今年の夏は、ひまわり畑に行きたい
――ペイトンさんにとって、まだ夏休みはなじみ深いものだと思いますが、理想の夏休みを過ごすなら、どんな夏休みになりますか?
ペイトン 田舎のおじいちゃんおばあちゃんの家に行って、そこで出会った女の子とひと夏の思い出を作る! 最後は「また来年の夏休みに会おうね! 約束だよ!」と言って別れるんです。アニメにありそうな展開ですね(笑)。でも、誰もが妄想する夏休みだと思います。
――実際に、そういう思い出は?
ペイトン ないですね。私のおじいちゃんの家は大都会にあって、むしろ私の実家のほうが田舎にあるんです。だから、田舎から都会に行く夏休みでした。
――そもそも夏は好きですか?
ペイトン もう少し涼しくなってほしいとは思いますけど、夏という季節自体はロマンティックで、だから夏が題材になっているアニメ作品がたくさんあるんでしょうね。あと、夏はひまわりがたくさん咲くじゃないですか。私は、ひまわりを見るのがすごく好きなんですよ。ひまわりは背が高いので、小さい頃は背伸びしても届かなかったひまわりの花が、私の背が同じくらいになってしまったことに気づいたときには少し切なくなりましたけど……でも、そんなところにもロマンティックさを感じます。
――ひまわり畑に行ったことは?
ペイトン ひまわりを見るのは好きなんですけど、ひまわり畑には行ったことがないんです。20歳になったので、ひとりで行くのもいいなと思うのですが、今年は中学・高校時代からいつも一緒に遊んでいた同級生を誘って行きたいなと思っています。
いまだに怖い? 風鈴の思い出
――「夏の風物詩」という言い方をしますが、ペイトンさんにとっての夏の風物詩というと?
ペイトン ベタかもしれませんけど、風鈴が思い浮かびますね。風鈴には思い出があるんです。小学校に入る前なのですが、お母さんが風鈴を買って「なおちゃん、これ運んでおいてね」とお願いされて運んだんですけど、テーブルの上にうまく置けなくて割ってしまって。「壊しちゃった……どうしよう」って大泣きしました。お母さんは怒らずに新しい風鈴を買っていたのですが、怖くて、いまだに値段が聞けていないです(笑)。
――ペイトンさんには好きな「夏ソング」はありますか?
ペイトン いろいろありますが、私が小さな頃から聞いている曲だと、Whiteberryさんの「夏祭り」とか。あとは、アニメの主題歌としてもカバーされている「secret base~君がくれたもの~」。夏が終わりそうなタイミングで聞きたくなります。ボカロ曲で挙げると、ラテルネさんの「夏空とコントレイル」という曲も、夏の終わりに似合う切ない曲です。今年の夏もたくさん聞くんだろうなと思います。
20歳の誕生日とその後の変化は?
――ひまわり畑の話題で「20歳になったので」という言葉がありましたが、誕生日当日はどんな風に過ごしたんですか?
ペイトン 誕生日になった瞬間の7月1日の0時から、インスタライブを配信させていただきました。夜遅い時間なのに、ありがたいことにたくさんの方が見に来てくださって。時差のある海外から見てくださった方もいたんです。そこで一斉に「お誕生日おめでとうございます!」というメッセージをいただいたんですけど、皆さんと一緒に特別な節目を迎えられてうれしかったです。それからさっきも話題にした、仲のいい同級生たちに「このお店に集合!」と誘われて、サプライズで花束をもらっちゃいました。花火がついたケーキも出してもらって、すごくびっくりしたんですけど、私はなんて幸せなんだろう、なんていい友達がいるんだろう、みんなと出会えて良かったな、今も仲がよくてありがたいなと感じました。
――その誕生日からひと月ちょっとが経ちましたが、何か変化はありましたか?
ペイトン それが、何もないんです(笑)。本当に何もなくて、お酒もまだ飲んでいないんですよ。最初に飲むお酒は大事だと思うので、何がいいかずっと考えているんですけど、考えるばかりでまだ飲んでいないんです(笑)。ただ、何を飲むかは決められていないんですけど、とにかくお店では飲まないようにしようと思っています。
――それはどうしてですか?
ペイトン 万が一お酒が体質的にダメだった場合を考えると、お店の人に迷惑をかけちゃうと思うんです。なので、最初のお酒はお家で、家族や信頼できる友人と一緒に飲みたいなと思っています。お家で飲むんだからコンビニで売っているお酒でいいと思うんですけど、「もう大人ですよ」と決意を持って飲めるような、特別なお酒を最初に飲みたいという気持ちもあるんです。だから、最初の一歩が踏み出せない(笑)。
――連載の第1回で「居酒屋のおつまみが好きなので、20歳になったら居酒屋巡りをしたい」と言っていましたが、まだ少し先になりそうですね。
ペイトン 以前、家族で行った居酒屋で食べた納豆の天ぷらを早く食べたいんですけどね。そういえば、お店の場所をお母さんにまだ聞いていないので、早く聞かなきゃ(笑)。