――最初に、『蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』に参加することが決まったときの心境を教えてください。
楡井　ラブライブ！シリーズはずっと参加したかった作品なので、決まったときは本当にうれしかったです。しかも、花帆ちゃんを演じることになって。これはより責任感を持って頑張らないとな、と思いました。

花宮　私は今までに「人生でいちばんうれしい」という言葉を使ったことがなかったんです。でも、今回の出演が決まったときは、泣きながら「人生でいちばんうれしいです」ってマネージャーさんに伝えました。それくらい、本当にうれしかったです。
月音　私も感激して泣いちゃいましたね。歌える声優を目指していたので、今回の出演によってはっきりした目標ができて、気持ち的にすごく楽になりました。
菅　まさか受かるとは本当に思っていなかったので、とにかくびっくりで。オーディションのときもめちゃくちゃ緊張していて、思うようにできなかった部分もあったんですけど、あとから聞いたお話では「ニコニコしていてパンチの効いた子」と思っていただけたそうだったので（笑）、やっぱり笑顔は大事だなとあらためて思いました。役が決まってからは、どんな風にルリちゃんと過ごしていこうか、楽しみがたくさん増えて、ワクワク感が大きくなっていきました！

――「パンチの効いた子」というのは？
菅　私、当日着ていた服が全身緑だったみたいなんです。はっきりとはおぼえていないんですけど、たぶん緑にハマっていた時期で（笑）。
楡井　スイカ柄のズボンでしょ？
菅　あ、そう！　そうだ！　それで、とにかく勢いだけで頑張って、緊張していたけど笑顔は忘れないって決めて。でも、それが印象に残ったみたいで、よかったなーって（笑）。

――野中さんと佐々木さんはどうでしょう？
野中　まず、こんなに大きな作品のオーディションを受けさせていただくことが本当にありがたくて、素敵なチャンスをいただいたなと思っていました。受かったと聞いてからは、もっと自分の成長速度も上げたいし、取り組むことの幅も広げたいと思って、さらにやる気が出ています。
佐々木　もともと別の活動をしていたので、逆に選ばれにくいのかなと勝手に思っていたんです。でも、オーディションには「絶対に受かりたい！」という気持ちで参加しました。結果的に合格できて、本当にうれしかったです。過去の活動で経験したことを活かして、蓮ノ空での活動では後悔のないようにやっていきたいなと思っています。

――それぞれが担当しているメンバーの個性、魅力、好きなところ、注目してほしいポイントなどを教えてください。
野中　私が担当している村野さやかちゃんは、しっかり者で頑張り屋だけど、ときどき空回りしちゃうこともある女の子です。1年生で愛らしさやピュアな部分もあるんですけど、自分の行動や言動にはちゃんと責任を持っていて、フィギュアスケートとスクールアイドルの両立を目標に頑張っているんです。でも、頑張りすぎてしまったり、ちょっとおっちょこちょいというか、抜けているところもあるので（笑）、そこがすごくかわいらしいなって思います。一緒にDOLLCHESTRA（ドルケストラ）というユニットを組んでいる綴理（つづり）先輩のお世話もよくしているので、そのふたりの絡みにも注目していただきたいです。

月音　私が担当する藤島 慈（めぐみ）ちゃんはあざとい子で、自分がこう見られたらかわいいだろうな、っていうのをわかっているんです。かわいいと思ってやっている自覚があるので、じつはすごい頭がいいんだろうなって思っています。まぁ、そのわりに勉強は苦手そうだったりするんですけど（笑）。個人的には、こうなりたいと思える理想の女の子が、慈ちゃんです。あんな風になれたら楽しいだろうなって思います。
佐々木　慈ちゃんは自己プロデュース力がすごくあるし、こなちも自己プロデュース力や他の子をプロデュースする力があると思う。とってもかわいく撮れるアプリとか教えてくれるし！
月音　よかったー！

佐々木　夕霧綴理ちゃんは、しゃべるとふわふわした天然の子なんですけど、高身長で前下がりの髪型で、前髪も斜めでカッコいい感じの見た目なんです。そのギャップがすごく魅力的だなと思うし、ステージに上がるとさらに豹変して、普段の動きの1.5倍速のパフォーマンスを披露したりするんです。それでいて寂しがりやで、同じユニットのさやかにいっぱいお世話してもらっているんですけど、自然とまわりの人がお世話したくなるような魅力もあります。いろいろな顔があるのが綴理ちゃんの魅力です。

楡井　日野下花帆ちゃんは、天真爛漫という言葉を具現化したらこうなるんだろうなっていう、常に明るくて笑顔でキラキラしていて、みんなの手を取って引っ張っていく女の子です。いつもどんなことに対しても前向きで、自分が楽しそうって思ったら何でもためらわずにチャレンジ……というか、チャレンジじゃなくてやりたいからやるだけですね（笑）。頑張ろう！とかじゃなく、とにかくやりたいことを思いっきりやろうとする姿がとてもまぶしく思います。
花宮　私が担当する乙宗 梢ちゃんは、スクールアイドルクラブの部長で、音楽一家の娘なんです。幼い頃から習い事をしてきたお嬢様で、みんなにダンスを教えたり、他人に対してはしっかり者なんですけど、自分のことはよくわかっていない（笑）。でも、そこがかわいいし、魅力なのかなって思います。

菅　花帆ちゃんはまっすぐ素直な明るさで、慈ちゃんはあざとかわいい明るさだとしたら、私が担当する大沢瑠璃乃ちゃんは、みんなに茶々を入れる明るさだなと思っています（笑）。ルリちゃんって、6人でいるときにひとりの子が楽しくなさそうだって気づくと、その子に「大丈夫？」って気を使っちゃう子なんです。とにかく全員が楽しい場所であってほしいと願っているから「みんな楽しいかな？　元気かな？」って気を使いすぎて自分の充電が切れちゃう（笑）。それで結局みんなに迷惑をかけちゃうんですけど（笑）。そういうところがすごく魅力的だし、個性でもあるなと私は思っています！