――チャイナ系とドーリー系、2ポーズでの撮影となりました。いかがでしたか？
七瀬　夢のような時間でした……。いつかご一緒できたらいいなと思っていた憧れのスタイリストさんにスタイリングしていただけたので。それに、ひとつの衣装で２パターンの髪型を作っていただけるとも思っていなかったので、めちゃめちゃ幸せでした！　じつは私、私服は黒ばかりで。もう、毎日真っ黒なんですよ（笑）。だけど、かわいい色のお洋服を着たい願望もありますし、ピンク色の服やロリータも好きなので、撮影で着られてうれしかったです。

――長い髪も印象的でした。
七瀬　美容院で定期的に整えつつ、5年くらい伸ばしています。下ろすと膝くらいまであるんですよ。

――髪を伸ばしているのは、願掛けか何かだったり……？
七瀬　いえいえ！　切るきっかけがなくて、なんとなく伸ばしていたらこうなりました。毎日ドライヤーが大変です。夏場は、お風呂上がりに汗をかきながら乾かしています（笑）。

――そんな七瀬さんの今後についても教えてください。来年（2026年）で事務所に所属して5年目になるそうですが、その頃にはどんな声優になっていたいですか？
七瀬　声優としては、ずっと変わらず「明日につながるものを届けたい」と思っています。私がいちアニメファンだったとき、「もうすぐ大好きな作品のイベントがあるから！」と、近い未来の希望に思いを馳せて、日々のモチベーションにしていたんです。だから、今度は私がそのモチベーションを与えられる側になりたい。そう思って、ひとつひとつのお仕事と向き合っています。そして、アニメやゲーム、朗読劇など声優としての出演作を増やすのはもちろんなのですが、近い将来、私の原点でもある舞台にも挑戦したいですね。背が低いので、舞台の上でどこまで存在感を出せるのかわかりませんが、ぜひチャレンジしたいです。

――では、そこからさらに5年後の、10年目にはどんな声優になっていたいですか？
七瀬　大きな何かを成し遂げていたい！という願望はとくになくて。土台を固めつつ、着実に進んでいきたいな気持ちです。そして、ソロでも発信できる場ができていたらうれしいですね。

――例えば、アーティスト活動とか？
七瀬　うーん！　もしチャンスをいただけるなら挑戦したいですが、まだ考えられないです。おそれ多くて（笑）。ただ、今言えるのは、私が携わった作品や発信した物事に、少しでも多くの「勇気」を乗せられていたらいいなと思います。