悪いことはみんな妖怪のしわざ、という設定にハマった
――この連載では、いつもテーマに沿ったアニメ作品やキャラクターについて聞いていますが、吸血鬼や妖怪、悪魔、鬼などが登場する作品で、印象に残っているものはありますか?
ペイトン 吸血鬼じゃなくて申し訳ないんですけど、『妖怪ウォッチ』が大好きで。ドンピシャ世代なんですよ。クラスメイトもみんな見ていました。私はゲームをそれほどやらない子だったんですけど、『妖怪ウォッチ』のゲームはやりたくて、買ってもらって何時間もプレイしていました。ヒロインポジションの女の子はいますが、その子よりも妖怪のキャラクターがすごく好きでしたね。
――どんなところが魅力でしたか?
ペイトン 悪いことは、基本的に妖怪のしわざなんですよ。それがめっちゃいいなと思って。だから私も、たとえば運動会で転んだのも、体育の授業で大縄の輪に入れなかったのも、全部妖怪のせいなんだって思うようにしていました(笑)。そう考えると「あなたは悪くないんだよ」と言ってもらえるようで、メンタル的に救われるというか。それに、アニメがとにかく面白かったんですよ。小学生の心にめちゃめちゃ響く内容で、それでいてパロディがたくさん出てきて、大人はわかるけど小学生には絶対わからないだろうっていうネタも多かったんですよね。そういう意味ではお父さん、お母さん世代も楽しめる作品だったと思います。実際、お母さんと弟と3人で見ているときに、お母さんが「これ、めちゃめちゃ『太陽にほえろ!』やん」と言っていたりして(笑)。私は当時知らなかったので「何のパロディなんだろう?」と思いながら見ていましたね。それでもすごく楽しかったです。
お気に入りはギャップが魅力だったあの妖怪
――たくさんの妖怪が登場しますが、お気に入りを挙げると?
ペイトン 私が好きだったのは「キュン太郎」という妖怪です。名前の通り、人をキュンキュンさせる妖怪なんですけど、じつはすっごく腹黒いんです。ピンクの柴犬のような姿で、めちゃめちゃかわいらしい見た目なのに(笑)。ゲームにもアニメにも登場するんですけど、そのギャップが小学生だった私の心のツボにハマって、見た目も性格も好きでしたね。でも、結局ひとまわりしてジバニャンに帰ってきたんですよ。ジバニャンに帰る前は、いろいろな妖怪を好きになっていました。オロチとかキュウビとか、カッコいい系の妖怪も好きになったんですけど、最終的にはジバニャンがやっぱり好きだなと思うようになりました。
――今、キュン太郎の画像を見ているんですけど、たしかにかわいいしイケメンですね
ペイトン そうなんですよ。でも、本当にめっちゃ腹黒い。ゲームで嫌いな食べものをあげたら「ふざけんじゃねぇぞ」と返してきますから(笑)。
――キュン太郎の得意な攻撃は「かみつく」なので、吸血鬼要素がありますね。
ペイトン あ、つながった! 嫌いな食べものをあげたら「ふざけんじゃねぇぞ」と言うのがまた、ちょっと吸血鬼っぽいかも(笑)。
――「ふざけんじゃねぇぞ」も、キュンとする要素になりうるものなんですかね。
ペイトン なるんですよ。私はキュン太郎を友達にしたかったので、好きな食べものしかあげなかったんですけど、今、小学生に戻ってまたゲームをするなら、逆に嫌いな食べものをあげてみたいですね(笑)。
ロマンチックな吸血鬼ヒロインを演じてみたい
――もし、アニメ作品で「吸血鬼ヒロイン」を演じるとしたら、どんな「吸血鬼ヒロイン」を演じたいですか?
ペイトン 物語としては恋愛系がいいです。たとえば、吸血鬼は夜じゃないと活動できないじゃないですか。昼間は外に出ると灰になっちゃうから。だけど、恋をした相手は夜になると姿が消える、というような設定で。
――ずっと会えないんですか?
ペイトン 太陽が沈みきっていないけど、まだちょっと明るい時間に少しだけしか会うことができない、とか。すごくロマンチックじゃないですか。
――切ないですね。その吸血鬼は、どんなルックスなんですか?
ペイトン 今日の衣装みたいな感じでもいいですし、逆にその太陽のような男の人に憧れて白い格好をするとかでもいいかなと思います。やっぱり、牙は必須ですね。
――今話してくれた吸血鬼はすごく切ないキャラクターでしたが、ガチガチに怖い吸血鬼や悪魔、妖怪の役は演じてみたいと思いますか?
ペイトン ぜひやりたいです。そういったリアルに人の心を揺さぶる作品だったり、子供からは怖がられるような役もやってみたいなって思います。そういった作品では、声優としてもすごく高いスキルを求められると思うので、それができるようになりたいです。
ペイトン尚未バースデーパーティー2024『ミラクル』
<開催日時>
2024年6月29日 (土)
昼公演 開場時間/13:00 開演時間/14:00
夜公演 開場時間/16:00 開演時間/17:00
<会場>
NEW PIER HALL
<チケット>
全席指定:7,700円(税込)
チケット一般発売中!
<受付URL>
SMA TICKET
https://sma-ticket.tstar.jp/artist/paytonnaomi
イープラス
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