TOPICS 2024.02.20 │ 12:00

ペイトン尚未の「並行多元ヒロインズ」第8回
甘くてかわいいスイーツの誘惑(中編)

声優・ペイトン尚未がさまざまな「ヒロイン」に扮し、憧れや理想を追求するフォト&インタビュー連載「並行多元ヒロインズ」。第8回の中編では、今回のテーマである「お菓子&スイーツ」に関連するアニメ・実写作品の思い出について話してもらった。

取材・文/大久保和則 撮影/松本祐亮 ヘアメイク/三反理沙子 スタイリング/佐野夏水 衣装協力/RoseMarie seoir、NILE PERCH

スイーツ✕ヒロインで思い浮かぶのは……

――「お菓子」や「スイーツ」がモチーフになっているアニメ作品はたくさんあります。その中で好きな作品やキャラクターというと?
ペイトン ふたつあって、ひとつは『キラキラ☆プリキュアアラモード』です。本当に毎回のように『プリキュア』シリーズを挙げてしまうんですが(笑)、すごく好きな作品で。『プリキュア』シリーズって、中学2年生で14歳の女の子が主人公になることが多いんですけど、この作品もそうです。しかも、ちょうど私が14歳のときに放送された作品でもあって、それが印象深い理由でもあります。世界観もキャラクターも「スイーツ✕アニマル」がテーマになっていて、とにかく甘いテイストの絵がすごくかわいいなと思って見ていました。みんなかわいいので推しを決めるのは難しいし、すごく迷うんですけど……やっぱりキュアマカロンが好きです!

――迷いつつも、キュアマカロンをいちばんに挙げる理由は?
ペイトン まずはビジュアル。キュアマカロンに変身する琴爪ゆかりちゃんは高校2年生で、お姉さんキャラなんです。当時14歳の私からすると、すごく大人に見えていました。そのゆかりさんと(剣城)あきらさん(キュアショコラ)の組み合わせが好きだったんですけど、そこで見せる落ち着いた、ちょっと高嶺の花のような、一匹狼みたいな雰囲気がよかったんです。彼女は猫がモチーフになっているので、猫っぽいところも印象的だったし好きでした。でも、やっぱり何と言っても大きいのは、キュアマカロンを演じている声優さんが、私が大好きな初音ミクのオリジナルCVを担当した藤田咲さんだということです。

――それはペイトンさんにとって大きなポイントですね。
ペイトン 大きいですね。キャストが発表されたとき、「あ! ミクさんと一緒だ!」と思いました。でも、ミクさんのときの声と全然違って、当時14歳の私は「声優さんってすごい!」って思ったんです。そういう意味でもすごく好きだし、印象深いキャラクターですね。

聞いているとお菓子が食べたくなるキャラクターソング

――もうひとつの作品というのは?
ペイトン 『ご注文はうさぎですか?』です。スイーツはあまり関係ないかもしれないんですけど、喫茶店が舞台になっているので。とくにチノちゃん(香風智乃)が大好きです。「お菓子な夢をおひとつどうぞ♪」という、チノちゃんのキャラクターソングがあるんですけど、タイトル通りお菓子がテーマになっている曲で、もうとにかくかわいい! チノちゃん、かわいい♡ すみません……心の中のオタクが出てしましました(笑)。でも、そうなっちゃうくらいかわいいにあふれた楽曲が、チノちゃんを演じている水瀬いのりさんのかわいいボイスで歌われていて、耳が幸せなんです! お菓子やスイーツが関連するアニメだと、私はこの2作品が好きだなーと思います。

――「お菓子な夢をおひとつどうぞ♪」の歌詞にはプリンやマカロン、ビスケット、キャンディといったワードが登場しますね。
ペイトン そうなんですよ。聞いていると食べたくなっちゃいます(笑)。

和菓子の奥深さを知ったドラマ

――お菓子やスイーツの登場する実写作品で印象に残っているものはありますか?
ペイトン パッと思い浮かんだのは、何年か前に放送された『私たちはどうかしている』というテレビドラマです。

――2020年夏に放送された、浜辺美波さんと横浜流星さんが主演のドラマですね。
ペイトン 老舗和菓子店を舞台にしたミステリー作品なんですけど、本当に面白かったです。それまで和菓子は、形を見てきれいだなとは思っていたんですけど、見た目だけでない意味が込められていたり、とても奥深い世界なんだなということもこの作品を通して知りました。印象に残っているのは、ある羊羹が差し出されるシーン。羊羹の真ん中に栗が入っている「満月」という和菓子が出てくるんですが、差し出された人がその羊羹を開いたら栗が入っていないんです。それでその人から「何も入ってないじゃない?」と言われるのですが、「これは『新月』(という名前の和菓子)です」って。「うわー! カッコいい!」と思いました。ミステリーとしても面白かったし、和菓子には日本人が持っているロマンチストな部分が表現されていることを知ることもできて、めちゃくちゃ勉強になりました。

――春はこれ、秋はこれなど、和菓子には四季がある国ならではの文化が継承されていますしね。いつか「お菓子」や「スイーツ」がテーマやモチーフになった作品でヒロインを演じるとしたら、どんな役柄が理想ですか?
ペイトン 王道かもしれないですけど、やっぱりスイーツ職人を目指しているヒロインを演じてみたいですね。『夢色パティシエール』とか、ああいうイメージです。やっぱりスイーツ作りって、それはそれは難しいことだと思うんですよ。その難しいことに、ひたむきに挑戦する。そんな夢に向かって一生懸命に頑張っているヒロインを、いつか私も演じてみたいなと思います!endmark

作品情報


ペイトン尚未2nd LIVE 『泡沫』

<開催日時>
2024年3月20日(水・祝) 開場 16:00/開演 17:00

<会場>
森のホール21

<チケット>
全席指定:7,700円(税込)
チケット一般発売中!

<受付URL>
SMA TICKET
https://sma-ticket.tstar.jp/artist/paytonnaomi

イープラス 
https://eplus.jp/naomi_payton/

ローソンチケット 
https://l-tike.com/naomi-payton/

チケットぴあ 
https://w.pia.jp/t/naomipayton-c/
 


ペイトン尚未 3nd Single『コスモノーツ』
品番/SLRL-10128
価格/2,500円(税込)
発売日/2024年3月13日

〈収録曲〉
01.コスモノーツ

02.アリア

03.だから

04.コスモノーツ -Instrumental-

05.アリア -Instrumental-

06.だから -Instrumental-