――今回はツリーハウスでも撮影しましたが、どんな印象でしたか？
ペイトン　初めて本物のツリーハウスを見ました。小学生のときに『マジック・ツリーハウス』という本を読んで、ツリーハウスには憧れていたんです。でも、日本ではめったに見かけないものじゃないですか。なかなか目にしないところも含めて憧れがずっとあって、今回の撮影で10年越しの夢がやっとかないました。

――ワクワクするような空間でしたか？
ペイトン　そうですね。すごく広いというわけじゃなかったんですけど、ひとりになりたいときとか、ああいう場所で、ぼーっとしていたら癒されそうだなと思いました。

――秘密基地感がありますよね。
ペイトン　そうですね。「秘密基地」という言葉、大好きです！　昔から、私の心の中には小2男子がいるんです（笑）。女の子の友達にはなかなか理解されなかったんですけど、秘密基地が欲しすぎて、自宅の押入れに作ったりしていました。「危ないから」って親にはしかられましたけど（笑）。

――その秘密基地には、何を置いていたんでしょうか？
ペイトン　ぬいぐるみとニンテンドーDS。あとは、夏休みだったのでお菓子とアイスを持ち込んで、お母さんにバレないようにその中で食べていました。怒られましたね。「汚れるやろ！」って（笑）。

――今回の撮影場所には、お花もたくさんありましたよね。
ペイトン　お花は好きですし、贈りものとしていただくこともよくあって、いただいたお花はいつも花瓶に移して大切にしています。やっぱり見ていて癒されますし、花瓶選びをするのも楽しいんですよ。

――ちなみに好きなお花は？
ペイトン　何度か話していますけど、桜が好きです。桜以外だと、季節のお花に惹かれがちです。この記事が公開される7月だと、ひまわりかな。

――今回の撮影テーマにちなんでの質問ですが、「天使のような人」や「天使みたいな存在」という表現があります。そういう人に出会ったことはありますか？
ペイトン　事務所の先輩の楠木ともりさんは、天使のような方だなと思います。いつも気にかけてくださるんですよ。見かけるたびに「元気？」と体調を気遣ってくださって、優しくて後輩思いで。すごく明るい方ですし、お会いするたびにパワーをもらうんですよね。本当に温かい方で大好きです。

――身近に「天使」と思えるような存在はいますか？
ペイトン　人以外だったら、実家の犬と猫です。ちょうど先日会ったばかりなんですけど、やっぱり天使でした。犬はもうおじいちゃんの年齢なので、あまり目も見えていないんですけど、においとかでわかるみたいで「頭なでて！」って身体を寄せてくるんです。そんなのもう、なでるなでる！（笑）　ゴシゴシ、ゴシゴシって、たくさんなでて毛まみれになって帰ってきました。猫も「抱っこして！」って言いに来るんです。ああ……会ったばかりなのに、また会いたくなってきちゃいました。

――では、「天使はいる！」と感じたくらい、幸運な体験や救われたような経験をしたことはありますか？
ペイトン　以前、ひとりでステージに立って歌う機会があったとき、本番直前に「私もうダメ、ダメだ」という気持ちになってしまって。頭の中が真っ白で、このままじゃ絶対に歌詞も振り付けも飛んでしまいそうと思っていたのですが、ステージに立ってイヤモニからカウントが聞こえた瞬間に、パッと歌詞や動きがよみがえってきたんです。結果、本番では自分でも驚くくらいスムーズにパフォーマンスができましたし、見ていた人からも「今まででいちばんよかった！」と言ってもらえたんです。

――それはいつ頃の体験ですか？
ペイトン　今年です。私、本当に本番に弱くて。本番で緊張しない人がうらやましいですね。あのときはステージからはけた瞬間に「はぁー！」と大きな、それでいて幸せなため息をつきました。

――天使についていろいろと聞いてきましたが、あらためてどんなところが魅力だと思いますか？
ペイトン　小学生の頃からずっと憧れていたのですが、なんで憧れていたのかを思い出してみると、いちばんの要因は羽根でした（笑）。背中から羽根が生えているんですよ！　綺麗だし、うらやましいじゃないですか。空も飛べるし。

――飛べるというのは、天使に限らずかもしれませんが憧れますか？
ペイトン　憧れますね。もっと自由になりたいのかな？　今もだいぶ自由な性格なんですけどね（笑）。

――スカイダイビングとかはしてみたいですか？
ペイトン　それは絶対にやりたくないです！　飛びたいのか、飛びたくないのか、どっちなんだよって感じですよね（笑）。

――パラグライダーや気球みたいなものもダメですか？
ペイトン　それも、ひとりは嫌だ……。

――とすると、飛ぶもので大丈夫なのは飛行機くらい？
ペイトン　飛行機も苦手なんです。地上30センチくらいのところで浮かんでいたい。飛ぶ、じゃないですね、浮遊です（笑）。まずは、高所恐怖症を克服するところから始めないとですね（笑）。