――CDには、グループごとの『LIVE with a smile!』も収録されています。
小林　Aqoursは、9人で歌ったときのきらめきがすごいんです。全員の声が重なったキラキラ感は他のグループにはない魅力だと思うし、自信があります！
相良　虹ヶ咲は12人で歌っているので、音圧がすごいと思います！　あとはミア・テイラー役の内田秀ちゃんはオーストラリア出身なので、英語の歌詞の部分のネイティブ感がすごいです！
岬　Liella!は5人なので、音圧では負けると思います（笑）。でも、だからこそひとりひとりの歌声をしっかりと感じていただけるのではないかなと思います！

――先輩の小林さんからふたりに聞きたいことはありますか？
小林　Aqoursってガツガツしているというか、運動部みたいなノリで、男の子っぽいと言われることが多くて、女子の流行とかにうといんです。だから、ふたつのグループを見ていると「私たち大丈夫かな？」って思うことがあって。ステージに立てばちゃんとかわいいと思っているんですけど、リハとかでは男前なんですよ（笑）。

相良　たしかに以前ゲネプロを見たときにかっこいいなと思いました、アスリート感が出ていて。
小林　なので、何か女の子っぽい流行りを教えてください（笑）。
相良　私はダメですね……そのあたりは虹ヶ咲の中でいちばんダメなんです（笑）。あかりん（鬼頭明里）に聞けば、きっとわかると思うんですけど。
岬　私も「女子の流行って何だろう？」みたいな感じですね（笑）。
小林　そうか……ふたりに聞いてもダメなのかー（笑）。
相良　私がAqoursさんで気になるのは、いつもどんな話をされているのかということ。以前、メイクルームが一緒だったんですけど、ずっとおしゃべりしていて、それがめちゃめちゃ面白くて。いつもあんな感じだとしたら、すごく楽しそうだなって。
小林　少し前、久々にAqoursのみんなと会ったときは、撮影場所の目の前にある川をずっと見ていて「あそこにネッシーいるよ！」って話していました（笑）。スマホのカメラで一生懸命拡大して「あれ、絶対ネッシーだよ」「でも、ネッシーってさぁ……」とか、2時間以上ネッシーの話題で大盛り上がりでした（笑）。
相良　虹ヶ咲は全員でいることが少ないので、ふたりとか3人だと普通に「ライブ不安だよね」「もうすぐだよね」「あんまり実感ないけど大丈夫かな」とか、そういう話しかしないんです。
小林　それはね、Aqoursもそういう話はします！（笑）
岬　Liella!は食べ物の話をめちゃめちゃしています（笑）。最近はツアーがあるから、その土地の食べ物の話になったり。あとは、おいしかった食べ物の写真を見せ合ったり、レッスンの帰り道は食べ物の話しかしていないです。「あのお店おいしそう」とか「あそこ新しくなってない？」とか、みんな食べることが本当に好きですね（笑）。

――カウントダウンライブを終えると2022年を迎えます。来年は、どんなことを思い描いていますか？
小林　2021年はみなさんと会える機会が少ない一年だったので、2022年は私たちからみなさんに会いにいける機会をいっぱい作れる年にしたいです。そのうえで、Aqoursである以上はトップスピードで駆け抜けていく姿勢は貫いていきたいので、誰にも追いつかれないように私たちだけの道を作っていきたいなと思っています。2月と3月にはドーム公演も控えていますし、そこからみなさんとさらにつながって、またAqoursが大きく広がっていければ！
相良　虹ヶ咲は、2022年2月に『ラブライブ！虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 4th Live! ～Love the Life We Live～』を京セラドーム大阪で開催します。はじめて関西で公演をするんですが、私は昔、京セラドームにはよく行っていて、「ここに立ってみたいな」と思っていた子供の頃の夢がかなうんです。うれしい気持ちと同時に大丈夫かなという不安もありますが、虹ヶ咲にとっての新たなステージとして精一杯がんばりたいと思っています。そして4月からはTVアニメ2期の放送が始まって、また新しい虹ヶ咲の物語をみなさんにお届けできます。私たちもどんな物語になるかはまだわからないのですが、間違いなく虹ヶ咲が大きく歩みを進める年になると思うし、ぜひ来年を心待ちにしていただけるとうれしいです。

岬　私たちLiella!は、2021年12月でキャスト発表から1年が経ちます。2021年は何から何まで怒涛すぎて、記憶に残ることがたくさんあったけれど、「こんなに1年って早かったっけ」と思うくらいに濃い1年でした。その分、いろいろな方に知っていただく機会もあり、みなさんに期待していただいているからこそ、2022年はその期待をいい意味で裏切りたいなと思っています。そのうえで先輩方に負けないよう、もっと私たちらしい輝き、もっともっとLiella!だけの魅力を見つけたいです！