――合同でのカウントダウンライブ『LoveLive! Series Presents COUNTDOWN LoveLive! 2021→2022 ～LIVE with a smile!～』は、ファンにとって夢のような時間になると思うのですが、開催が決まったときの心境を教えてください。
小林　びっくりしました。Aqoursとしてはみなさんと2年連続で一緒に年を越せる（2020年はAqours単独で無観客生配信ライブを開催）というよろこびがありつつ、「また素敵な仲間たちとシリーズを一緒に盛り上げていこう。来年もがんばるぞ！」と、みんなで一丸となるライブになるのではないかなと思っています。
相良　私は去年、Aqoursさんのカウントダウンライブを見ながら、桜坂しずく役の前田（佳織里）さんの家でひとりで年を越したんです。前田さんに急な仕事が入っちゃったので、家主がいないお邪魔先でひとり年を越したという（笑）。でも、今年は自分がライブに出る側になるので！　まず、はじめて体験するカウントダウンライブなので、それが楽しみです。今からお祭り感を感じて、ワクワクドキドキしています。それに「AqoursとLiella!は見ているけど、虹ヶ咲はまだ知らない」という方もいらっしゃると思うので、そういう意味では負けないようにがんばろう、という気持ちになっています！
岬　カウントダウンライブが決まったときは、ただただ驚きました。私も去年はAqoursさんのカウントダウンライブを見ながら年越しをしたので、その1年後に、まさか自分が同じようにカウントダウンライブの舞台に立って、Aqoursさんだけじゃなく虹ヶ咲のみなさんとも共演できるだなんて。当日は素晴らしいステージに自分たちも一緒にいられる幸せを、ただただ噛みしめるんだろうなと予想しています。先輩方のパフォーマンスをこんなに間近で見られる機会もなかなかないと思うので、楽しみつつも、全力で吸収したいという思いが募っています。
小林　それぞれの作品でみんなが同じ方向を目指してがんばっているからこそ、一緒に舞台に立って盛り上げていこうという気持ちになると思うので、今回こういう機会をいただけて、Aqoursとしてもがんばらなければと身の引き締まる思いです。みんながいてくれる心強さがある一方で、負けないぞという闘争心もありますね。Aqoursはいつだってチャレンジャーなので、そういう気持ちを忘れずに全力で挑みたいなと思っています！

――カウントダウンライブのテーマソング『LIVE with a smile!』が11月3日にリリースされました。ラブライブ！シリーズらしさが詰まった楽曲ですが、魅力や好きなポイントを教えてください。
相良　それぞれの今までの軌跡を歌詞に書いてくださっていて、ラブライブ！シリーズが好きな人ならもっと好きになってもらえる曲になっているのではないかなと思います。歌詞には「虹」や「星」などシリーズを象徴したような言葉が出てきて、聞いているだけで楽しい気持ちになってくるし、感慨深いものがあると思いますね。こういったみんなで一緒に歌唱する楽曲ができると聞いたとき「どんなふうになるんだろう？」と思っていたんですけど、どのグループが歌っても成立するような曲になっていて、すごくいいなと思いました。あと、私はレコーディングのとき、小林さんの声がリードだったんですよ。今までは虹ヶ咲のメンバーのリードを聞きながらだったので、それも新鮮でした。めっちゃ歌うまいな、と思いながらレコーディングしました（笑）。
小林　え、うれしい。ちなみに私はダイヤさん（CV.小宮有紗）の歌を聞きながらでした（笑）。
岬　私ははじめて聞いたとき、大きな輪っかを思い描きました。ラブライブ！シリーズという大きなくくりでみなさんと一緒に歌わせていただけるということで、手を取り合って歌っている光景を想像して、歌の中で夢のつながりみたいなものを感じたんです。作品は違っても、同じシリーズの中で心がつながっていること、歌が好きだという思いや愛がつながっていることを、この曲を通して感じました。「想いはひとつ」という歌詞が、私はすごく好きです。きっとみんなで手拍子しながら盛り上がれる曲なんじゃないかなと思います。

小林　みんなと一緒に合唱できるようなあたたかさを感じた歌だったので、今回のカウントダウンライブでは情勢的にみなさんと一緒に歌うことはできないかもしれないけれど、いつかそういう未来が来たらいいなという希望も込められているように感じています。ラブライブ！シリーズが好きという気持ちがあれば、それもいつかかなうんじゃないかなという気持ちになる、そんな曲でした。愛の詰まったこの曲をみんなで歌えることが本当にうれしいですし、今後も歌い継がれてどんどん大切な曲になっていくのではないかなと思います。