TOPICS 2023.12.25 │ 12:00

ペイトン尚未の「並行多元ヒロインズ」第6回
ビンテージマンションで考えたケモミミっ娘の気持ち(後編)

声優・ペイトン尚未がさまざまな「ヒロイン」に扮し、憧れや理想を追求するフォト&インタビュー連載「並行多元ヒロインズ」。2023年最後の連載記事となる第6回の後編では、大きな変化があった今年を振り返りながら、来る2024年に向けて思い描いていることを聞いた。

取材・文/大久保和則 撮影/松本祐亮 ヘアメイク/三反理沙子 スタイリング/佐野夏水 衣装協力/miku moritake

いろいろな意味で自分を変えられた2023年

――今回が年内最後の連載記事になります。2023年を振り返って、どんな一年になったと感じているか、教えてください。
ペイトン いろいろなことに挑戦して、新たに始めたことがすごく多かった一年だなと思っています。CDデビューをさせていただけたこともそうですし、Febriさんにも7月からこの連載でお世話になりました。

――この連載は、ペイトンさんの20歳の誕生日からスタートしました。
ペイトン 20歳という節目からお世話になることができて、本当に感謝しています。今までやってこなかったヘアメイク、着てこなかったお洋服に出会えて「私、意外とこういう服も似合うんだ」とか、自分の新しい一面を知ることができました。すごく楽しかったです。

――CDデビューは大きいですよね。
ペイトン いやもう、どでかいです(笑)。ダイレクトに私の歌を伝えられる手段なので。これからも自分の好きな音楽ジャンルはもちろんですけど、皆さんが好きな音楽ジャンルも教えていただいて参考にしつつ、頑張っていきたいと思います。どうぞ、来年以降もよろしくお願いします!

――2023年のプライベートは充実していましたか?
ペイトン 去年までの私は、あまり人を誘ったりしない人間だったんですね。きっと忙しいだろうなとか、いろいろ気にしちゃって。でも、自分が誘われたときに行けなかったとしても、誘ってもらえたらうれしいじゃないですか。そう思えるようになってからは、前よりも少し積極的に私から「ねえ、この日、空いてないかな?」と聞くようになりました。その結果、いろいろなところに遊びに行ったりしましたね。

――どんなところに行ったのでしょうか?
ペイトン 身近だったけど、これまで足を向けなかった場所、それこそ渋谷とかにも行く機会が増えました。渋谷には大学生になった友達に連れて行ってもらったんですけど、本当にずっと知らなかった世界というか。人も多いし、ちょっと怖そうだなと思って避けてきた場所なんです。でも、行ってみたらおいしいお店に出会えたり、いろいろな意味でものの見方や自分を変えられた一年だなと思います。ただ、夜遅くに渋谷を出歩くのはまだちょっと怖くて無理かな(笑)。

もっと堂々と「声優です!」と言えるようになりたい

――中編でクリスマスの話をしましたけど、クリスマスが過ぎると年末がやってきて、新しい一年が始まります。2024年は、どんな一年にしたいですか?
ペイトン 今年は歌の面で成長や挑戦する機会をいただいた年だったので、来年はトークと演技の部分で大きく変われたらいいなと思っています。トークはこの一年、自分なりにいろいろと勉強していて、ネタ帳を書いたりしているんですよ(笑)。その成果を来年以降、どんな風に発揮していけるかなと、今からワクワクしています。あとは演技ですね。こちらも自分で練習を重ねたり、レッスンを受けたり、いろいろな作品に積極的に触れてきて、まだまだ成長できると思っているので、限界を決めずに自分に厳しくやっていきたいなと思っています。お仕事では、そんな2024年にしたいです。

――演技というのは、まずは声の演技からしっかりやっていきたいなと?
ペイトン そうですね。自己紹介をするときは「声優」という肩書きを名乗っているんですけど、もっと堂々と「私は声優です!」と言えるような人間になりたいなと思っています。

――ネタ帳には何を書いているんですか?
ペイトン 本当に些細なことですね。電車の中でこういうことがあったとか、道端に何が落ちていたとか。番組に出演するときにアンケートを書かせていただく機会が多いので、そういったときに使ったり、エピソードトークをするときに困らないように書き留めています。

――なるほど。声優さんってトークが面白い方が本当に多いですからね。
ペイトン そうなんです。それが、すごいプレッシャーなんです(笑)。まず、皆さん声がきれいじゃないですか。それに加えて話が面白いとリスナーさんは絶対うれしいだろうし、私もそうありたいと思うので、ネタ帳は頑張って書いています。

新たなチャレンジを来年の連載で……?

――プライベートでは、どんな一年にしたいですか?
ペイトン ずっと髪型を姫カットにしたいなと思っているんですよ。でもこれ、来年とか関係ないですね。明日にでもやろうと思えばできるので(笑)。

――とはいえ、出演作品との兼ね合いなどで髪型を変えられない場合も少なくないですから。
ペイトン そうなんです! だから、今すぐはちょっと難しいかもしれないですけど、希望を捨てずにいつか姫カットはやりたいなって思っています。でも、一度姫カットにすると、ヘアアレンジのバリエーションが限られそうなので、似合わなかったらどうしよう、なんて考えちゃいます。

――じゃあ、ウィッグで試してみます?
ペイトン あ、いいかも! やりますやります(笑)。

――いつか、この連載で姫カットのウィッグを試すかもしれない(笑)。
ペイトン そうですね(笑)。あとはそうだな、ロリータ服を着たいです。お仕事でロリータ服を着させてもらったことがあるんですけど、プライベートでも着たいなと思います。それがお仕事につながるのも、楽しそうだなって思いますね。

――ゴスロリとかじゃなくて、ストレートなロリータですか?
ペイトン ストレートのほうがいいですね。ゴシックロリータも好きなんですけど、どっちかというとクラシカルなイメージがすごく好きなので、そっちに挑戦したいです。

――じゃあ、ファッション的にも新しいものに挑戦する2024年になりそうですね。
ペイトン はい! 今年に引き続きお仕事でもプライベートでも新しいことに挑戦しつつ、充実した一年になるように頑張りたいと思います。2024年も、ペイトン尚未とこの連載を引き続きよろしくお願いいたします!endmark

開催情報


ペイトン尚未2nd LIVE 『泡沫』

<開催日時>
2024年3月20日(水・祝) 開場 16:00/開演 17:00

<会場>
森のホール21

<チケット>
全席指定:7,700円(税込)
・オリジナル紙チケットまたは電子チケット
・SMA VOICE会員先行受付中!