TOPICS 2024.04.28 │ 12:00

ペイトン尚未の「並行多元ヒロインズ」第10回
物語の始まりは「上京ヒロイン」とともに(後編)

「上京ヒロイン」をテーマにした、声優・ペイトン尚未のフォト&インタビュー連載「並行多元ヒロインズ」第10回の後編。妄想上の新生活や、いつか演じてみたい「上京ヒロイン」像について想像をめぐらせてもらった。

取材・文/大久保和則 撮影/松本祐亮 ヘアメイク/三反理沙子 スタイリング/佐野夏水  衣装協力/NICOLE CLUB

東京とはまた違った札幌への憧れ

――もし、この春からまた新しい生活を始めるとしたら、どんな新生活がしたいか教えてください。
ペイトン 全然知らない土地で新しく生活を始めたいなという気持ちがあります。今まで行ったことのない場所に行ってみたいです。海外はちょっと怖いので、日本国内。私、札幌に行きたいなとずっと思っているんです。なので、札幌で新しく生活を始めてみたいですね。あ、もちろん、この仕事をしていなければの話なので、完全に妄想です。ファンの皆さん、安心してください(笑)。

――寒さには強いほうですか?
ペイトン いや、ダメなんですよね。なので、実際には軽い気持ちで言えないんですけど、これは妄想なので(笑)。前回の連載でも話題にしましたけど、私は初音ミクさんが大好きで、彼女は札幌生まれなんですよ。いつかミクさんを感じに北海道に行きたいな、と思っているんです。

――「海外に引っ越すのはちょっと怖い」と言っていましたが、もし世界中どこにでも引っ越していいと言われたら、どこに引っ越したいですか?
ペイトン 妄想の中だったら海外でも! イタリアに行きたいです。パスタとかピザとかイタリア料理が大好きだから! すみません、小学生みたいな理由で(笑)。

――ニョッキもありますしね。
ペイトン ニョッキもありますね! ジェノベーゼも好きですし。怖くない場所ももちろんあると思いますし、イタリア語がペラペラに話せるならという前提で、イタリアに行きたいです! 

続きを楽しみにとってある「引っ越しから始まるアニメ」

――いつも撮影のテーマに沿ったアニメのキャラクターについても話してもらっていますが、引っ越しから始まる作品は多いので、今回はだいぶ幅が広くなってしまいますね。
ペイトン 好きな作品というか、気になっている作品がひとつあって。『スキップとローファー』という作品を、マネージャーさんがすすめてくださったんです。ヒロインが石川県から上京してくるところから始まる物語で、第1話を見て面白いと思いつつ、まだ続きを見られていないので、今後の楽しみに取っておいています。

――引っ越しがキーになる作品は、本当に多いですよね。
ペイトン 多いですよね。よく話題にする『プリキュア』シリーズもめちゃめちゃ引っ越しするので。主人公が転校してくる、みたいな始まりがすごく多いんですよ。

――引っ越しにはドラマがあるということですよね。引っ越すことで何かが変わったり、始まったり、起こったりするきっかけになるという。
ペイトン 今放送されている『わんだふるぷりきゅあ!』にも、引っ越ししてきた女の子が登場するんです。その子がどうなっていくんだろうと気になっています。この記事が公開される頃にはわかっているかもしれないんですけど、今はそれが楽しみですね。

――もし、「上京ヒロイン」を演じるなら、こんなキャラクターを演じてみたい、という希望はありますか?
ペイトン 方言で話すキャラクターには興味がありますね。母が京都出身なので、京都弁にはなじみがあって自分で話すこともあるので、関西から転校してくるヒロインなら自分の特技も活かせるかなと思うんです。いつかやってみたいですね。

――具体的にどんな子をイメージしていますか?
ペイトン 京都の子だとしたら、おっとり、はんなりしていて、いわゆる京美人と呼ばれるような子をイメージする方が多いと思うんですが、私はむしろサバサバした子がいいですね。全員がそうではないと思いつつ、関西の方はやっぱりグイグイ来る方が多い印象があるじゃないですか。私の親戚にも多くて、母もまさにそうなんですよ。そういうキャラクターにはまだ挑戦したことがないので、やってみたいなと思っています。

――ペイトンさんのお母さん要素を取り入れた場合は、ハグをしまくるキャラクターになりそうです(笑)。
ペイトン 「ほらギューって、ギュー!」って(笑)。そんなシーンがあったら、きっと母は喜びますね。「私がモデルなんやないの?」って(笑)。

――どんな物語でしょうか?
ペイトン いちばんときめくと思うので、学園もので。関西から転校してきて、東京のクールな男子を方言でキュンとさせたいんだけれども、なかなかうまくできない……みたいな。かわいくないですか!?

「好き」と言いつつ最近できていないこと

――この春から新たに挑戦したいことや、「自分のここを直したい」みたいな目標はありますか?
ペイトン 部屋の床にバッグを置かないようにしたいです。よく置いちゃうんですよ。あと、棚の上にレシートを広げない。出したものを片付けるとか、最近そういう生活の基本的なことができなくなってきていますね……。おかげで今は部屋があまりきれいとは言えない状況でして。片付けができるようになりたいです。(前編で)掃除が好きだと言ったばかりなのですが、じつはここのところできていないんですよ(笑)。

――最後に、仕事とプライベートの近況について教えてください。
ペイトン この記事が公開される頃には「2ndライブの『泡沫』、楽しかったなー!」という気持ちでお仕事をしていると思います(笑)。プライベートでは、最近パンが自分の中でちょっと熱いんです。「パンの田島」というお店のコッペパンが気になっていて、食べてみたいんですよね。いろいろなところに店舗があるみたいなので、近くに行く機会があったら寄ってみようと思います。

――ペイトンさんが大好きな散歩の季節にもなってきましたね
ペイトン 徐々に散歩日和も増えてきましたよね。今日は風が強かっんたですけど、穏やかな風が吹いていて暖かい日は、ぜひ皆さんもお散歩してみてください!endmark

ペイトン尚未
ぺいとんなおみ 7月1日生まれ、埼玉県出身。ソニー・ミュージックアーティスツ所属。2020年に『BATON=RELAY』(高橋京子役)で声優デビュー。その後、『ラブライブ!スーパースター!!』(平安名すみれ役)に抜擢され、劇中にスクールアイドルグループ「Liella!」のメンバーとしての活動を開始。2023年3月1日、ソロアーティストとして1stシングル『魔法』をリリース。2024年3月20日には2nd LIVE『泡沫』を開催した。 Twitter/@_Naomi_Payton_  Instagram/_naomi_payton_