――3rdライブ（『ラブライブ！虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会3rd Live! School Idol Festival ～夢の始まり～』 2021年5月）は、初のドーム公演となりました。
指出　広かったね……。
村上　たしかに。今回は満席の会場は見られなかったけど、客席は光の海という感じで。すごくきれいな景色でした。
田中　いまだに私たちがあそこでライブをしたということが不思議で。それまでにAqoursさんのライブを見て、いつかは自分たちも立ちたいと思っていたのですが、心のどこかで「やっぱり無理かな」という気持ちもありました。4年間活動してきてやっと立てたことがうれしいし、感慨深いし、幸せだなと思うのですが、なんだかまだふわふわしているというか不思議です。来年の1月に発売になるライブBlu-rayを見るまで実感がわかない気がします（笑）。
指出　客席からの景色であの場所はおぼえていたけど、ステージからの景色ははじめてだったので、その記憶が焼きついています。
村上　わかる。「やっとお客さんに会えた！」ってテンションが上がった！

指出　3rdはTVアニメのあとということもあって、（高咲）侑ちゃんのおかげで「あなた」という存在を強く意識しました。ライブも「『あなた』があそこにいる！」と思いながらのステージでしたし、お客さんに会えたというよろこびをより強く感じました。
田中　侑ちゃんといえば、ピアノね。（矢野）妃菜喜ちゃんも「ピアノを弾いたことで、やっと虹ヶ咲の一員になれたよ」と言っていて、みんなとの絆もより深まったのではないかと思います。
村上　最高に緊張したライブだったけどね。
田中　緊張した。ライブが始まる前も泣いたし、終わったあとも泣いたし。アニメのあとでお客さんの期待値も高かった分、ソロ曲へのプレッシャーがとても強かったです。
指出　緊張しているちぇみー（田中）の印象が強いです。
田中　毬亜にはけっこう弱音を吐きました（笑）。

村上　2日目は私がメドレーのトップだったのですが、そのときのお客さんの反応が忘れられなくて。マスクをしているけど、口を開けて驚いているのがわかったんです。
指出　「声繋ごうよ」ではみんながステージに駆けつけて一緒に踊ってくれて。みんな自分の曲で大変だったと思うのですが、「やりたかった」と言ってくれたのがうれしかったです。ソロ曲はひとりでステージに立つ分、孤独感があるのですが、仲間が一緒にいるということが心強くて、いちばん安心してパフォーマンスできた曲でした。

村上　みんな「ここがいちばん楽しくない？」って感じだったよ。
田中　虹ヶ咲はソロ曲がメインだからこそ、できることの幅があると思うんです。（2ndライブでは）なっちゃんの曲にダンサーさんが来たり、毬亜もキッズダンサーと一緒だったし、先輩たちがやってこなかったことにチャレンジできるんじゃないかってワクワクしています。