――TVアニメの1期と1stツアーを経た今、Liyuuさんはどんな気持ちですか？
Liyuu　なんというか……「うわー！」という感じです（笑）。長い旅だったというか、やり切ってよかったという思いが強くて。でも、もうすぐ次が迫っていて。そのあともまた次、次、次……とずっと続くので、みんなと会うたびに、自分たちはどんな姿に見えるんだろうなって、すごく楽しみにしています。

――アルバムのソロ曲「水色のSunday」には、どんな魅力を感じていますか？
Liyuu　Liyuu　可可ちゃんの仕草を感じられる曲だなと思いますね。タイトルにも水色が入っているので、“可可色”が満載です。聴くだけで、可可ちゃんと一緒に散歩している気持ちになります。悩みとか悲しみとか、ちょっと楽しくない気持ちのときでも聴くと元気が出るし、気持ちが明るくなるし、歌い出したくなる曲ですね。

――好きな歌詞のフレーズを教えてもらえますか？
Liyuu　サビの最後の「宝石それより綺麗さ あこがれは」というところ。可可ちゃんはずっとスクールアイドルが大好きで、自分もやりたい、と憧れて日本に来たから、その気持ちがここに入っていると思います。あと、コーラスの中国語もお気に入りです。これも可可ちゃんの曲として、彼女の気持ちをすごく表現できているなと思います。今は日本でスクールアイドル活動をしているけど、故郷の上海のことも大事に思っている、そんな自分がいるっていう……心の中にいるもうひとりの自分が中国語で歌っている気持ちですね。

――アルバムリリース後には、2ndライブも開催されます。
Liyuu　1stツアーは、一段一段、階段を上っていくイメージでした。2ndライブでは、そこを上った今の私たちを見てほしいし、そこにいる私たちの姿をずっとおぼえていてほしいです。そして一緒に楽しんで、その瞬間を思い出に残してください。私もみんなと一緒に、その瞬間をめいっぱい楽しみたいです！

――TVアニメ2期への意気込みを聞く前に、1期の可可の姿を振り返って、あらためてどのように感じますか？
Liyuu　可可ちゃんは、後ろから仲間を支えている印象がすごく強いです。衣装は全部、可可ちゃんが作っているんだと思うと、Liella!にとってかけがえのない存在ですよね。自分のことよりもかのんちゃんたちのことを大事に思っているんじゃないかな、という気がしますし、みんなと一緒にスクールアイドルをやっている瞬間が本当に大切なんだろうな、とあらためて思います。

――第10話は、そんな可可の思いがとくに強く感じられたエピソードでした。
Liyuu　すみれと可可ちゃんの絆が感じられましたね。すみれはずっと可可とケンカをしている印象が強いですけど、神津島に行くお話（第5話・第6話）では暑さに弱い可可を気遣ってくれたり、代わりに料理を作ってくれたりもしているんですよね。そんなふたりの関係が、第10話で一気に絆と呼べるものになりました。今まではどこか認められない部分もあったのですが、すみれの本当の気持ちがわかってからは、もう無条件で支えるようになりました。「じゃあ一緒にやろう！」って、本当にまっすぐな気持ちで。

――とくに印象的だったセリフを教えてください。
Liyuu　第10話で、すみれにティアラを差し出しながら言う「あなたのために作ったのですから」というセリフが、すごく印象に残っています。可可ちゃんは、誰よりも相手の本当の気持ちが理解できて、いろいろなところでみんなを支えてプッシュする子。だからときどき、Liella!は可可ちゃんがいなかったら、結成できなかったんじゃないかなって思うんです。

――そういえば「千砂都がスクールアイドルをやりたいと思っている」と最初に気づいたのも可可でしたね。
Liyuu　そうなんです。「あなたのために作ったのですから」は、そんなみんなの背中を押してあげる可可の性格がよくわかるセリフだと思います。

――そんなTVアニメ1期から次の2期に向けて、今、どんな気持ちですか？
Liyuu　とにかくワクワクしています！　自分でも好奇心が抑えられないというか、すごく楽しみですね。

――表現もちょっと変わっていきそうですか？
Liyuu　きっと、シーンによっては変わっていくと思います。1期でもそうでしたが、相手に気持ちを伝えたい、その伝えたい気持ちが強くなればなるほど、変わると思います。でも、そんなに変わらないところもあると思いますね。

――可可が抱えていた大きな秘密が、2期でどのように描かれるのか気になります。
Liyuu　可可ちゃんにとっては、大変なことになるかも……？　いっぱいいっぱいになることもあるかもしれないですけど、楽しみに待っていてください！