって思うんです。みんな性格が全然違うし、いい意味でばらつきがあっていろいろな色がある。でも、そんな僕らだからこそ、この青学(せいがく)になれたと思うし、このメンバーで本当に良かった。誰かひとり欠けてもダメだったし、もう運命ですね、運命。
山田 ほんとに、僕ら、家族です。
- 山田健登
- やまだ けんと 5月29日生まれ、長崎県出身。
- 原 貴和
- はら たかかず 12月9日生まれ、山口県出身。
- 持田悠生
- もちだ はるき 7月13日生まれ、埼玉県出身。
- 塩田一期
- しおた いちご 12月22日生まれ、東京都出身。
- 富本惣昭
- とみもと そうしょう 7月21日生まれ、東京都出身。
- 大友 海
- おおとも かい 6月26日生まれ、三重県出身。
ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン Dream Live 2024
~Memorial Match~
原作 許斐 剛『テニスの王子様』(集英社 ジャンプ コミックス刊)
構成・演出 三浦 香
音楽 坂部 剛/Yu (vague)
振付 遠山晶司(梅棒)/YOU
主催 テニミュ製作委員会
—————————————————————————-
■ライブ配信・アーカイブ配信実施決定!
5月25日(土)12:00/17:00兵庫公演、6月2日(日)12:00/17:00(大千穐楽) 東京公演を動画配信サービス「U-NEXT」にてライブ配信・アーカイブ配信いたします。詳しくは下記URLよりご確認ください。
https://t.unext.jp/r/4th_dl2024
■Blu-ray/DVD発売決定!
2024年11月13日(水)にBlu-ray/DVDの発売が決定いたしました。
詳しくは下記URLよりご確認ください。
https://www.tennimu.com/discography/tennimu/fourth/4th_dl2024/
—————————————————————————-
- ©許斐 剛/集英社・テニミュ製作委員会