――まず、自分の所属以外のグループについて、魅力的だと思っている部分について教えてください。
小林　虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会は、ソロアイドルとしてひとりひとりの個性が際立っているなと思います。ひとりでステージに立つのは大変だと思うけど、それを乗り越えて個々が輝こうとしている。そして、みんながひとつになったときにまた違った輝きを見せてくれるところは、Aqoursにはない素敵な魅力だと思っています。
相良　ありがとうございます。ひとりだと視線が集中するので、緊張感やプレッシャーに負けそうになるときもありますし、そこを乗り越えるにも自分の力が必要になってくるので、みんなから力を分けてもらえる部分もあるけれど、最終的には自分が折れないでがんばらないと立てないです。だから、孤独との戦いというところがあるのかな。

小林　Liella!は始まったばかりで、周りからの期待を受けてプレッシャーも感じているだろうけれど、がむしゃらでまっすぐな部分があって「かわいい！」と思いながら見ています。それぞれがこだわっている部分も感じるし、メンバーに対しての愛も感じますね。

――Liella!は、自分たちでも初々しさを意識しているのでしょうか？
岬　初々しさ、ですか……。
小林　違うんです！　そういうのを考えていないまっすぐなところがピュアでいいんです！（笑）
相良　もし、考えて出しているなら、ちょっと嫌ですもん！（笑）
岬　さすがに初々しさは計算して出せないです（笑）。ただ、目の前にあることをひとつひとつクリアしていかないことには先に進めないので、できることを必死にやらなきゃ！という姿勢に、もしかしたら「初々しさ」を感じていただいているのかなと思います。まだ余裕がありません（笑）。
小林　でも、パフォーマンスも完成されていて「本当にこの子たちははじめてステージに立ったの？」と思うくらいに完成度が高くて。Aqoursで最初にライブをしたときは、もうスタートと同時に号泣みたいな感じだったから（笑）。
相良　Aqoursさんは「µ’sさんに続くグループ」ということもあったし、いろいろなプレッシャーのなかで、みなさん走り続けていらっしゃるというか、９人全員が『ラブライブ！サンシャイン!!』に全力を注いでいるんだなと感じます。作品への愛はもちろん、ライブパフォーマンスが見ていて本当にすごいんですよね。『ラブライブ！フェス』（2020年1月）のリハーサルをこっそり見ていたのですが、メンバー同士で意見を交わしている姿を見て、ひとりひとりが高い意識を持ってステージを作っていることが伝わってきました。Aqoursさんが引っ張っていってくれたからこそ、虹ヶ咲もがんばれているんだなと思うし、そんなAqoursさんの姿をすごくかっこいいなと思っています。そしてLiella!ちゃんは……やっぱりかわいいですね（笑）。

小林　ね！　かわいいよね！
相良　でも、かわいいだけじゃなくて、配信イベントでの初パフォーマンスを見たら完成度が高くておどろきました。同時に、初パフォーマンスでここまで仕上げてきたということは、それだけ短い期間でがんばったんだろうなって、ウルウルしちゃって。はじめてのこと、大変なことがいっぱいあるなかで、一歩一歩100%の力でがんばっているLiella!ちゃんは本当にすごいなと思います。小林さんが「初々しさ」って言っていましたけど、ちょっとミスをしてしまったときの「あっ……」ていう感じもかわいいんですよ。その完成度の高さとのギャップがまたいいな、と思いました。
岬　Aqoursさんはラブライブ！シリーズの新しい道を切り開いていった方々だなと思っています。パフォーマンスやそれ以外の活動でも、つねに新しいことに挑戦し続けているところがかっこいいです。そういう頼もしいところが、私たちが尊敬している理由だと思います。虹ヶ咲のみなさんは、小林さんもおっしゃっていましたが、ソロでステージに立ち続けている姿が本当にかっこいいなと思っています。しかも、その緊張をステージでは一切見せなくて、ただただキラキラしていて輝いている姿に釘付けになってしまうくらい、ひとりひとりの個性が輝いていて大好きです。