――本作から「ニジガク」に参加することになった林さんですが、大西さんと矢野さんが林さんに抱いた第一印象と、林さんのふたりに対しての第一印象を教えてください。
大西　ここちゃん（林）の第一印象は、襟付きの黒いワンピースを着ていて、おとなしくて清楚。ちょこんと座っていて、話しかけたら「あ、はい。そうです」みたいな返事で。会う前は、もうちょっと元気で子供っぽくて、かわいらしいイメージだったけど、想像以上に大人で落ち着いているなって思った。
矢野　すごく落ち着いていて、めちゃめちゃしっかりしている。ニジガクでは最年少だけど、全然そんな風には思えないなって。それが第一印象ですね。

――林さんは、ふたりの第一印象をおぼえていますか？
林　ふたりのことはだいぶ前からSNSなどで活動や普段の様子を見ていて、ずっと思っていたのは、めちゃめちゃスタイルがいいなと（笑）。『ラブライブ！フェス』などで直接姿を見る機会もあったので、あぐぽん（大西）はきっと女の子らしい、歩夢ちゃんそのまんまの人なんだろうなと思っていました。妃菜喜ちゃんは、声優さんとしてだけじゃなくて、舞台とかでも活躍していたから、すごくしっかりしたお姉さんという印象でした。実際はどんな人なんだろう？と思っていて、会うのが楽しみでした。

――そんなお互いの第一印象から、現在は？
大西　今は、めっちゃ元気で明るい子だなって。あと、どこか男の子っぽいというか、ちょっとやそっとじゃへこたれなさそうな――もちろん、落ち込んだりすることもあると思うけど、それを勢いで吹き飛ばせそうな、熱い何かを持っている感じがする。
大西　思ったよりフランクなところも、男の子っぽいなって。
林　よく、「ふざけ方が男子高校生っぽい」とは言われる（笑）。
大西　その、男子中学生・高校生を見ているような雰囲気が、はしゃぎ方とかにたまに表れていて。「妹？　いや、弟？」みたいな（笑）。

矢野　私は、思っていたよりも数百倍オタクだったったのが、いちばんの驚きかな（笑）。リハのあとでご飯に行ったときに、もうずーっとしゃべっていて。自分の好きな舞台の話とか、いろいろな話をしてくれて、そのときに「あ、こんなにオタクだったんだ！」と思った。
大西　「せつ菜ちゃんみ」をめっちゃ感じるよね（笑）。
矢野　ホントにそう。それがかわいいなって、すごく思いました。
林　よかったです（笑）。うれしいですね。ふたりの話を聞いて、ちゃんと自分を出せているんだって思いました。

――林さんから見た、現在のふたりの印象は？
林　あぐぽんは、お姉さんみたいなイメージですね。かわいがってあげよう、みたいな感じが伝わってきて、私はすごくうれしいし、なじみやすい。
大西　よかった（笑）。

林　妃菜喜ちゃんの印象はそんなに変わっていなくて。でも、「にじたび！」（ファンミーティングツアー）で一緒だった公演があって、私がいろいろと悩んでいるときに、話を聞いて一緒に泣いてくれたのがとにかく印象に残っています。「こんなに熱い人だったんだ」という驚きがありました。妃菜喜ちゃんは「しっかりしたお姉さん」みたいな印象だったから「そっか、こんなに身近に思ってくれるんだ」と感じられて、うれしかったです。
大西　うん、うん。わかるわかる。

――ニジガクの皆さんはとにかく仲がよくて、メンバー同士、プライベートでも頻繁に会っていますよね。
矢野　ちょうど昨日も、5～6人で集まって「タコパ」していましたね（笑）。
林　みんな同じ空間にいるのに別々なことをしたりして。でも、それが許される空間だから居心地がいいんですよ。
矢野　誘われるのは、基本的にいつも当日なんですよ。「今日来れる？」みたいな（笑）。

林　私が初めて参加したときは、焼肉だったんです。
矢野　あのときはすごい人数がいたよね。
大西　あ、私が行けなかったやつだ。
林　そう。みんなで焼肉して、まゆち（相良茉優）がめちゃめちゃおいしそうなタンをいっぱい持ってきて。まだひとりひとりとじっくり話したことがない時期だったから、すごく面白かったです（笑）。初参加の私の前で、みんなが素をさらけ出しているのを見て「こんなに自分を出してくれるなんて、なんていい人たちなんだ」って思っていました（笑）。

――今後は、収録曲すべてがラブソングになるという5thアルバムが10月４日にリリース。12月には23日と24に愛知で、来年1月13日と14日には神奈川で6thライブが予定されています。
大西　どんなアルバムになるのかすごく楽しみだし、自分以外のみんなのラブソングを早く聞いてみたいですね。6thライブも、どんなライブになるのか、すっごい楽しみ。24日の愛知公演はクリスマスイブですし！　想像するだけでワクワクしちゃいます！
林　「にじたび！」で披露したライブは4人とか5人のステージだったので、私はまだ全員で一緒に歌ったことがないんです。だから、6thライブで全員曲を全員でパフォーマンスするのがとても楽しみです！
矢野　ここちゃんを含めての全員のライブは6thが初めてですし、私個人としてはニジガクのメンバーとして地方に行くのが初めてなんですよ。それがすごく楽しみで。オフの時間に「どっか行こうよ」って誰かが言い出すのかな、なんて（笑）。

大西　でも、年をまたぐからさ。忘年会とかはやめとこう（笑）。来年の1月まで今年と思っていないと。
林　6thライブが終わるまで、今年を忘年しちゃいけない！
矢野　でも、クリスマスのプレゼント交換は今年もしようよ。
大西　あ、そうだね！
林　したい！
矢野　しよう！　みんなで持ち寄って！

――さらに来年には、劇場上映シリーズ3部作の第1章も公開予定です。
大西　ここまで築き上げてこられて、さらにその先に始まる物語をみんなで一緒に見ることができて、本当にうれしいです。これからも私たちの夢のお手伝いをしてくれたらうれしいですし、私たちも皆さんの夢を全力で応援します！
林　今の私は、『NEXT SKY』の舞台挨拶で皆さんが喜んでくれている姿を見たりして、やっと自分の中で「私、せつ菜としてちゃんと立てているな」と実感できてきたところです。今までのせつ菜のことをすごく大切にしたいなと思っているし、これから私と一緒に進んでいくせつ菜のことも、みんなに楽しんでもらえたらいいなと思っています。
矢野　こんなにたくさんの展開が待っていることがうれしいですし、皆さんとライブを楽しんだり、ニジガクのみんなを応援するのが、今からもう待ち遠しくてしょうがないです。個性豊かなニジガクをこれからも一緒に応援していけたらいいなと思っているので、よろしくお願いします！