TOPICS 2022.07.14 │ 12:00

聖地巡礼のススメ2022②
あのシーンと同じ風景の「撮り方」は!?

作品の舞台を訪れる「聖地巡礼」の魅力を、Febri流に徹底解説するこの特集。第2回は写真をテーマに、作中そっくりに撮影するための知識や、便利なアイテムなどを紹介しよう。

文・浅野健司

カメラだけじゃないオススメ巡礼グッズ!

ここまで説明したカメラをはじめ、巡礼をしていると「あったら便利」というアイテムがけっこうある。そこで筆者が取材時に使用している中から、とくにオススメのものをご紹介しよう。道具は旅を助けてくれるだけでなく、気持ちも高めてくれる相棒のような存在。自分だけの装備をそろえれば、さらに心弾む巡礼となるだろう。

①OLIMPUS OM-D E-M5 Mark2
小型軽量のミラーレス一眼カメラ。ボディ、レンズともに防塵防滴なので、雨中での撮影にも安心感がある。俗に「ズボラレンズ」と呼ばれる幅広い焦点距離をカバーしたレンズがあると、レンズ交換の手間や荷物が減って便利だ。

②アームバンド型スマホホルダー
本来はジョギングなどの際に使用するものだが、ひとりでの取材時にはスマホにアニメの映像を表示し、写真のようなスタイルで確認している。

③折り畳み自転車
現地での移動に活躍。車や電車にも気軽に乗せられるし、レンタサイクルと違って返却時間がないところも便利。電動式なら言うことなしだ。

④チャック付きポリ袋
雨のときに必須なのがこれ。スマホやタブレットを入れて密封すれば、故障を気にせず巡礼を続けられる。

⑤ペットボトルホルダー
カラビナで飲み物を下げることができるのが便利。手がふさがらず、鞄を開ける必要もないので、夏場や険所では必需品。

⑥自撮り棒
聖地で記念写真を撮るのに役立つが、じつは高い位置から俯瞰したシーンを撮影するときにも役立ってくれる。一眼レフ派の人は軽量の一脚や三脚で代用しよう。その際には、スマホでファインダーが確認できてシャッターも切れるカメラが便利だ。

撮影も奥深く面白い

さて、第2回はいかがだったろうか。聖地の写真を一枚撮るにも、こだわり出すと奥が深く、それゆえの楽しさがあることを感じていただけたら幸いだ。場所の探し方同様、撮影にも謎解きの面白さが隠れている。

次回は最後となる第3回。「旅」をキーワードに、舞台の場所だけに留まらない、聖地全体の楽しみ方をご紹介しよう。