TOPICS 2024.01.25 │ 12:00

ペイトン尚未の「並行多元ヒロインズ」第7回
正義の味方よりも興味をかきたてられる「悪のヒロイン」(中編)

声優・ペイトン尚未がさまざまな「ヒロイン」に扮し、憧れや理想を追求するフォト&インタビュー連載「並行多元ヒロインズ」。「悪のヒロイン」がテーマとなった第7回の中編では、自らが悪役になることを想像しながら、その魅力について考えてもらった。

取材・文/大久保和則 撮影/松本祐亮 ヘアメイク/三反理沙子 スタイリング/佐野夏水 衣装協力/ふりふ

目指すは「スーパー銭湯」シリーズ?

――アニメ作品にはいろいろなタイプの「悪役ヒロイン」が登場しますが、好きなキャラクターはいますか?
ペイトン 『魔法少女まどか☆マギカ』の暁美ほむらちゃん。悪役といっていいのか微妙だなと思いつつ、劇場版の最後でああなっちゃうからなぁ……と。主人公の鹿目まどかちゃんがわかりやすく正義の味方で、自己犠牲の塊というか、自分を犠牲にして世界を救って神様になっちゃうような子なのに対して、まどかへの執着心、一途な気持ちがちょっと歪んだ愛に変わっていってしまうほむらの姿が印象的で。悪役というよりは、せつないイメージがあるキャラクターなんですけど、最初に思い浮かんだのはほむらちゃんでした。

――『仮面ライダー』シリーズや『スーパー戦隊』シリーズにも悪役ヒロインが登場しますが、それらの作品は見ていましたか?
ペイトン 最近はあまり見られていないんですが、『炎神戦隊ゴーオンジャー』は好きで見ていました。特撮の悪役ヒロインって、皆さんきれいでかわいいですよね。

――ペイトンさんも似合いそうなイメージがあります。
ペイトン 私がですか? 運動神経がよくないから、アクションシーンが難しいだろうな……。でも、幹部だったらアクションが少ないイメージがあるので、もしかしたらいけるかも(笑)。秘密基地で部下に指令を出すだけ、みたいな。運動神経がよかったら、アクロバティックな動きの戦闘シーンにも挑戦したいんですけどね。でも、ファンの方に「ペイトン尚未がたまにやる運動神経悪そうな動きが好き」みたいなことを言われるくらいなので(笑)。

――銭湯を基地にしている「悪のヒロイン」とかいいんじゃないですか?
ペイトン 「このお湯は誰にも渡さない!」って(笑)。「スーパー戦隊」シリーズじゃなく、「スーパー銭湯」シリーズですね(笑)。

いつかヒールを演じてみたい

――でも、今回の撮影を通じて、「悪役ヒロイン」を演じられるかも、と想像しませんでしたか?
ペイトン まだまだ練習が必要だと思いますね。でも、正義の味方だけじゃなく悪役も大好きなので、いつか絶対にヒールを演じてみたいと思っているんです。なので、手応えを感じられるように、これからもっと頑張りたいと思います。

――写真を見ると、手応えを感じていてもおかしくない出来栄えなんですけどね。
ペイトン うーん、個人的には、まだかわいげあるというか……あ、自分がかわいいって言いたいわけじゃないんですよ!(笑) そういう意味じゃないです!

――どうしてもにじみ出る、隠しきれないかわいさがある(笑)。
ペイトン 違います(笑)。本当に悪役らしい悪役は、かわいげがまったくなかったり、もう見るだけで怖かったりするじゃないですか。そういう悪役ヒロイン像を表現できたらいいんじゃないかなと思っています。

悪の魅力は、想像力をかきたてられること

――ここまで話してきたことを踏まえて、「悪のヒロイン」の魅力はどんなところにあると思いますか?
ペイトン 悪役って、物語の中で必要になるキャラクターですよね。正義の味方の物語を描こうとすると、悪役が絶対必要になってくるじゃないですか。正義にあふれた世界で正義を唱えても、ただ平和な世界で終わるだけなので。同じ世界の中に考え方や思想の違いがあるからこそ、いろいろな物語が生まれるんだと思います。悪には悪の正義があって、悪役側から見ると正義の味方が「悪役」なんだろうな、と思うんです。そういう悪役の存在から、本当に「正義」は人それぞれだなと教えられることもあって。だから、心惹かれるんだと思います。子供向けのアニメだと、けっこうコミカルに描かれていたりもして、愛されるようなキャラクターになっていることが多いので、そこにも魅力を感じていますね。

――アニメや特撮に限らず、ドラマや映画、小説などの物語でも、全般的に悪役側のキャラクターのほうがバックボーンが気になりますよね。
ペイトン どうしてそこに至ったんだろう?と想像を膨らませてくれる余地が主人公・正義側よりも広いので、そこで興味をかきたてられる部分はありますね。悪には悪で、そうなった背景や理由があるはずなので。endmark

開催情報


ペイトン尚未2nd LIVE 『泡沫』

<開催日時>
2024年3月20日(水・祝) 開場 16:00/開演 17:00

<会場>
森のホール21

<チケット>
全席指定:7,700円(税込)
チケット一般発売中!

<受付URL>
SMA TICKET
https://sma-ticket.tstar.jp/artist/paytonnaomi

イープラス 
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ローソンチケット 
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【撮影協力】
帝国湯
住所/荒川区東日暮里3-22-3
営業時間/15:00-22:00
定休日/月曜日